米国鉄道紀行 雑記編
ワシントンDC、首都見学は忙しい【2】
米国の廉価チェーン ホテル「レッドルーフイン」>>Click!
予定通り? 警察官に排除されたホワイトハウス>>Click!
ダレス国際空港内にある素晴らしいお店>>Click!
栄光のANA001便、ワシントンDC発成田行>>Click!
米国の廉価チェーン ホテル「レッドルーフイン」
ホテル「レッド・ルーフ・イン」ワシントンDCダウンタウン外観
 ▲レッド・ルーフ・イン

 ワシントンDCでの宿は、チャイナタウンにある「レッド・ルーフ・イン」(Red Roof Inn)である。ここは米国全土に350店を展開するビジネスホテルチェーンで、日本でいうところの「東横イン」や「ワシントンホテル」あたりに似ている。

 ユニオン駅から地下鉄「レッドライン」で2駅、ギャラリープレイス・チャイナタウン(Gallery Place/Chinatown)から徒歩5分という好立地にもかかわらず、日本の予約サイトで15,400円(ツイン)と手頃だった。

チャイナタウンのゲート
 ▲チャイナタウンゲート

 メジャーリーグ「ワシントン・ナショナルズ」の試合後、スタジアム・アーモリ(Stadium-Armory)から15分弱でチャイナタウン駅に着いた。

 派手な赤瓦の中華街ゲートをくぐると、中国料理など漢字の店が多くなる。昼間来た時は何とも思わなかったが、夜はあまり雰囲気が良いとは言い難い。
 おそらく私達も中国人と見られているのだろうから、声をかけられはしないかと注視する。
 駅から5分足らずでホテルに着いた。

                      ◇

 明日は日本へ帰るので最後の夜にホテルで一杯飲みたかった。が、付近に酒の売っている店が見当たらない。フロントで聞くと、夜10時以降は酒を販売する店がないと言う。「唯一飲めるのはあそこだ、ちょっと高いけどな」と、ホテル1階のバーを指差し笑っている。
ビールと灰皿

 野球観戦で興奮した後に素面に返って寝るのは少し虚しい。ドル紙幣の消化にもちょうど良い、などと勝手な理由を付けてバーに入る。

 生演奏をしている割にはビール1杯6ドル程度。案外良心的である。サッカー審判のような格好の店員がカウンタを走り回り、注文するとすぐ酒が出てくる。仕事帰りの男達が軽く飲んで帰るといった雰囲気だ。
 DCではNYのように喫煙規制がないのか、灰皿も置いてあって居心地は良い。

各種ビールのサーバー
 ▲各種ビールのサーバーも
 審判風の店員に「部屋に持ち込みたいから、ビールを売ってくれ」と言って見たが、「このホテル自体は酒販売のライセンスを持っていないから、それはできない」と、やけに論理的な説明が返ってきた。多分、似たようなことを企む客が多いのだろう。
 この国は酒に関する規制が多い。どこででも酒が買える日本人でよかった気がした。

                       ◇
ホテルの部屋は広く清潔
 ▲ホテルの部屋は広く清潔

 さて、このホテルだが、部屋自体も風呂も洗面台も広く、ビジネスデスクや珈琲メーカーまであって、今回の旅で泊まった中では最も設備が良かった。最後にようやく値段相応の宿に当たった気がする。

 チャイナタウンという場所柄、英語が拙くてもこの顔(アジア系)だから親切に対応してくれるし、朝には英字新聞のほかに、中国語新聞も用意されていた。

 部屋に置いてあったガイドブックによると、全米主要都市にレッド・ルーフ・インのホテルがあるらしいので、次回もどこかで泊まってみたいと思った。


▼関連リンク
レッド・ルーフ・イン(公式:英語、予約など。※ワシントンDCのダウンタウン店番号は#254)
レッドルーフイン ワシントンD.C. ダウンタウンの紹介(旅行のクチコミサイト フォートラベルより)


