YAMAHA
SG-T STN(See-Through Navy)
SG-T2
STR(See-Through Red)
TAKANAKA MODEL


ボディトップはSG−Tは2ピース、SG−T2は3ピース



SG-T(LEFT)   SG-T2(RIGHT)
ヘッド部だけでも形状、トラスロッドカバー、パームツリーの角度、ロックナットなどに違いが見られる。
またブリッジ、ピックアップなども変更されている。



 SG−Tは88年末から発売された200本限定のレアもので一時は結構な価格で流通していたんですが、SG−T2発売で一転、色が違うだのピックアップが違うだのと評判ガタ落ちになった可愛そうなヤツです。まあ高中氏の承諾なしに発売しちゃったのがまずかったんでしょうけどね〜。

 ということで性懲りも無くSG−T2も入手しました。SG−T2はSG−MTとともに98年夏に発売され、SG−Tにくらべアクティブ・トーン・コントロールや3ピーストップなど高中所有機に少し近づいたとまあ評判は良いのですが、それは高中氏所有のSTN機に対してであって、市販のSG−T2 STRはこれまた高中氏所有のSTR機とは仕様がだいぶ違うんですよね〜。でもSTRは生産数が少なくてSGの得意なショップでもあまり見かけることのないカラーだし個人的にはこの色の方が好みではあるんであんまり気にしてませ〜ん。(ちなみに高中氏のSTR機はバリトラ2ピーストップである)

 相変わらずのがっちり、しっかりタイプのSGであることに変わりは無いが、ブリッジがFRTになっている事によりいい意味で遊びができたのかサステイン・プレートを持つSG−2000に比べると魅力的なサウンドになっている。特筆すべきはセンターPUが装備されていることで、SGのバイサウンドスイッチといえばトーンノブのPUSH−PUSHがおなじみだが、センターPUを装備したSG−T2は5ポジションのPUセレクターによってミックスポジションの時だけ自動的にシングルに切り替わる。このハーフサウンドがなんとも気持ち良く、まさにTAKANAKAサウンドなのである。そしてアクティブ化されたトーン・コントロールの効きもなかなか具合がよく、VESTAXのGV−IIに比べるとうまくノイズが押さえ込まれているのでより積極的なサウンド作りが楽しめる。