でっかいレンズを搭載したキャノンのフラッシュ内蔵カメラを発見。 書いてあるのは AF35ML というロゴのみ。 オートボーイ・スーパーと言うらしい。 初代オートボーイ同様、AUTOBOY というロゴは何処にもありません ■ 状況 単3電池2本を入れると普通に動作します。 AF もセルフも問題ない様子。 唯一の問題箇所はストロボ前面のカバー (レンズ?) が破損している事。 これはピクリとも動かない初代オートボーイから部品を拝借して無事作業完了。 この部品、初代オートボーイと互換性はありません。 ひょっとして無加工で移植できるかと思いわざわざ初代のジャンクを探したのに。 初代の方が大きいのでヤスリで削って接着しておきました。 ついでにレンズの1番後にホコリがポツポツ見えたのでレンズキャップをした状態でレリーズ。 最長 (1/4秒) の間にブロワーでヒコヒコやると無事飛んでいきました。 ■ 使ってみる 背面のスイッチです。 明示的に OFF があるのは嬉しいですね。 1番上の B.C はバッテリーチェック。 ここにスイッチを合わせるとブザーがピコピコ鳴り出します。 低輝度時にはブーッと鳴り出すし、セルフタイマーもピーピー鳴って知らせる仕組みです。 撮影後の自動巻上げ音も結構大きいので随分うるさいカメラです。 想像通り巻戻しもうるさかった… AF は稀に 「あれっ?」 となりますがなかなか良好です。 撮影前のシャッター半押しで3点のゾーンマークがファインダー内に表示されます。 それから半押しでフォーカスロックされます。 初代はセルフタイマーレバーを倒さないとフォーカスロックされない筈。 当然といえば当然なんですが、この辺りの使い勝手は色々試行錯誤があったんでしょうね。 あっ、そういえばフィルム感度切り替えリングが目茶目茶硬かったです。 ベンジンで薄めたオイルを極々少量注油してやっと両手で回せる程度になりました。 (場所が場所だけに、ここへの注油は真似しない方が無難でしょう) ■ 試写 急に気になって引っ張り出してみましたが、やはり良いです。 これでもう少し静かなら… これなんでしょうかね? どうも、ケーブルのテンションを調整する物の様なのですが。 パッと見ると、 「強情なヤツめ! もう1枚抱かせろ」 「ううっ、全ては江戸のお白州で…」 という姿が頭に浮かんでしまいます。 |