前から目をつけていた昔ながらのカメラ屋に行ってみる。 ありました、ありました面白いカメラが。 フジカ35オートマジックです。 ■ 状況 中身に不釣合いなほど立派な皮製ケース、箱、説明書付きです。 外観は埃だらけ、ファインダーもかなり曇ってるんでバラして磨くことに。 フィルム室からネジ4本を外すと鏡胴が外れます。 貼り皮を剥がしてネジ4本を外すと金属製の前板も外れます。 鏡胴を外す際、露出計の針がボディーに引っかかります曲げない様にね。 あと2本のリード線も出てますので断線に注意。 しかし、ここまでやってもファインダーにはまだたどり着けません。 ボディー外周の中に本体がはめ込まれた様になっているので多分抜き取れる筈なんですが… 結局隙間から無理矢理クリーニングして元に戻しちゃいました。 ■ 機構 このカメラ面白いです。 特にオートの絞り機構が良い! 露出計指針に、細いスリット状の切れこみが入った絞り板が直付けしてあるだけ。 露出計が振れるとこの絞り板も振れる仕組みです。 フジペットと同じですね。 説明書によると、ファインダー内に横棒状の露出計指針が表示されます。 右側の赤ゾーンに指針がある時はストロボ使ってねって事です。 ■ 使ってみる 説明書によると被写界深度が深いんで通常は5m(赤マーク)で使えば大丈夫。 近接時のみ1.3m(黄マーク)を使えば良いんじゃないのって感じです。 あっ、それからストロボ撮影用に絞り設定もできるよ。 1 = F4 2 = F5.6 3 = F8 4 = F11 5 = F16 だって。 ■ 2003/10/15 追記 箱入り娘状態で棚の奥に潜っていたので引っ張り出してみる。 フィルムの終わりまで撮ってると巻上げ途中でガリッと止まりますよね。 うちのオートマジックはこれをやると必ず巻戻しができなくなります。 巻戻し時の底ボタンが押せなくなっちゃうんです。 こうなるとダークバック中でパトローネを外して完全に巻上げてからパトローネを戻す。 この一手間を掛けてから巻戻しになっちゃいます、なんでだろう。 |