ジャンク籠で猛烈にくたびれた SP を発見。 プリズム移植用にでも使っちゃおうと考えて確保しました。 ■ 状態 フィルムカウンター周りのカバーが欠品です。 それ以外の部分を見てみたんですが、とにかく使い込まれてます。 ペンタ部の角は丸くなるぐらい擦れてます。 で、1番驚いたのがアイレット。 擦り切れちゃうんじゃないのというぐらいまで磨耗しています。 Pentax SP が発売されたのは 1964年。 発売後すぐに購入されたと考えても経過年数は 40年。 (測光スイッチに赤い指標があるので初期のモノのようです) さらにジャンク籠に有った事を考えて、ここ数年は押入れで眠っていた筈。 果たして普通のお父さんがその年数使っただけでこんなにまでなるのか? それとも毎日持ち歩く仕事で使っていたのか? 果たしてどのような使われ方をしてきたカメラなのでしょうか。 ■ 機能 シャッター幕はかなりくたびれていますが今のところ大丈夫のようです。 高速の精度は不明ですが、スローは全速問題なし。 セルフもよどみなく動いていますしミラー動作も正常です。 使われてきたことで逆に調子を保っているといった感じですね。 色々思いを巡らすうちにプリズム摘出という考えは無くなっちゃいました。 このまま大事に使おっと。 ■ 使ってみる 電池を入れると無事露出計も動き出す。 という訳で LR41 の外周にテープを貼って使ってます。 絞込み測光のカメラですから1コマづつスイッチを押して使用します。 のんびり使ってやると気持ち良いですね。 フィルム装填後ゴリッと固まってしまうことが2度ほど続く。 再装填で無事復帰したのですが養生しながら使ってやらないと。 フィルムカウンターのカバーって何処かにないかな。 |