色々あってヘナヘナな時に見かけたのでつい 「ポチッとな」 しちゃいました。 果たして、買い物は快楽へと通じているのか (笑) ■ 確認 やってきたものを早速確認。 外観は経過年数を考えれば結構良いですね。 調べてみると 1950年発売だそうです。 Made in Occupied Japan です。 シャッターは全速大丈夫ですがレンズはゴミが結構入ってます。 問題箇所は、ピント調整ができず、撮影レンズもぐらぐら。 どうやらビューレンズは前玉だけでなく全体が回転している様子。 特徴のギアによる2眼のかみ合わせも外れています。 ■ 分解 ネジ4本を外すといきなりこの状態に。 ここから更にネジ4本を外せばファインダー部と裏蓋も外せます。 これなら組立て工数もかなり押さえられるでしょうね。 早速レンズボード (?) の裏面から確認。 ビューレンズ側はカニ目がぐらぐら、撮影レンズ側も弛み気味です。 レンズを拭き拭きした後、双方を締めてピント調整をすれば作業完了。 の筈だったんですが… なんじゃこりゃ、HOLGA より凄い! ピント調整する時やたらと見難くくておかしいなと思ったんですよ。 これはこれで面白いかもと一瞬考えたんですが、やはり直しましょう。 確認してみると撮影レンズの3枚目がサークリップで止まっていませんでした。 うちにやってきた時点でこの状態だったので、そのまま組んだ事が原因ですね。 ■ 使ってみる ファインダーのカバーがパタパタと立上げって面白いです。 裏蓋の赤窓を見ながらフィルムの巻上げ。 シャッター速度と絞りを決めシャッターをチャージ。 すりガラス中の左右逆像を覗きながらフレーミングしてパシャリ。 う〜ん、気持ち良い。 リコーフレックス・モデル3という事はモデル1,2もあったのか? と思ったんですがどうやら、この前はモデルA、モデルBという様です。 しかもこのモデルA,Bはコピー的要素が強くリコーの独自性もあまり無い。 ということは、発売と同時に大人気。 長蛇の列ができて闇値での取引もあったという話はこのモデル3なのかな。 |