BURNY
RLG-135NS
Neal Schon model



BURNY RLG-135SH
 
LP + FRT これぞニールの傑作
 
 RLG−135NSはニールが'70SのGIBSON LES PAUL PRO DXに初期型フロイドローズを搭載したもののコピーモデル。BODYはメイプルTOPにマホガニーBACK、メイプルネックにはGIBSONオリジナルに忠実にラージヘッドがデザインされている。PUはフェルナンデスオリジナルでフロントのシングルはL−8001、リアのオープン・ハムバッカーはL−8005である。FRTは最初期バージョンのFRT−1が装着されていたが現在はニール同様ファインチューナー付に交換済み。82年頃の製造。当時のフェルナンデス製FRT−1単体の価格設定は55,000円、取り付け費用は15,000円以上となっていた。

 当時はレスポールにフロイドローズなんてバカげていて誰も考えなかったが、ニールはこの太目のネックが特にお気に入りだったようで80年代初期から90年代半ばの長期に渡ってメインで使用していた。(25/50ANNIVERSARYやLIMITED EDITION同様このPRO DXもメイプルネックであることは偶然ではないはず。)
 リアPUはダンカンやディマジオのX2N(「クライング・ナウ」のソロはこれ)が付けられていたこともあるがやはりPAFがメインとしてセットされている。
 現在でもメインギターにGRギターシンセ・ユニットを付けまくっているニールだがこれには付けられていない。やってやれない事はないはずなので、相当このギターのサウンドが気に入っており改造による変化を恐れたのかもしれない。(まあ、他のギターはカスタム・メイドが多いので設計段階で組み込めたと言うこともあるが。)

 右側の写真は3年ほど前に発売されたスティーブ・ハケットモデルで、品番も似ているがフロイドローズ付という点も同じ。ニール・ショーンモデルがなかなか見つからなかったので、購入してしまった。ケーラーでなくフロイドのついたLPが欲しかった為である。フルモードのサスティーナーが搭載されている。シンセドライバーGK−2Aをつけようとしたが、リアPUとブリッジとの間にスペースがなく、PUの移動は結構手間がかかりそうなので実行していない。

 レスポール+フロイドローズ+サスティーナー+ギターシンセ+PUタップスイッチとなれば私にとって完璧、あとはピエゾがつけられればまさに最終兵器、これ一本でOKとなってしまうのだが。


追記/ニールと同じ70年代のGIBSON LP PRO DX入手。ドンズバに改造したらご報告します。(2001.07)
 
     

Super GuitaristはFerrariがお好き」
コンデンサーなどが変更されてサウンドの個性化がはかられている。
FRTのキャビティ内の工作は意外と雑に仕上げられているのがわかる。