白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)南ア 8月!
日時 2013年 8月10日〜12日 天気 8月10日 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 登山コース(広河原・北岳・間ノ岳・西農鳥岳・農鳥岳・大門沢小屋・奈良田) 1日目 仙流荘バス停…(伊那市営バス)…北沢峠…(南アルプス市営バス)…広河原 6時発(臨時) 7時着7時25分発 7時50分着 広河原 ⇒ 大樺沢二俣 ⇒ 八本歯コル ⇒ 北岳山荘分岐 ⇒ 北岳山頂 ⇒ 北岳山荘 8時 13時30分(15分) 14時20分(20分) 15時45分 テン泊 2日目 北岳山荘 ⇒ 中白根山 ⇒ 間ノ岳山頂 ⇒ 農鳥小屋 ⇒ 西農鳥岳山頂 ⇒ 農鳥岳山頂 ⇒ 5時20分 6時50分(25分) 8時20分(15分) 9時40分(10分) 10時30分(20分) 大門沢下降点 ⇒ 大門沢小屋 11時30分(20分) 14時30分 テン泊 3日目 大門沢小屋 ⇒ 広河原橋(林道入口) ⇒ 奈良田温泉…(山梨交通バス)…広河原…(南アルプス市営バス)…北沢峠 5時15分 8時30分 9時温泉に入りノンビリ休憩13時発 …(伊那市営バス)…仙流荘バス停 16時55着 南アルプスを歩いて来ました。 7月の連休に行こうと思っていましたが、仕事で延期になったお山、白峰三山縦走(北岳・間ノ岳・農鳥岳)です。 北岳(3193m)富士山に次ぐ第2の高峰、間ノ岳(3189m)第4の高峰、二座は百名山、農鳥岳(3025m)二百名山、 3000m以上の稜線を結ぶ縦走の山旅です。 北岳の登山口である広河原や農鳥岳から下山した奈良田は、南アルプス林道や公園道で、マイカー通行規制されていて登山口までは、 路線バスを利用します。 特に関西から交通便が悪いです。 北岳の東向の鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)を2011年7月に歩いた時、中央道の山梨県韮崎から夜叉神峠の無料駐車場に停めて歩き 広河原に下山してバスで夜叉神峠まで戻りました。自宅から夜叉神峠まで8時間30分、往復1100km以上のロングドライブとなり、 帰りは、彼方此方で渋滞して11時間以上掛かりました。 山歩き後の長時間運転は疲れます。況してお盆休みに入っていますし 今回は、中央道伊那で下車、仙流荘の無料駐車場からバスで北沢峠、北沢峠で乗換えて広河原へ、 下山後は、奈良田から3回バスを乗り換えて仙流荘に戻って来ました。 前日の8月9日、仕事を5時30分に切り上げて、自宅に帰りシャワーを浴びて8時前に車を走らせてました。 仙流荘駐車場に10日の0時40分到着、既に駐車場は7割ほど埋まっていて、後からも入って来ます。 仮眠して、朝6時始発の北沢峠行きのバスに乗り、北沢峠で乗換えて7時50分に広河原に到着、アルペンプラザで登山届を提出して歩き始めました。 野呂川に架かる吊橋を渡り、目指す北岳山頂部とバットレス(大岩壁)が望め、雪渓はだいぶ小さくなっています。 広河原山荘から樹林帯を白根御池の分岐を左へ、 大樺沢の清流に沿って緩やかな道を進み、広葉樹の灌木帯も涼しくて気持ち良く歩く事が出来ました。 大樺沢二俣は、ダイナミックな北岳バットレスが眺められる地点です。 多くの登山者が休憩して展望を楽しんでいます。真っ青な空と大岸壁、そして緑豊かな樹木、絵葉書を見ている様な美しい北岳の眺めです。 眺望したり写真を撮っていると、私の後をず〜と歩いていた3人の学生一人が、「ペースメーカーさん、まだ休憩しますか?」と 私「ヤッパリ! 