すでに発売されていたLG−Xのエレクトリック部のレベルアップのためにセイモアダンカンに協力を仰ぎカスタムPUを搭載したモデルがこのLG−X/SDである。エレクトリック+ピエゾ+MIDIをミックスして多用途に使える。 マグネットにアルニコVを採用しPUカバーに高域ロスの少ないジャーマン・ニッケル・シルバーを使用しヴィンテージ・サウンドを指向している。 ボディはメイプルトップにマホガニーバック、ネックはエボニー・オン・マホガニーである。一見レスポールタイプに見えるボディデザインだが、ネックはボルトオンでいわゆるフェンダー・スケールが採用されており、そのサウンドはレスポールとストラトの中間を狙ったものといえる。左肩に3BANDのEQを搭載し、ピエゾとギターシンセのコントローラーとしてもつかえる。ミニスイッチはギターシンセ用のもの。 写真では結構トラ目が出て見えるが、現物は濃いブルーの塗装であまりはっきり見えない。PRSほど高級なつくりでもないし、ブライアン・ムーアのように新素材も使っていない中途半端なモデルだが、ダンカンにピエゾを若干ブレンドした音は魅力的ではある。 ―追記― 放出済み(2002.12) |