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■予定通り?警察官に排除されたホワイトハウス
外から見えたホワイトハウス
 ▲外から撮影したホワイトハウス

 翌朝(2006年6月9日金曜日)早朝からホテルを出て、チャイナタウンから地下鉄で1駅、メトロセンターで降りた。

 成田へ帰る飛行機が正午過ぎに出発するので、昨日見逃したホワイトハウス(White House)を瞥見(べっけん)しようと思ったのである。

 駅から歩いて10分もしないうちに敷地内へ着いた。館内の見学ができる整理券が配られるためか、朝から多数の観光客が列を成している。

 周りを歩いていると、植え込みの合間から、写真でよく観る白い宮殿が見える場所があった。早朝のせいか誰もいない。
観光用の絵葉書
 ▲土産店などで売っている
 観光用絵ハガキも同じ構図

 3分ほどそこに留まって写真を撮っていたら、後方から突然警察官がやってきた。通せんぼをするように、強制的に敷地内から排除されてしまった。
 狙っていた訳ではないが、予想通りの展開に少し嬉しくなった。

 ファラガット・ウエスト(Farragut West)駅近くのマクドナルドで、通勤客の流れを見ながら、相変わらずの濃厚な朝食をとる。
 私のような現地語不自由者でも気軽に入られるのは有難いが、あと半年くらいはハンバーガー店には行きたくない心境になった。


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■ダレス国際空港内にある素晴らしいお店
地下鉄オレンジラインに乗る
 ▲地下鉄オレンジラインに乗車

 ワシントンの空の玄関口、ダレス国際空港(Dulles International Airport)は、市内から少し遠く、地下鉄とバスを乗り継がないと行けない。

 ファラガット・ウエスト(Farragut West)駅から「オレンジライン」に乗る。
 ちょうど地下を出てすぐの7駅目、20分でウエスト・フォールズ・チャーチ(West Falls Church-VT/UVA)に着いた。駅前のバスターミナルには、空港行のシャトルバス「ワシントン・フライヤー」(Washington Flyer)が待っていた。
バスターミナルで待つ空港行きバス
 ▲ウエスト・フォールズ・チャーチ
 駅前で待つ空港行きバス

 バスには日本人の中年男性客もいる。多分、私達と同じANA便に乗るのだろう。車は緑深いハイウェイを20分ほど飛ばして、ようやくダレス空港までたどり着いた。

 時間的には市内から1時間程だけれど、バスに乗り換えたり(9ドルもかかる)、高速道を走ったりしためか、かなり遠くまで来た気分になった。

                       ◇
ダレス国際空港のANAのカウンタ付近

 ANAのカウンタにいるのは日本人を中心にアジア系の人ばかりである。日本語が飛び交い、もう日本へ帰ってきたかのような心境になった。

 靴まで脱がされた検査を終え、出発ロビーに入る。飲食店も本屋もあってドル紙幣の消化にもちょうどいい。
スミソニアン直営のグッズショップ
 ▲スミソニアン・ショップ
 桜グッズも売っている

 特に興味をひいたのがスミソニアン博物館直営のショップで、学術的な本から飛行機の模型まである。世界の鉄道車両大全集といった本を見つけ、即座に購入。空港での買物が楽しくて仕方がないのは初めての経験であった。

 米国最後の昼食はピザハウス。隣に「マッタケ」なる怪しい屋号の寿司屋もあったが、高そうなのでやめた。
 この濃厚な味も最後だと思うと名残惜しい気持ちもほんの少しはあるが、嬉しい気が勝った。帰国したら、その足で回転寿司屋に行こうと考えながら、口にピザを押し込んだ。

 日本への土産物を買うという憂鬱な作業をすっかり忘れていたが、搭乗する頃にはもうどうでもよくなっていた。祭りの後の寂しさが一杯であった。


▼関連リンク
ワシントン・フライヤー(公式、英語。地下鉄駅と空港の連絡バス)
ダレス国際空港(公式、英語。空港内の店舗紹介も)
ダレス国際空港について(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

