YAMAHA
WED CUSTOM '91


 
 GIBSONのLES PAULのデザインをパクったのはARIAのPEであるが、そのPEをパクったのがYAMAHAのWEDである。なんていうと関係者から怒りをかうかもしれないがそっくりなのは事実である。LP→PEは許すがPE→WEDこれは無ぇだろYAMAHAさん。カッタウェイの斜めの処理がまんまじゃないの(だったらなんで持ってんだって、よさそうだったんだからしょうがない。)YAMAHA YGD(YAMAHA GUITAR DEVELOPMENTの略・英、米の一流ギター・ビルダーたちを集めて設立されたらしいが・・・)/USAのデザインだからPEなんて知らなかったとでも言うつもりか。(ちょいとクドイな)

 杢目はそこそこだが質のよさそうなメイプルとホンジュラス・マホガニーが使われており実に良い音がしそうであったが(なんと定価は25万円)、あいかわらずYAMAHAとの相性が悪いのかSG同様平坦な音しか管理人には出せないので殆ど使っていない。
 でもフィンガーボードの変なインレイがなぜか心の琴線に絡みついていまだに処分できないでいる。

 指板はエボニーでネック幅はレスポール並みだが薄め。ネックの両サイドには白黒のバインディングが入った手のかかる仕様。セットネックジョイントされているがジョイント部はヒールレスというよりストラトのコンター加工のようにおおきくえぐられている。確かに弾きやすいとは思うが果たしてサウンドに悪影響は無いのだろうか。

 アメリカではCUSTOMの他にCLASSIC,SPECIALなど3グレードが発売されていた。しかしどうせレスポールのグレードのパクリなら、CUSTOMと名乗るからにはハードウェアは安っぽいクロームでなくGOLDにして欲しかった。

 もっとも特徴的なのはYGDデザインのディマジオのカスタムPUのシステムで5ポジションのレバースイッチによってコントロールされる。タップの機能によりレスポールのような太くウォームなトーンからテレキャスのシャープなサウンドまでカバーする。文章では説明しづらいので下の図を参照して欲しい。