Last Update 11-DEC-2004
ミノルタ ハイマチック
Hi-Matic
minolta Hi-Matic

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

いつものように彩織さんからお借りしました。

分解
シャッターを切っても羽根が完全に閉じません。
ストロボ撮影用のマニュアルやバルブにすると時たまちゃんと動くのですが…
ちょっと難物な感じですが早速作業に着手。

・ゴム栓を使ってレンズ前群を外す。
・鏡胴横のイモネジを緩めてメッキのリングを外す。
・変わった形状のネジ3本を緩めて前群が固定される黒いリングを外す。
・さらに変わった形状のネジ自体を外すとシャッターにご対面です。

クリック感を出すための小さな金属球が出てきますので紛失注意!

しばし観察を続けていると…
ここんとこ
矢印の箇所の部品が大きく曲がっていることを発見。
ここの変形を直して洗浄&注油をすることで無事正常動作を取り戻しました。


使ってみる
ちょっと操作にクセがありますねこのカメラ。
まず、ファインダー内の露出計指針は巻上げないと動きません。
Auto / Manual 切替えリングも巻上げないと動かせません。
このあたりを知らずに力業でグリッとやっちゃって問題を起こすのかな〜?
試写
Kodak Tri-X pan D-76 (1:1) EI200
Auto 時はプログラムシャッターでシャッターが絞り兼用となります。
ストロボ撮影用に Auto を外すと専用の絞り羽根が現れます。
後ろから覗いてみると面白いね。


おまけ
実は今回、複数のハイマチックを同時に触っています。
ズラッと
で、シャッター動作不具合を抱えた個体は全て上記トラブルでした。
シャッター不具合のハイマチックをお持ちの方は要チェックかも。

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