Last Update 01-JAN-2008
コニカ I
Konica I
Konica I

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

リサイクルショップで発見。
ジャンク扱いだけど、いい値段がつけられていたので一旦見送る。
が、その夜またまた夢枕に ご先祖様が立ち、
「買って後悔するか、買わずに後悔するか」
と諭されて、つい… (^^;

詳細
コニカ I 型です。
(本当は 「I」 じゃなくてローマ数字の 「1」 なんだけど機種依存文字なので)
細かな経緯は調べれば出てくると思うのでざっくり紹介ね。

設計と試作で終わっていた「ルビコン」をベースに昭和22年に生産開始。
G.H.Q に納めたもの、トップカバーに made in occupied Japan 表記。
翌年より一般に市販されたもの、底部の皮に made in occupied Japan 表記。
シャッターが KONIRAPID から KONIRAPID-S に変更される。
Hexar 50mm F3.5 から F2.8 に変更される。

という流れを経ているようです。
ちなみに今回入手したものには、
底部に made in occupied Japan 表記あり。
シャッターはシンクロ無しの KONIRAPID で T あり。
レンズは Hexar 50mm F3.5
made in occupied Japan
どうやら 初期の一般販売が開始された頃のモデルのようです。

このタイプ、元々は裏蓋の皮に大きく Konica 表記があるらしいです。
が、残念ながら底部の皮以外は全てパリパリで剥がれてました。
惜しい!


チェック
シャッターはスローがスタックしがちですが、単なる油切れでした。
レンズ周り
前玉はねじ込まれているだけです。
これを外してブタ鼻ネジ (正式名称を知らない) を半回転する。
この手順でシャッターへは割と簡単にアクセスできます。

2重像は一応見えるし、距離計ズレもなかったんだけど、
距離計
曇りが酷かったので、やっぱりトップカバーも開けちゃいました。


使ってみる
レンズは沈胴です。
沈胴
引き出して、回転させて固定です (矢印表記あり)
ボディーとの連携は無いので、シャッター部でチャージとレリーズね。
試写
Fuji Neopan 400 PRESTO D-76 (1:1)
一見すると、レリーズボタンにも見える右側のこれ。
巻止め解除
じつは巻止め解除ボタンです。
ということで、巻上げは都度こいつを押してからね。


おまけ
入手時、なんとなくフィルムが入っている気配が、
という事で巻戻してから開けてみたのですが…
残念ながら、カメラ内部でフィルムがちぎれてました。
サクラじゃなくて、フジ
しかし入っていたフィルムがカラーだったのはちょっと驚き。
長く使われていたんでしょうね。

● Back