電子レンジのQ&A

 電子レンジの中って掃除してないけど大丈夫? 
電子レンジの掃除は必要です。
庫内で食べ物のカスが発火するなどの被害も出ています。

レンジ庫内の掃除が不十分だと、汚れてしまた部分に電波が当たるため、
電波の効率が悪くなり、加熱ムラの原因になります。
また、少量の汚れに電波が集中してしまうことから、加熱のし過ぎになり、
発火の原因にもなるので、こまめな掃除が必要です。

[電子レンジのお手入れ方法]
1.コップ1杯の水を約3分30秒、電子レンジにかける。水を沸騰させ、
その水蒸気でこびり付いた汚れを柔らかくしてから拭き取ると
焦げなどが取れやすくなります。

2.消毒用エタノールや市販のお掃除シートで拭き掃除。汚れや、焦げを
落とした後には殺菌・消毒もかねて消毒用のエタノールや市販の
キッチン用お掃除シートで隅々まで拭くと効果的。

3.気になる臭いには、コーヒーやお茶の出がらしを3分間レンジにかけ、
1晩放置して置く。
コーヒーやお茶の出がらしは臭いの成分を吸収する活性炭の役割をする。

出がらしには無数の小さな穴が開いており、空気中臭い成分が穴に触れると、
穴にはさまって逃げられなくなり臭いが吸収される。

しかし,庫内の温度が60度以上だと臭いの成分の動きも活発なため、
穴から飛び出してしまう可能性があるのと、出がらしが湿った状態だと
穴に水分子が入っているため臭いの吸収率が弱くなるので注意。

夜、寝る前に出がらし1回分をチンして乾燥させ、
放置しておけば庫内の温度も下がるので翌日には庫内の臭いは消えている。
 電子レンジで使えないラップってあるの? 
どのラップでも問題ないですが、油ものや水分の少ないものは
加熱時間により食品自体の温度が上がるのでラップが破けたり、
溶けてしまう可能性があるため、耐熱温度140℃以上の物をオススメします。
[ラップの種類]
1.ポリエチレン製ラップ     耐熱温度  110℃
2.塩化ビニール樹脂製ラップ   耐熱温度  130℃
3.ポリ塩化ビニリデンラップ   耐熱温度  140℃

〜マメ知識〜
コンビニやスーパーなどのお惣菜に注意書きとして、フタを外す、
容器を移す等書いてあるものは、容器やラップに問題があるわけではありません。

フタがついているものだと、中の空気が膨張してしまい
破裂してしまう恐れがあったり、容器のフタやラップに加熱することで
水蒸気が付くと、その蒸気が食品に付き、べちゃべちゃしてしまう、
という理由からの注意です。美味しく食べていただこうという,配慮なんですね。
 電子レンジで使えない食器を教えて 
〜木・竹製品〜
器そのものが自然のものなので水分を含んでいるため、加熱により
水分が蒸発し、変形してしまう。また、熱を持ち発火する恐れがある。

〜漆器類〜
漆を傷めてしまうのと、高温で加熱されることにより
漆の成分が溶けだし、食品に色がついてしまう。

〜メラミン樹脂〜
耐熱温度が低いので、溶けてしまう可能性がある。
(子供用のお茶わんなど)

〜金属の容器〜
電波の吸収も素通りもせず反射してしまうため、中にある食品は
加熱されません。アルミホイルがスパークするのもこのためです。

〜絵皿〜
金や銀のふどりの皿は縁取りの部分がスパークしてしまう。
原色系の色を使った皿は、塗料に金属系のものが含まれているので
スパークし黒ずんでしまう。

〜メラミン樹脂の皿(器の裏に必ず表示がある)〜
グラタン皿のような厚みのある食器は、電子レンジの重量センサーが反応
してしまい、重い容器の分まで食品の分量と計算されてしまうで、
加熱されすぎてしまう恐れがあるので注意!
[電子レンジで使える容器]
耐熱性ガラス、陶器、セトモノ、プラスチックなど。 

電磁波が吸収せれず素通りしてしまうので、中の食品が電波を吸収し、
食品が加熱されます。但し、プラスチックは加熱のし過ぎや、
油ものなどを加熱すると温度が上昇するので、
溶けてしまう可能性があるので注意!

また、セトモノなど厚さが薄いものは、加熱して温まっている所から、
外に出すことで急激な温度差のために割れてしまう可能性がある。

一番良いのは耐熱ガラス、耐熱温度も200℃と高く、
ガラスなので中の状態も見えるので 加熱状態も確認できる。