■K邸・紹介  Topics-2

  koseki-1.jpg (68761 バイト) 家族室
                          【計画概要】
計画地 東京都大田区
建物形態 集合住宅(分譲)築後10年 (設計着手時)
世帯数 45世帯
専有面積 63.30u(19.18坪)
家族構成 設計着手時 夫婦(主人42)+子供(14・12)
工事費概算 約 1.4500.000 円(税別)
管理規約等

専有部分改装に当たり、管理組合に計画書を提出すること。  特に上下間遮音に関する規定はないが、留意した計画とすることが望ましい。

施   工 山岸住建
 
                                                                       【設計趣旨】

・・・既存和室を取り除き 家族室を中心に生活を組み立てる・・・
 いわゆる3DKの集合住宅専有部分が、今回私たちに与えられたスペースでした。 通常、分譲時には、売り手側の思惑として、不特定多数の人に対応できるプランで企画するため、無難な部屋構成で計画されることとなり、買う側も、自然に、通常言われるところの『?DK』という言葉に、自分の生活を合わせることとなります。
 家族人数が少なかったり、子供が小さいうちは、それでも納まっていますが、成長期にはいると、なかなかそうわ行かなくなります。
今回の改装に至った理由として、子供の成長に伴って、家全体が手狭になってきたのと、子供同士の生活に時差が発生してきたというのが最大の理由でした。
Kさん家族との繰り返し行われたミーテイングの中で最終的に決断したことは、生活のスタイルも含めて、今回の計画でゼロからスタートするということで、文字通り構造体を残し、全て解体し再スタートすることとしました。
そこで提案したのが、基本的に家族室を中心に、全体をワンルームとし、コーナーとして機能させることで、廊下などの無駄な部分を少しでも部屋に振り分けるよう配慮しました。
 一番の問題であった受験期の、お二人のお子さん達の生活の時間差には、家族室にも机コーナーを設け、昼間は家事コーナーとして、深夜は受験勉強に取り組む場所として利用し、子供室を中心に上手に回転できればと計画しました。
家族室全体を多目的に利用することと、落ち着いた広がりのある空間にするため、色調をモノトーンとし、梁型を利用した下がり天井で、梁自体を意識させないよう、形態と色調に工夫をこらしています。
 今後とも、この集合住宅に住み続けていくため、日々成長していく子供達を中心に生活のスタイルを前向きに変えることで、ひとつの答えを出してみました。

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家族室

寝室

食器戸棚(開放状況)

 
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子供室

玄関ホール

【改装前Plan】

【改装後Plan】