鳳凰三山 7月!
日時 2011年 7月16日〜17日 天気 2日間ともに午前中は ![]() ![]() 登山コース 1日目 夜叉神峠登山口 ⇒ 夜叉神峠 ⇒ 苺平 ⇒ 南御室小屋 ⇒ 薬師岳小屋 ⇒ 薬師岳山頂 ⇒ 5時40分 6時40分(10分) 9時30分(15分) (10分) (10分) 11時45分(15分) 観音岳山頂 ⇒ 鳳凰小屋 (テン泊) 12時45分 13時45分 2日目 鳳凰小屋 ⇒ 地蔵岳 ⇒ 赤抜沢ノ頭 ⇔ 鳳凰小屋分岐 ⇒ 高嶺 ⇒ 白鳳峠 ⇒ 白鳳峠入口 ⇒ 5時30分 6時25分(展望30分) 9時15分 10時20分(20分) 広河原アルペンプラザ …………… 夜叉神峠登山口 12時15分(30分)12時45分発のバス 14時 16日(土)17日(日)18日(月休) 2泊3日で歩きたかったけど出発の前日に18日午後から得意先の会議に出席する事になり、 山中1泊になってしまいました。 南アルプスの鳳凰三山、北岳間ノ岳、甲斐駒ヶ岳仙丈ヶ岳の何処に登るか悩む。 テン泊でプチ縦走ができる鳳凰三山を歩く事にしました。 前日の15日に仕事を17時で切上げて出発、サービスエリアで夕食休憩しただけで高速道路を直走ります。 夜叉人峠登山口の駐車スペースに着いたのが、日付けが替わり午前1時30分、約8時間のドライブでした。 既に多くの車が、停まっていて仮眠を摂っています。私も車中泊の準備をして寝ますが、次から次へ来る車や3時頃から動き出して出発の準備をする 登山者の話し声やヘッテンの灯で余り寝ることが出来ませんでした。 私は急いで出発する必要もなく、今日のテン泊地である鳳凰小屋に夕方まで到着すればいいので、ダラダラと準備をして5時40分歩き始めました。 歩き始めは、体が重くて蒸暑い夜叉神峠までゼイゼイ言いながら登り、一挙に汗が噴き出ました。 夜叉神峠から白峰三山の眺めが良く、特に北岳は大きくどっしりとしていて、さすが日本第二の高峰 何時かは北岳〜間ノ岳〜農鳥岳の3000m以上の峰を縦走したい。 樹林の中、縦走路を北へ 先を行く登山者が、立ち止っています。 樹木の隙間より雲海から飛び出た富士山が望めました。 山梨県南アルプス市ここまで来ると富士山がデカク観え雪渓もハッキリわかります。 ひたすら樹木の中の登り、鉄パイプを組んである案内板がある杖立峠や何故こんな可愛い名前がついたのか?苺平 イチゴも平地も無し森の中に鉄パイプの案内板があるだけです。 苺平からも樹木の中を歩き、道が下りになれば空が開け南御室小屋に着きました。 草地のテン場には、3張り程テントがありました。 小屋の前の木ベンチで重いザックを下ろし暫し休憩。 水を頂く、すごく冷たくて美味しい。タオルを絞って火照った顔や首筋を拭く、疲れが取れて生きがえった感じ 小屋とテン場の間を登り、森林限界を抜けて花崗岩が多くなり砂払岳に到着、西方面の白峰三山は目を見張るほど雄大な眺めですが、 樹林帯を歩いている間に他の方向は、モクモクとガスが湧いて、富士山やこれから登る薬師岳も観えなくなりました。 夜叉神峠から前後を歩いていた同じ鳳凰小屋でテン泊の兄ちゃんと記念写真を撮り合いして先へ 薬師小屋で小休憩、薬師岳山頂に着いた時には、観えていた白峰三山もガスの中、記念写真だけを兄ちゃんに撮って貰い先を進みます。 本来なら絶景を眺めて稜線漫歩を楽しみながら歩く筈が、見通しの良い稜線に出た途端にガスで展望無し、 もう少し朝早く歩き始めたら良かったなぁ〜と 今頃後悔。 観音岳も真っ白け! 赤抜沢ノ頭との分岐を鳳凰小屋へ40分ほどゲキ下り、鳳凰小屋に到着です。(明日の登り返しが大変!) 南御室小屋や薬師小屋と違って登山者でごった返しています。 テン泊の受付を済ませ、オーナーさんにテン場を案内して貰う。 オーナーさんより「テントの大きさは」聞かれ 「一人用です。」 「先ずは、広げて下さい。」 インナーだけ広げる「この大きさならこの空いたところに入りますね!」 「このすき間に張って下さい。」 「げぇ…フライ張れませんよ」 「そうですか」 「ここに張ってはダメですか」 「しょうがないですね。 通路を開けますので、なるべく詰めて張って下さい。」 