施肥は春の彼岸過ぎから始め、入梅前に肥料は断つこと。

9月花穂が見え始めたら殺菌、消毒は止め、花穂が10cm〜
 15cm位になった時点から、昼夜の気温差を10度以上採るよ
 うに管理する。 特に「西谷物」や濃赤色花には必須。

朝の2、3時間位直射光に当て、夜間は戸外に出し、夜露に
 当てるとか夜半に霧を吹きかけ、人為的な力を貸してやる。

右の写真は、白金鵄系の「神曲」と白花の「豊雪」だが、朝
 の直射に開花まで約1ヶ月当てた場合で、十分本来の金鵄
 色と白色が冴えて出ている。

特に「西谷物」は昼夜の温度差と朝の光線の要素が色出し
 の定石で、木が出来ておれば誰でもこの程度にはなる。

一般には青花と同じ様に、遮光をきつくする方が良いと考え
 る人が居ますが、陰作りすると絶対に緑が抜けきらないの
 で、一度この事をトライしてみて下さい。
                         

「神曲」
「豊雪」

故 「黒崎陽人」画伯の蘭画を借用。

 
施肥は寒蘭と同様で、8月末に花芽が確認
 できたら、即、遮光キャップを被せる。

冬場は無加温の戸外フレームで冬眠させる。

赤花、紫花は1月末、朱金色花は2月中旬、
 黄花は、開花直前に遮光キャップを除去する。

蕾のくい出す2月下旬には暖房のない、余り
 人の出入りのない、家に入れ開花を待つ。

開花前は赤色、朱金色、黄色花は午前中の
 直射に当て、(紫色は当てず) 、花茎を伸ば
 すためにも、湿度の保持に努めて、鉢を動か
 さない、動かすと落肩したがる品種がある。

右の写真は色花の「日新」だが遮光キャップ
 をしたものと、しなかったものの比較で、左は
 「あり」で 良く発色しており、右の「なし」の方
 は弁先に僅かに緑が残っている。

右の方が艶と照りがあって、本来の色に近く
 優れているように思えるが如何でしょうか?

「日新」


故 「黒崎陽人」画伯の蘭画を借用。