これも彩織さんよりお預かりしたカメラです。 ■ 確認 日頃触っているカメラとはちょっと機構が違いそうです。 難しそうなら深入りせずに早めの撤退を覚悟しながらの状況確認。 まず向って右上のチャージレバーが動きません。 向って左上のレリーズレバーを押してみますが何も抵抗なし。 「う〜ん、これは困った」 そう思いながら、動きそうな箇所を一通り確認。 シャッター速度は変更でき、絞りも問題なし。 通常のレリーズボタンのようなものはフィルムの巻戻し用です。 続いて裏蓋を開けてみたいのですが… これは悩みました。 結局、底蓋のつまみを Z から A に回してからスライドさせる事で裏蓋が外れました。 Pen みたいですね。 ■ ビハインドシャッター 裏蓋を外してみるとシャッター羽根が見えます。 状況からすると、 ・巻上げ&チャージ済 ・レリーズが抵抗なしと言うことは既にリリース状態 これで動かないということは… 単なる羽根の固着でわ? という推測のものジッポオイルを数滴ポタポタ&綿棒でこちょこちょ。 これを 1,2 度試してみると突然パシャリ! やりました! 推測は大当たりでした。 汚れが付かなくなるまでシャッター羽根を拭き拭きしてやって作業完了です。 ■ 試してみる 操作方法は2眼レフのそれに似ています。 この特徴的な巻上げレバーの形状から 「招き猫」 と呼ばれるそうです。 言い得て妙ですね。 ちなみに見える部分からの情報は以下の通り。 ZEISS IKON TAXONA24mm X 24mm のスクエアフォーマットです。 操作は軽快で使い勝手は意外なほど良いです。 が、フィルムを入れると途端に巻上げが重くなるのがちょっとだけ残念。 |