「今日は小屋泊よりテン泊者が多く、この時間でこれだけの客なので、すいません混雑しますが、宜しくお願いします。」との事です。 この後も、テン泊者にはオーナーさんが、直接指示し指定された所にテントを張って、夕方にはオーナーさんの言ったとおり満杯になりました。 テン場にカラフルなテントのアートができましたが… 北アの涸沢よりもぎゅうぎゅう詰めです。(苦笑) まったりとした時間が過ぎて、夕食の後は寝るだけ、何時ものようにシェラフの中で好きな音楽を聞いていたら、7時半には夢の世界へ……が 最近は、山の中でも携帯電話が繋がる所が増え鳳凰小屋に関しては4本アンテナが立ちます。 仕事関係の電話やメールが届き、その都度、テントから出てテン場より離れた所で対応、23時ごろには兄から親戚で不幸あった連絡も入りました。 夜中、足音やイビキなどで何度も起きましたが、4時半頃まで熟睡できました。
朝食・撤収後、5時30分歩き出す。 登り始めから急登が続きます。 特に、地蔵岳のオペリスクが観えてきた辺りから、砂地のザレ場の登りで、ズルズルと滑り歩き難く、多くの方が立止まって休憩しています。 地蔵岳の肩にザックをデポしてデジカメだけを持ってオペリクス岩場を登ります。 最後の大きな二枚岩には、ロープがぶら下っていて、途中までは登ったけど、高度感が凄くあって怖くなり止めました。 昨日はガスで望めなかった大展望を堪能 大きなお山北岳と間ノ岳・農鳥岳と続く白鳳三山、容姿が整ってカッコいい甲斐駒ヶ岳、その後には左乗鞍、右穂高と槍が望め、独特な形状の八ヶ岳、 昨日はガスの中を歩いた観音岳の左には雲海から飛び出た富士山 地蔵尊が並ぶ賽の河原の横を歩き、ハイマツの中を登り切れば赤抜沢の頭、此処からの展望も素晴らしい。 ここで大きなチョンボ! 赤抜沢ノ頭から早川尾根を高嶺・白鳳峠まで歩き広河原まで下りますが、地図をまったく確認せずに歩いてしまい、頭の中では鳳凰小屋への分岐から 早川尾根が始まると思い込んでいました。 赤抜沢ノ頭から一挙に急下して分岐近くで「ウン〜 尾根は?」と気付き、体中から汗が吹き出ました。 足が攣りそうになりながらトボトボと来た道を登り返しました。1時間のロス…でした(^^ゞ 稜線を進み高嶺のピークを越え急な露岩を下ります。 広いハイマツの斜面を進み白鳳峠に到着。 白鳳峠は樹林の中、暫し休憩 先に到着していた同世代の単独男性や広河原から登って来られた鳳凰小屋テン泊予定の山ガールとお話し 白鳳三山縦走のことを聞いたり、昨日の鳳凰小屋で満杯のテン場、広河原のバスの時間など 夜叉神峠方面行へのバスが12時45分発で1時間に1本と分かり単独男性(私も単独ですが…)が急いで下りて行きました。 コースタイムは2時間30分でギリギリ、私は明日午後の仕事に間に合えばいいので、山ガールとお話しの後、峠からの急下より北岳の展望を楽しみ ながら下ります。 と言いながら、もしかしたら今からでもバスに間に合うのでは… 次発まで1時間も待つのも嫌やし遅くなるほど高速も渋滞するし 自然と足取りが速くなり、岩がゴロゴロした斜面(地図にはゴーロと書いています。)を下ります。 途中、単独男性に挨拶して抜き去り、シラビソの樹林帯に入って歩き難い岩場の崩れ道や根っこ道をまだ下るのと思う程、高度を下げます。 河の流れる音が大きくなり、南アルプス林道の車道に飛び出ました。 車道を少し歩けば、広い河原の対岸にテン場や広河原山荘が見え、12時15分広河原アルペンプラザに到着です。 12時45分発のバスに30分の余裕です。 バスの待ち時間の間に洗面場で歯磨き(ハミガキ剤を使い、山中では水のみです。)トイレも済ませます。 単独男性はバスが出発まで下りて来ませんでした。
車が駐車してある夜叉神峠登山口で下車、昼食を売店の食堂で済ませて車を走らせます。 芦安温泉の“みどりの郷”で温泉に浸かり休憩後、帰路に 渋滞やサービスエリアで仮眠、夕食などで自宅に辿り着いたのが、夜中の3時前でした(^^ゞ 高速を運転している時は、こんな遠い所のお山 「もう嫌や!」と思っていましたが、帰ったら「来年は白鳳三山やなぁ〜」(苦笑) 展望 お花
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