中央本線 関西本線 普通列車に揺られて 青春18きっぷの旅
page-5 関西本線で行く 名古屋−大阪の旅
関西線の路線マップ

  名古屋から大阪まで、「青春18きっぷ」では東海道本線に乗るのが一番速いのだが、岐阜−米原間の"関ケ原越え"の辛さを考えると、足がすくんでしまう。
 18きっぷのシーズンには、姫路−岡山間とともに、通勤電車を除いて日本でもっとも混雑している普通列車区間ではないだろうか。

 東京から名古屋まで東海道本線を使わずに来たのだから、名古屋−大阪間も東海道には乗らず、奈良を経由する関西本線に乗って行くことにした。
名古屋駅名板

 関西本線は、名古屋から亀山、奈良を経由して大阪のJR難波駅までの約180キロを結ぶ路線である。

 中央本線と同じようにJR2社によって「分割運行」されており、全線を直通する列車は1本もない。

 名古屋から三重県の亀山駅までの間がJR東海。亀山からJR難波間はJR西日本のエリアとなる。中でも途中の亀山−加茂間は電化されておらず、ディーゼルカーが走っている。そのため、時間も余計にかかるが、笠木付近の木津川の渓谷美は見所である。


 14時16分発、亀山行の普通列車は、名古屋駅の長いホームにぽつりと2両編成で停まっていた。先程の中央西線と同じ車両で運転手だけのワンマン運転。JR東海は車両を新しくすると同時にワンマン化も進めているようだ。

関西線の普通列車(名古屋駅で)
 ▲ 関西線の亀山行はワンマン2両編成
 2両しかないので、車内はやはり混雑している。名古屋を出ると、5分ほど走って八田に着く。地下鉄の乗り換え駅だが、それほど乗降もない。途中の四日市までは関西本線と並行してライバルの近鉄電車が走っており、JRに乗る人も少ないのかもしれない。

 名古屋近郊の通勤路線のためか、景色も平坦だ。途中、木曽川など大きな川の鉄橋を幾つか越える位しか車窓にも変化はない。

 三重県の主要都市である桑名と四日市で乗客の大半を吐き出すと、名古屋から1時間強で終点の亀山に到着した。ここから先はJR西日本のディーゼルカーでの旅となる。
亀山駅
 ▲ かっては賑わった亀山駅も今は寂しい

 かっては紀勢線との分岐駅として賑わったためか、亀山駅の駅構内は広く、ホームも長い。

 現在の伊勢鉄道(河原田<四日市市>−津)の前身、国鉄伊勢線という「近道」が出来て以来、名古屋から紀勢線方面へ向かう特急列車は亀山駅を通らなくなった。

 関西本線自体も1往復の急行列車を除き、普通列車しか走っていない。2両や1両だけの電車やディーゼルカーが、閑散とした長いホームにぽつりと停車している光景は、少し寂しい。


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