遅いけど休憩が少なくて、ず〜と同じペースで歩くので直ぐに集団のトップになるよ」 学生「後を付いたらすごく歩き易いです。」 この時は、先に行って貰ったけど、北岳山荘分岐に着いた時には、いつの間にか私の後ろを歩いていました。 大樺沢二俣から八本歯のコルを目指します。 大樺沢の右側斜面の登山道を進み、小さくなった雪渓に入ること無く横を歩きます。 初夏の残雪の多い時期に雪渓を歩く時は、落石や滑落、雪渓の崩壊に注意が必要ですね。 振り返れば、2011年7月に歩いた鳳凰三山の地蔵岳のオペリスクや白鳳峠が望めます。 急な短い木梯子がいくつも現れ、高度を一挙に稼ぎ狭い鞍部が八本歯のコルです。 少しガスッてきて明日歩く間ノ岳や農鳥岳の山頂部はかくれてしまいました。 コルから長い木梯子を越えパットレスの岩壁を横から眺めながらやせ尾根を登って、北岳山荘方面の分岐点でザックをデポし北岳山頂へ ガレ場を15分ほど登ると北岳山頂、富士山に次ぐ高峰(3192m)です。 山頂から大パノラマ展望を期待しましたが、ガスで高い山の山頂部は望めませんでした。 明日の稜線漫歩の展望に期待してザックをデポした分岐に戻ります。 可憐な高山植物のお花畑を楽しみながら北岳山荘に4時前に到着、山荘受付は登山者で溢れていました。 栃木県の高校山岳部約30人と一緒になりテン場も満員でテントを張る場所がありません。山荘から離れたところに張ろうか 便所の臭いが少し気になるけど、ソロテントが張れるスペースを見付けたので此処に決めました。 同じコースを歩いた東京から来たご夫婦や私をペースメーカーにした学生も遅く着いたので便所の周辺にテントを張っていました。 テントを張って、夕食が済めば後は寝るだけ……
朝食を摂り撤収、テン場からのご来光を望み5時15分歩き始めました。 今日も朝から快晴、一日好天が続きますように i(^^)i ゆるやかな登りで展望を楽しみながら進み、中白根山山頂から望む北岳は、堂々としたきれいな三角形で格好いい山容でした。 これから登る間ノ岳は、丸い感じの岩山で「百名山」に数えられているだけあって北岳山荘に泊まりピストンする人も多いようです。 広々とした間ノ岳山頂からの見晴らしも良く、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、歩いて来た北岳、これから歩く西農鳥岳・農鳥岳、 そして雲海の上に浮かぶ富士山、「百名山」がいっぱいです。 栃木の高校生が少し先の稜線にあるケルンに並んでいます。その遠方には富士山が、ウ〜ンいい写真が撮れました。 荒れた岩畳にペンキ印が目安の登山道を進みます。正面には西農鳥岳、農鳥岳を眺めながらジグザグに下って鞍部に建つ農鳥小屋に着きました。 ここで休憩。 この時間帯は、オーナーさんが暇なのか? 高山植物を踏まないようにと到着する登山者皆さんに注意していました。 便所をお借りしました。 便所は、すごくワイルドと言うか 豪快? 大は、私ここでは出来ません。 西農鳥岳へは、小屋から急な稜線を登り、岩峰を右に巻いて通過しハイマツ帯の稜線を辿れば山頂です。 ここからの展望も最高で、今歩いて来た鞍部の農鳥小屋、大きな間ノ岳、北岳の山頂はガスがかかりました。 特に仙塩尾根の先の塩見岳が素晴らしい眺めです。 緩いアップダウンの岩稜を歩けば農鳥岳山頂、ここからの眺めも良いが、少しガスが出てきました。 大門沢下降点には、鉄骨の鐘を吊るした標識があります。 ここで稜線漫歩は終わりです。 大門沢小屋までは、急下降の連続なので、大休憩します。 後から来られた単独男性と暫し話をして記念写真も撮り合いました。 小屋までは、抜きつ抜かれつ、また一緒に歩き、明日の奈良田までの下りも一緒になりました。 