MATSUSAKI KNIVES


バーキング修理奮戦記


2004/10/04
 
 10年愛用していた、BUR KING 960−VARI
 モーターが回らなく成りました。
 専門家に診断して頂いた所、ローターが異常磁界を帯びて
 いるので、巻き替えが必要、4〜5万円掛かりますから、
 モーターとインバーターを日本製の新品に替えたほうが、
 良いんじゃ無いの?との事。

 なぜそうなったかと考えてみると、買ってからメインスイッチを
 ほとんど切っていなかったので、それかも?
 回転制御のつまみをゼロにするだけでした、この状態で
 テスターで測定したところ300mVの電圧が掛かっていました
 10年間微電流、流れていたら、磁気を帯びるのも納得。

 同じ機種をお持ちの方は、注意してください。






2004/10/12


 知り合いが、以前中古のバーキング購入していて、
 そのモーターが日本製の物が付いていると聴いていたので、
 問い合わせをしてみると
 「購入して、梱包からまだ出していない、電源の問題が
 有るので使えない状態で3年間そのままにして置いてます
 ので、松崎さんに譲りますよ」とおっしゃるので、ありがたく
 安価で購入

 スピードコントローラー付ではないので、いきなり
 全開バリバリ高回転
 ナイフ作り始めたときはこれと同じモデルで作っていたの
 だが、スピードコントローラー付きに慣れてしまった今では
 、使えない。

 ついでだから、2台とも日本製のモーター&インバーターの
 新品に乗せ替えようと思いますが、簡単には行かない
 ようですね。

2004/11/02
 

 機種、各部サイズの確認、購入場所の選定などで時間が
 掛かりました

 モーター&インバーター到着しました、なかなか安かったです
 こちらで買いました

 モーターは日立製、三相200V、0.75kW、立てフランジ全閉型
                              ¥13,300.−
 インバーターは東芝製、100V入力、三相200V出力、0.75kW
                              ¥22,907.−
 でした









 脚を付けなければいけないので、中がどうなっているかの確認の
 為、全て分解してみました、これならそのまま溶接しても大丈夫
 ですね
 その代わり熱を持たないように、少しずつ水で冷やしながら溶接
 します

 分解しないほうが良いです
 コイル部の心だしが苦労します












 脚部の作製
 5ミリの鉄板が無かったので在庫のSKD11鋼材使用
 余りにも贅沢、余りにも無駄

















 本体を溶接して、試運転良好



















 もうひとつは、元のバーキングに付いていた脚を流用して溶接

















2004/11/03

 フランジの加工です
 凸部のサイズが違うので、元の凸部を削って溝にエポキシ
 接着剤を流して、平面にフライスして自作アダプターを取り付け
 ました
 それと取り付け穴を開けてネジ溝切り

 このやり方は間違いですね













 バーキング本体のフランジ凹部の114ミリ有るのを
 旋盤で130ミリに拡張したほうが作業が楽です

 プーリーの加工の時に、一緒に加工してもらったほうが
 良いかも















 新モーターの軸の長さは40ミリですが、フランジ加工で
 37ミリになります、元モーターの軸の長さは49ミリですので
 足りません、市販のプーリーに交換しました
 近所の鉄工所で、軸に合う様に加工してもらいました
 
 これで軸の長さの足らない分は、補えます

 左、純正プーリー
 右、市販のプーリー価格は¥600.−位
    軸穴加工は¥2,500.−でした












 プーリーの出っ張りを納めるために、バーキング本体部品を
 加工しました

















 純正バーキングの色になるように、ペイント塗料の若草色、緑、
 黒を調合して塗装、なかなか同じ色になりました
 2度塗りしたほうが良いですね















2004/11/07

 1号機、完成
 インバーターのボリュームつまみが小さいのでちょっと慣れるまで
 使いにくいです

 1馬力(0.75KW)ですが、シースナイフ削ってみましたが
 何の問題も無いです

 インバーターのファンの音がうるさいので、パソコン用の5cmファン
 超静音タイプに交換しようと思っています

 モーターの音がとても静かなので、バーキング本体のベアリング部
 の音が気になります

 インバーターと電源の間に、30Aの安全ブレーカー取り付けました





2004/11/09

 2号機はバーキング本体まで分解して化粧塗装しました

 画像右端のインバーター取り付け部は、3ミリの鉄板で、自作















2004/11/10

 2号機完成、試運転良好





















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