またまたジャンク籠で発見、ミノルタ・ハイマチックFです。 100円均一ショップに寄って LR44 を2個を購入してから帰宅。 ■ まずはシャッター 巻上げてシャッターを切ると、シャッター音はするがシャッターは開きません。 セイコーシャESL は確か電池無しだとこういう不思議な動作をする筈です。 電池室を見てみると、水銀電池 ( HM-N ) が2個入ってました。 とりあえず、1個だけ HM-N を取り出して空いたところに LR44 を2個重ねてから入れます。 再度シャッターを切ると無事シャッター羽根が開きました。 キカイダーの中身の様に配線が飛び交う電子シャッターなので開けずにすむのは大助かりです。 HM-N を入れておくと抵抗になりそうだし、液漏れも心配です。 で、残った HM-N も抜き取ってアルミホイルを詰め込んでおきます。 ついでに体裁よく電池アダプタも作っときました。 ■ トップカバー ファインダーが汚れてるんでトップカバーを開ける。 ホットシューの下に 隠しネジ があるので要注意ね。 クリーナーで拭いてファインダーはピッカピカ。 で、遂に問題のレンズです。 結構汚れてるんでバラして拭いてやりたいんだけど… 前玉回転式でピント調整が必要になるタイプ。 しかも、バルブ無しでオマケにシャッターの後ろにもレンズがあって羽根を開くこともできません。 さあ、どうする? 1晩考えてから、やっぱりやっちゃいました。 ・カニ目を外して銘板やフィルム感度調整リングを取り外す。 ・無限遠での前玉の位置をチェック。 ・ストッパーを外して、前玉を一旦目一杯閉めこむ。 <-- この個体では約 1/8 回転回った ・目一杯閉めこんだ時の前玉位置も記録しておく。 ・ここでいよいよ前玉を外してクリーナーで拭く。 ・中玉も外してクリーナーで拭く。 ・CDS 受光部を塞ぐと数秒間シャッターが開くのでこの隙に後玉の前面も拭く。 ・中玉を戻す。 ・前玉を戻す。 <-- 通常のネジと異なり噛み合わせが3パターンぐらいあるので注意 ・チェックした位置で前玉を固定。 これで何とかピントも狂わず元に戻ったはずです。 ■ 使ってみる ファインダー内にはシャッター速度も絞り値も何も表示されません。 唯一あるのは低輝度警告の赤ランプのみ。 カメラを信用して撮るのみですな。 あとこのカメラ高輝度状態でアンダーになりやすいって話があるようです。 露出関連の経年劣化という噂もあるし、フードつければ無事解決っていう話もある。 汎用フードではファインダーがけられる様な気がするので… 46mm ジャンクフィルターのガラスを取って枠だけ2枚重ねフィルター作成。 効果のほどは??? ですが気は心ってなもんで。 試写の結果は特に問題なし。フィルター枠を3枚重ねにすればもっと良いかも? ■ おまけ 長時間露光中はシャッターボタンから手を離しちゃいけません。 離した時点で露光が終了しちゃいます。 セルフタイマーはシャッターボタンでスタートしません。 セルフのレバーを手で押してやることでスタートします。 以上、人から聞いたくせにひけらかす知ったかぶり情報でした。 ■ 2003/09/17 追記 HD を探ってたらでてきたので追記。 中央が作り物のような花、本当はもっと寄りたかったんだけど… |