Last Update 16-NOV-2002
オリンパス ペンS (F3.5)
PEN S(F3.5)
Olympus Pen S(F3.5)

おことわり
以下はあくまでも聞きかじりの素人仕事です。
はっきり言って、たまたま動いてラッキーだったというレベルです。
間違っても高価なお手持ちのカメラで真似などしないように...

朝から待ち時間ができたんでちょっとカメラ屋に冷やかしに。
いつもは中古カメラを置いてない店なんですが、この日は店頭にゴッチャリと。

すわ、一大事。
慌ててあさってみると、面白い物を2個発見し確保。
ついでにプラカメもチェックしてみるかとケースに入った物も見てみると…

あっ、PEN S だ!

なんと、ケースに入った PEN S を発見!
しかも、値段の方もビックリ!
ほとんど、個人的なジャンクカメラ最安値購入記録です。
このカメラ探してる人には申し訳ないほどです。


動作確認
巻上げて、シャッターを切る。
問題なし。

絞りをチェックしてみる。
問題なし。

これって完動品!?
大儲けです。


清掃
オリジナルのケースに入ってたせいか外観にはアルミ錆のような白い塊がポツポツと、
コンパウンドで落ちないので、マイナスドライバーで軽くこすってポロリと落とす。

続いてホコリだらけのファインダーにトライ。
トップカバーが開きません。
なんとアクセサリーシューのカバー下に隠しネジ発見。
カバー内部
開けたのは良いんですが非常に狭い隙間を拭かないといけない。
とりあえずクリーニングペーパー突っ込んで軽く拭いときました。
本格的に綺麗にするなら、ファイダーガラス外さないといけないですね。


レンズで困る
レンズのほうは3群4枚のテッサータイプのようです。
クリーニングしようと前玉のカニ目を…
回らない。
しょうがないんで後から、
こっちは外れて無事クリーニングできる。
で、再度組み立てて見ると…
「ありゃ? 絞りの指針がずれてる」
後玉外す時に、絞り指針部とレンズ本体部がずれてしまったようです。
こいつを直すために結局レンズを外すはめに やれやれ。

前玉回転式のピント調整が必要なタイプなんですが、どうもピントが掴めません。
目一杯閉めこんだ辺りで無限遠のピントがきてる様なんですが…
こんなんで大丈夫なんだろうか。

心配した通り、ピント調整は失敗してました (笑)
検証用に距離設定をメモしながら撮影してたんでそれを元に校正。
(1/4 回転弱のズレかな)


ネバる
結局レンズの方は微妙に曇りが残ってるんですが妥協して終了。

さ〜て、試写でもするかねと思ってたところで突然シャッターが不調に、
全速バルブのような動作になっちゃいました。
結局、シャッターにご対面です。
シャッター
・ピント調整部イモネジ3本を緩め、ピント調整リングを外してからレンズを外す。
・現れるヘリコイドメス部を外す。
・この下のギザギザリングを外す。
・シャッター速度調整リングを外す。
この手順でシャッターにご対面。

ベンジン等で地道に粘りを取ってやると一時的には元に戻ります。
ところが翌朝には、またまた同様の粘りが再発。
しつこくクリーニングを繰り返して今は大丈夫みたいだけど、また再発するかも…

本格的にやるなら、たかさきさまのように ここまで やる必要がありそうです。


2004/01/13 追記
正月休みに持ち出してました。
やはり良いですね、つい調子に乗ってこんな物まで撮っちゃってます。
試写
Fuji NEOPAN 400 PRESTO D-76 (1:1)
持ってて楽しくなるカメラですね。

● Back