ガラクタ処分市をやっていたので覗いてみる。 ありました、ありました、ハイカラーです。 ピント調整可能なオートハーフのフルサイズ版といったところでしょうか。 ■ 状態 外観は結構綺麗ですね。 裏蓋を開けてみると広範囲に貼られていたはずのモルトが綺麗に除去されています。 前オーナーが洗浄を試みたのかな。 スプロケットを手で回すとちゃんとシャッターも切れますね。 オートハーフやハイカラーはフィルムがないとシャッターが切れない仕組みです。 動作検証時はスプロケットを手で回すか、テスト用フィルムを入れてみてね。 フィルム感度設定反対側の丸い部分が電池蓋になります。 H-C 型水銀電池の代用として LR44 を入れてからファインダーを覗いてみると、 ファインダー上部の印がちゃんと ◎(撮影可能) や ●(露出不足) に切替わります。 露出計も無事な様子、結局特に問題となる不具合はなさそうです。 ■ 詳細 ハイカラー35にセルフタイマーを追加した機種がこの 35S になるようです。 セルフタイマーもちゃんと動作しています。 更にイジっていてフト気がつく。 レンズの下に回転する部分が有り、これを回すと鏡胴左の数字が変わる。 30 → 60 → 125 → 300 → ストロボマーク これってなんだ? フィルム感度設定は上部にあるし… これがシャッター速度だと気が付くまで、ちょっと掛かりました (^_^; オートハーフと全く同じ仕組みだと思っていたので <-- 言い訳 シャッター速度優先なんですねこのカメラ。 ということはマニュアル撮影も可能になります、良いね~ ■ 使ってみる 目測機ですが距離目盛がファインダーから覗ける仕掛けになっています。 ゼンマイ巻上げ機構を含め、使ってて非常に楽しいカメラです。 |