Last Update 29-JAN-2005
アグファ カラート
KARAT
Agfa KARAT

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

アグファ・カラートです。
レチナのような 135 蛇腹機として有名なようですが、全く知りませんでした。


早速、分解
蛇腹を繰り出してシャッターを切ってみますがどうにも変ですね。
レリーズ、巻上げ共にできたりできなかったり。
という訳で分解開始。
トップのネジ2本と巻上げ部のネジを外してノブ自体も外す。
さらにレリーズ上部の指当て部を外せばトップカバーは開きます。
開ける
※ 巻上げ部のバネとトップカバーとの間に噛み合わせが有るよ。

ギア類を一通り拭き拭きしてから注油、ついでにファインダーも清掃。
巻上げ関連はこれで終了、続いてシャッターにチャレンジ。
ネジ類を順に外していくだけでシャッターに到達。
シャッター
シャッター自体は注油のみで問題なくなったんだけど…
実はこれシャッターとは別にレリーズに連動して上下する遮光板も付いています。
メーカーでシャッターそのものの遮光性に自身が持てなかったのかな〜?
こいつが引っ掛かってうまく動きません。
単純に板が上下するだけなので、どうとでもなりそうなのですが…
試行錯誤の末、取付け部に簡易スペーサーをかませる事で対応しました。


フィルム
本来はカラート・カセットと呼ばれる専用カセットのフィルムを使うようです。
が、こいつにはラピッド・パトローネが1個入っていました。
・撮影サイズやフィルム自体は恐らく 135 と同様で 12枚撮り。
・フィルム送りはスプロケットのみで、巻上げ、巻戻しの軸は無い。
まさにラピッドシステムと同様ですね。
という訳でフィルムの問題はラピッド・パトローネを使用すればクリアです。

ちなみに一口にカラートと言っても色々と型式があるようです。
後に 135 を使用するものも出ているようですが今回の機種は、
KARAT (Made in Germany)
レンズ  :AGFA ANASTIGMAT IGESTAR F:6.3 / 5cm
シャッター:? (B,25,50,100)
絞り   :6.3-22
となっています。
カラート・シリーズの中でもかなり古いもののように思えます。


使ってみる
パカッと蛇腹を繰り出してから露出を決定。
目測でピントを合わせてからパシャリ。
構造上シャッターストロークはかなり長いけど、感じよく使えます。
内と外
Fuji NEOPAN 400 PRESTO D-76 (1:1)
2重露光防止の仕組が有りますが、ときたまこれが効かなくなります。
ギア類の動きがまだ渋めなのかな〜?

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