ハイマツ帯から樹林帯に入ると勾配も急になり、岩や木の根っこが張り出して歩き難いです。 木の根っこに右足を引っ掛け、前にコケかけてポールで支えて堪えました。 後ろから来ていた単独の若い女性が「大丈夫ですか?大きいザックで大変ですね!」と カッコ悪! 私「あなたも大きなザックを背負っていますけど、すごく早いですね!」 女性「中は軽いですから」 ブナやナラの木が多くなって沢の音が聞こえ河原に出ます。 まだまだ下がって小屋の屋根が見えて、大門沢小屋に到着です。 ここも大賑わい 栃木の高校生も早々に着いて沢で水遊びしています。 テン場の適当な場所にテントを張って暫く休憩、長い長い下りで疲れました。 登山中にお話した、ご夫婦や木の根っこでコケかけた時の女性とテントが近かったのでヤマ談をして、5時ごろには夕食を終えてテントノ中へ
小屋から富士山が望めます。 5時30分に小屋を出発しバス停がある奈良田温泉まで下ります。 広河原行きのバスが、8時50分発なので急げば間に合うのですが、奈良田温泉に入りたくて、次のバスが4時間後の13時なのでゆっくり下ります。 2〜3カ所木橋があって、沢の岩場は涼しくて気持ち良いです。 そして、揺れる吊り橋「1人ずつ渡って下さい。」と立札がありました。 なかなかスリリングで高所恐怖症の方は、中ほどまで行くと高くて揺れるので、かなり怖いかも 工事用の林道を歩いてゲートを抜けるとバス道の南アルプス公園線に出ました。 昨日の大門沢への下山途中に久しくなった東京から来られた単独さんより、ゲートの近くにマイカーを停めてあるので乗りませんかと勧められたが、 時間もあるし最後まで歩きたいのでと断る。 8時50分発の広河原行きバスとすれ違い、20分ほど歩くと奈良田のバス停に到着です。 もっとお店や旅館などがある温泉街と思っていましたが、バス待合所とその横にお店が1軒、温泉宿が多分1軒かな バス停から遊歩道を少し上がれば、奈良田温泉「町営奈良田の里」があります。 温泉に入って来た人の話では、小さい湯船で栃木の高校生でいっぱい、今行っても入れないとの事。 時間が十分あるので、待合所で寝転んで休憩したりザックの中を整理したりしていると、引率の先生が下りて来ました。 私が退屈に見えたのか、30分ほど話し相手してくれました。 根っこでコケかけた時の女性も温泉に入ってバス停まで下りて来ました。東京の方で私とは逆方向の身延駅行きのバスに乗るとの事。 バスが来るまで相手してくれて、お話しすると石鹸と温泉の心地良い香りがしました。 10時半ごろ、遊歩道を歩き温泉へ 木道の瓦屋根の建物で入口には「女帝の湯」とあり、美人の湯で女性好みの泉質らしい。 大きくないですが、湯船が二つあって、すごく雰囲気が良くて、お湯のあたりも柔らかくてツルツルします。 汗を流して固まった筋肉をほぐしてくれました。 食事も出来るので「ざるそば定食」を頂き、登山中はアルファー米やフリーズドライ中心の食事だったので、美味しかったです。 バス停に戻り、13時発のバスに50分クネクネ道を揺られて、歩き始めた広河原へ、広河原で1時間以上待ち、15時発のバスで北沢峠へ着きました。 最初の予定は、「百名山を3座登る」でした。 北沢峠で駒仙小屋でテン泊して、明日は甲斐駒ヶ岳に登ろうと思っていましたが、急なお仕事の連絡が入り、明日が仕事になってしまいました。 甲斐駒ヶ岳は次回に 奈良田⇒広河原⇒北沢峠⇒仙流荘 3回バスを乗り継いで、終便の16時発仙流荘行きで17時前にマイカーのところに帰って来ました。
先ずは、コカコーラを一気飲み「ぷぁ〜美味しい!」 (ペプシはX ZEROもX 赤いコカコーラなのです。) そして、帰路に… 展望・記念写真・お花
|