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■栄光のANA001便、ワシントンDC発成田行
ANA001便 エコノミーシート機内

 全日空(ANA)が運航する国際線の中で、このワシントン発成田行には001便というトップナンバーがついている。

 だからと言って、何か特別なことがある訳でもないのだけれど、寝台特急「富士」のようで気分は悪くない。

 今回の旅では、いわゆる格安航空券ではなく、同社の正規割引運賃である「エコ割28」(エコノミー割引の略)なるものを利用した。格安券より1〜2万円は高かったが、事前に座席が確保され、位置まで指定できるのである。
パーソナルTVのナビゲーション画面

 往路は他社のコードシェア便(共同運航)だったので、「窓際を」という座席リクエストは一蹴されてしまったが、復路は窓側を押さえておくことができた。

 当日になって突然機材が変更されたが、座席番号が変わっただけで場所は変わらなかった。

 機内食も濃厚なものは出ないし、パーソナルテレビではナビゲーションだけでなく、映画やゲームも楽しめる。往路の米国系会社機材のように、日本語表示を押しても中国語しか出ないというようなこともない。

 音楽番組は曲の頭出しも可能で、松任谷由実特集や70年代ヒットパレードの中から好きな曲だけを集中的に聴くこともできるのである。それを知らずに望みの歌が出るまで延々と聞き続けていた私は間抜けであった。

                       ◇
機内から見たインディアナ州の穀倉地帯

 何よりも嬉しいのが外の景色を見られることである。ナビゲーション画面と地図を見ながら、どこを飛んでいるかを知る、それだけで飛行機の恐怖が多少なりとも消える。

 飛び立ってからずっと続いていた雲の中を抜けると、眼下にはインディアナ州のモザイク状になった乾いた穀倉地帯が見えた。
 続いてエリー湖が現れ、海のようなミシガン湖にかかる。夜行列車で苦労して走ってきた距離をいとも簡単に飛び越えていく。飛行機はすごい、と今さらながら感動する。地上からは見られない全景だけに、機内食を食べる時間が惜しいほどに楽しい。

 よしっ、次はスペリオル湖だ!と地図を片手に子どもの如くはしゃいでいたが、幸運もここまで。雲の中に入ってしまった。
 機内が暗くなっても、少しだけブラインドを上げて外を注視していたが、視界は開けない。「光が入って他の人に迷惑よ、いい加減にしたら?」と妻に冷たく言い放たれ、諦めて眠る。
機内から見たアラスカ
 ▲アラスカ上空を飛ぶ

 数時間で目が覚めた。真っ暗な機内でそっとブラインドを上げると、一面真っ白な山の上を飛んでいる。一瞬、今は冬だったかな? と寝ぼけながらナビゲーション画面をつけると、アラスカ上空であった。

 6月だというのに雪を被った山脈が延々と続き、街の気配がまるでない。この凍った土地のどこに人が住んでいるのだろうか。欧州線でシベリア上空を飛んだ時のように、風景に畏怖の念を抱くとともに感動もした。

 こんな景色が見られるのなら、長時間の搭乗も、1〜2万円の運賃上乗せも悪くないと思った。


▼関連リンク
ANA(全日空)(公式、日本語。エコ割の紹介も)



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雑記編あとがき
 一体、この個人的な記録がどれだけ役に立つかは甚だ疑問ですが、正直に言うと自分が忘却しないために書いているという側面もあります。その点、この雑文乱造の趣旨をご理解頂ければ幸いです。
 以上、これで終わり…と言いたいところですが、もう1ページだけ酔狂な記録ページがあります。お暇な方だけどうぞ


※なお、文中の情報、関連リンク等は2006年6月現在のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。また、カッコ内の日本円表示は1ドル115円で計算したものです。最新の円ドル相場についてはこの辺りでご確認ください。

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