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「鉄道紀行への誘い」作者による雑記・日記のページです 〜
 ■あれから2年、宮脇俊三さんの話 (2005年2月27日) 
「宮脇俊三の旅」(2003年8月JTB)
 ちょうど一昨年の昨日、2月26日は紀行作家、宮脇俊三さんが亡くなられた日です。
 早いもので、あれからもう2年が過ぎたことになります。

 今日は宮脇さんに関する個人的な思い出話などを3つほど書き残したいと思います。

 ■JTB「宮脇俊三の旅」

 宮脇さんが亡くなられた年(2003年)の7月に、JTBから「宮脇俊三の旅」という本が出ていたのをご存知でしょうか。

 月刊『旅』の増刊号という位置付けで発行されたもので、宮脇俊三氏を大特集した2000年9月号の『旅』を再掲載した上で、家族の寄稿文も新たに載せています。加えて、宮脇氏をインタビューした際の肉声が入ったCDまで付いて1000円というものでした。

 奥さんや娘さんの寄稿文には、病名は悪性リンパ腫だったことや余命半年と宣告されていたこと、アルコール依存症気味であった晩年の様子など、包み隠さず記されており、初めて明らかにされた事実に衝撃さえ受けた記憶があります。

 宮脇俊三や鉄道の旅を追い続けてくれたJTBの『旅』も、今は別の会社による違った「旅雑誌」になってしまい、宮脇さんの死とともに、これも一つの時代が終わったような気がします。

 ■田村明さんとの出会い


 ずいぶん前の話になりますが、宮脇さんが亡くなられてから数ヶ月経った頃、ふとしたきっかけで田村明氏(地域政策プランナー)とお会いする機会がありました。

 「君、宮脇俊三君って知ってるか?この前、亡くなった」
 「もちろん存じておりますが…」
 「彼とは小学校の時、同級生だったんだよ」
 「えっ……、そうだったんですか!」
 「宮脇や奥野と一緒に三人で東海道本線の駅名を全部覚えてなあ…」

 文芸評論家の奥野健男氏(故人)が宮脇氏の同級生ということはよく知っていたのですが、田村氏がそうだったとはつゆ知らず、そう告げられて非常に驚いたものです。

 当時の宮脇家の様子や3人で一緒に遊んだ思い出など、まさにその時代を一緒に過ごして来た人の話だけに、活き活きとした情景が目の前に浮かんできて、この時はお酒の酔いさえ回りませんでした。

 高校生の時に宮脇俊三氏の本を乱読し、大学生の頃は太宰治研究で奥野健男氏の評論に親しみ、社会人になって「まちづくり」に興味を持って田村明氏に出会った…。
 とても不思議な縁を感じずにはいられませんでした。

 以前、拙サイトで宮脇俊三さんに関する話や年表などを書きましたが、これは田村明さんから聞いたお話がなければ書けなかったかもしれません。今更ながらですが、感謝する次第です。

 ■再度、作品を読み直して

 この2年、宮脇さんの作品をいくつか読み直してみました。
 個人的な所感としては、やはり初期の作品が最も面白いということを改めて強く感じずにはいられませんでした。

 特に、『時刻表2万キロ』や『最長片道切符の旅』『時刻表昭和史』『台湾鉄道千公里』が発表された1978(昭和53)年〜1983(昭和58)年頃の作品が最も活き活きしており、読んでいると、思わず吸い込まれてしまうような楽しさがあります。

 この頃、宮脇氏はまだ50歳代。一人旅が多く、作家として最も脂がのっていた時期だったのでしょう。宮脇俊三の真髄は、この間の作品にあるような気がします。

 もちろん、近年の作品にも良きものは多いのですが、編集者や同行人がいるためか、感情移入しづらい面は否めません。

 もし、これから初めて宮脇俊三を読む人がおられましたら、ぜひこの時期の作品から読んみてはいかがでしょうか。
 

■虚しい思い残る「時刻表」ダイヤ改正号 (2005年2月19日)

 久しぶりの更新となってしまいました。
 今回はちょっとした雑感やニュースを3つほどご紹介します。
コリアレールパスのチラシ(JR九州)

■JR九州の東京旅行センターが撤退

 JR九州の旅行代理店「ジョイロード」の東京旅行センター(有楽町の新国際ビル9階)が今月28日限りでの撤退を決めたようです。
 ここは韓国鉄道乗り放題券の「コリア・レールパス」販売や「ビートル」のチケットも発券できたため、一部愛好家の間で大変重宝されていただけに残念です。
 今後、「コリア・レールパス」はJR九州の通信販売(092・482・1489)で買うか、九州内の店舗、あるいはここ(東京・池袋)の旅行会社で買うしかなさそうです。


JTB時刻表 3月号
■時刻表のダイヤ改正号が発売

 今日(2月19日)は、JR・JTBとも「時刻表」3月号の発売日でした。今回の号は3月のダイヤ改正後の時刻が完全掲載されているため、私のような鉄道マニアにとっては待望の発売日ともいえます。

 ざっと一読したのですが、ダイヤ改正号を見るたびに悲しさというか、虚しさというのか、何ともいえない後味の悪さが残ります。

 ご存知の通り、今回の改正では寝台特急「あさかぜ」(東京〜下関)、「さくら」(東京〜長崎)が廃されただけでなく、山陰本線の益田以西では唯一の特急列車だった「いそかぜ」(益田〜小倉)も廃止されていました。

 もはや特急列車でさえ廃止されてしまう昨今、楽しみといえば「18きっぷ」で乗ることができる臨時の快速列車だけかもしれません。

日刊スポーツ社 プロ野球選手写真名鑑2005

■いよいよ球春到来。二度と見ないはずが…


 最後は鉄道と関係のない話なのですが、今日、時刻表を買いに本屋へ行くと、日刊スポーツ社の「2005年プロ野球選手写真名鑑」(380円)が発売されていました。
 プロ野球の選手名鑑は各社から出ていますが、日刊スポーツ社のものは、価格が比較的安いことと、ここ十数年毎年買い続けていることもあり、ついつい買ってしまいました。
 なんと、今回からついに全ページがカラー化。これまでは白黒写真の野暮ったい構成を頑なに続けていたのですが、やはり、プロ野球不人気への危機感があるのでしょうか。名鑑も大改革です。

スカイパーフェクTVのチラシ
 プロ野球関係の話をもう一つ。
 先日、我が家に「スカイパーフェクTV」から物々しい大型封書が届きました。何かと思って開いてみると、プロ野球の大半の試合が見られる「プロ野球パック」が、「今申し込むと2・3月は無料!」などと書いてあるのです。
 昨シーズンに加入していたため、ハガキに名前を書くだけでOK!との事で、ついついポストに投函してしまいました。

 それにしても、近鉄バファローズの合併騒動以来、「プロ野球など二度と見たくない!」と思っていたものが、この時期になると、到底耐えられなくなってしまい、野球が恋しくなってきます。
 (あと、古田&礒部両選手によるこのキャンペーンCMの影響も大きかったかもしれませんが…)
 ともかく、今年は試合だけに集中できるよう、ゴタゴタする出来事がないように祈りたいと思います。

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