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70年代にIBANEZから輸出されていたGIBSONのEXPLORERのコピーモデルがアメリカでプレミアがつくほどの評判を呼びファンからの再生産を望む声が高まった(例のエディのヤツも影響してるかもね)。それに対してのIBANEZからの解答がDestroyer=DTシリーズであったが、トラディショナルモデルからヘヴィメタ変形ギターへの橋渡し的存在となった歴史的価値は高い(なんて大袈裟)。 DT400は薄いフィギュアド・シカモアをシナ材にラミネートしたBODYで重量も音も見た目より意外と軽い(たぶん材料費も軽い)。ネックはメイプル3ピースにローズ指板。PUはスーパー58+V2。2VOL、1TONE。GIBSON EXPLORERはテールの丸みがあまり好きではないが、DTは段差をつけることによってスクェアな感じにうまくまとめていて気に入っている。 DT555とJACKSONはどちらもフィル・コリン(デフ・レパード)モデル。 DT555はボディ材はバーチ+バスウッド、ネックはメイプル3ピースにローズの指板。PUはディマジオかと思ったらIBANEZオリジナルのパワーのあるV2×3個。よく見るとPUの取り付けが斜めになっている(しっかりしろよIBANEZというか富士弦かな)。 82年製のコイツのトレモロはノンロックタイプのハードロッカー・プロである。フィル自身は(82年ごろにはヴィンテージタイプのトレモロとロックナットを使っていた写真もあるが)ケーラーブリッジのものを使用しており、改造も考えたがオリジナル性を取ってそのままにしてある。コントロールノブはARなどと同型のSUPER GRIP Ⅱだがブラス製のもの。マスターVOL、マスターTONE、そしてもうひとつのノブは真中のPU専用のVOLになっている。ちなみにセンターPUはピッキングの邪魔になるため目一杯下げてあるのでヴォリュームをあげるとかえって音がしょぼくなってしまう(爆)。DTにはボルトオンネックの機種もあるがDT555、DT400ともにセットネックである。 JACKSONは日本製で右下の写真で判るように特異なカマボコ型BODYだが意外に弾きやすい。JACKSONおなじみの幅広メイプル・スルーネックに指板はエボニーでベース用のジャンボフレットが装着されている。BODYはJACKSONがギター材として見出したイエロー・ポプラが使用され、フロントPUはJ-100S、リアPUはJ-90Cが搭載されているがプリアンプは不採用。FRTはザグリのあるフローティングでセットアップされており、80年代のJACKSON USAとは違ったサウンドとなる一因となっている。カラーはプラチナ・パールと名付けられた派手なもの。 フィルは同シェイプのホワイトBODY,1PU,ノンリバースヘッドモデルも使用していた。 ―追記― DT555の'84ヴァージョン(PRO ROCK’R TREMOLO=ファインチューナー+ロックナットタイプ)入手。2段目の画像左側がそれである、ブリッジの違いに注目していただきたい。チューニングの狂いに悩まされずに済むのはなんともありがたい。(2002.05) DT555が川崎市の中古屋で118,000円で売れたみたい、スッゲープレミアついてるんですね。(2002.07) DT555 '82バージョン放出(2002.12) JACKSON PC model放出(2003.02) |
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![]() 85年のイバニーズのキャンペーンでは DTシリーズ購入者の中から20名に フィル・コリンのインタビューを収録した ピクチャーディスクが当たった。 |