Last Update 22-JAN-2005
アーセナル キエフ35A
KIEV 35A
Arsenal KIEV 35A

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

MINOX のコピーとして有名なカメラですが、巻上げがスタックして動きません。
あっ、これもいつもの様に借り物です。

分解
早速トップを開けてみよう。
と、思ったんだけど…
まず前面のネジ2本を外しますが、これだけでは外れません。
どう見てもファインダー横の2箇所が気になります。
ファインダー横
プラ製のダボを熱で溶かして組み立てているように思えます。
「分解を考慮していない仕組なのか?」
などと考えながらここんところをドライバーで突いてみる。
と、溶けたプラに見えたものがポロポロ取れて下からネジが見えてきました。
なんとパテのようなものでネジを隠していただけなのね。
開けたとこ
という訳でここのネジを外せば無事トップカバーが外れます。

で、巻上げできない原因はレリーズ下のスライド部分が引っ掛かってただけ。
ちょっとこの辺りをこちょこちょやって無事復帰です。


組立て
動作も戻ったことだし再度組立てを
と思ったらトップカバーがうまくはまりません。
よ〜く見てみるとストロボ装着を検出する部品が引っ掛かってます。
隙間から小さなドライバーを刺してみてもうまくいかない。

座禅を組んでしばし考える。
ポク、ポク、ポク、チ〜ン!

「それなら、真ん中を渡れば良いんだ!」 <-- このハシ渡るべからず!

で、無い知恵を絞った結果は糸を使うです。
糸をストロボ検出部に掛け、引っ張った状態でトップカバーをはめ込む。
はまった後で糸を引き抜けば、無事組立て完了。

トップカバーを開けるとファインダー横にむき出しのコイルが見えます。
作業中はここに指が当たらないよう十分に注意してください。
私はこれに触ってしまいファインダー内指針の動きが渋くなった様な気が (涙)
ただし、これはファインダー表示用で動作用の露出計とは別の様に思えます。


使ってみる
絞り優先の電子シャッター機です。
2回巻上げが変わってますね、本家もそうなってるのかな?
試写
Fuji Neopan 100 ACROS D-76 (1:1)
目測のピント調整、絞り設定、いずれの操作感もスカスカです (^^;
これで大丈夫なのかな?

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