平成31年4月1日
特定非営利活動法人国際アマチュア無線ボランティアズ(IARV)
平成30年度事業報告
海外事業
通信インフラ技術の急速な進歩の結果、世界全域に携帯電話の普及が定着化し、従来の支援対象地域からも新たな無線連絡網建設に関わる要望は当年度も皆無であリました。唯一、平成29年度から進めてきたスーダン共和国における無線連絡網建設支援案件も、同国の法規的な問題などにより暗礁に乗り上げ、特段の進展が見られませんでした。
また、当会の主要支援対象国である「モーリタニア・イスラム共和国」のカウンターバートからも、「サハラ砂漠地帯を含め、携帯電話の普及は著しい」との報告を受けており、このような国際的通信環境の推移から、残念ながら当年度の海外事業については、特に報告すべき実績はありませんでした。
国内事業(広報関係)
1)JARL「ハムフェア2018」に当会関係者が11ヵ所のブースで協力:
平成3 0年度のJ A R L「ハムフェア2018」は、平成30年8月25日(土)〜26日(日)、東京ビッグサイトで開かれ、当会会員が純粋展示7ヵ所、一般展示1ヵ所、商用展示1ヵ所、JARL関係2ヵ所の計11のブースに参加協力しました。また、例年通りハムフェアを訪れた会員同士、互いに、NGO情報や近況報告などを交換しあって友好を深めました。
2)横浜市都築区のローカル紙より取材:
JA1HB、浅川悟会員に、横浜市都築区のローカル機関紙「かがやきクラブ都築」から当会の支援活動について取材がありました。同誌の発行は2019年6月の予定です。
3)「グローバルフェスタJAPAN・2018」の報告:
外務省、JICA、国際NGOセンター共催の国際協力イベント「グローバルフェスタJAPAN・2018」が、平成30年9月29日(土)、30日(日)の2日間、東京お台場のセンター・プロムナード公園で開催され、当会の友好NGO団体「BHNテレコム支援協議会」はじめ、メジャーなNPO団体や開発途上国大使館、青年海外協力隊OB会などが出展し、活発な情報交換が行われました。
総会・理事会報告
1)第4 6回、第4 7回、第4 8回理事会:
それぞれ平成3 0年度事業計画案並びに予算案、平成2 9年度事業報告書並びに収支決算書、次期役員に関わる件などにつき審議を行い、参加理事により全て承認されました。
2)第15回通常総会報告:
平成30年5月27日(日)14:00〜16:00、品川区立五反田文化センター第5会議室(品川区西五反田6−5−1)で開催され、出席者数は33名(内、書面により表決権及び議決権行使書を頂いた方が23名)、司会はJA1CQT/中西洋夫氏が務められました。議決事項は、最初に平成30年度事業計画・同活動予算案(収支予算案)が、次いで平成29年度事業報告・同活動計算書(収支決算書)が審議され、全員異議なく可決されました。次に平成30〜31年度の役員(監事、理事)人事が提議され、全て前年度の役員の方々の重任となりました。また、JA1FUY/川合信三郎顧問、JL1KLK/島村勉事務長、JA1PBV/伊藤寧夫氏及びJL1HHN/安田晃央氏の参与についても、前年度通りの内容で可決されました。
最後に、議長より、議事録署名人の選出が提議され、JK1KHT/木場義勝氏、JA1SJS/鈴木源晟氏の2名が選ばれ、また、総会の議事を記録するため、JG1KGX/田代陽ー氏が書記を務められました。
3)第49回理事会報告:
第15回通常総会終了後、次期理事長職の選出が行われ、JA1UT/林義雄理事が前期に引き続き理事長に選ばれ、次いで林理事長によりJA8CDG/田沼健理事並びにJA1CPS/石塚忠信理事がそれぞれ副理事長に任命されました。
当理事会に限り議長は理事以外の正会員、JA1PBV/伊藤寧夫氏が務められました。
4)第50回理事会報告:
平成31年3月15日、文書による理事会が開催され、在籍理事11名全員が議決に参加、「定款第49号による当会解散に関わる事業計画案並びに解散業務に関わる収支予算案」が審議され、10名の方から承認、1名の方から不承認の議決を頂き、当理事会案は可決されて、次の第16回通常総会に提議されることになりました。
その他
1)日本カンボジア友好協会の解散:
当会の友好NGO団体、「日本カンボジア友好協会」が、平成30年7月14日開催された臨時総会により解散が決議されました。同会は、1973年、カンボジア王国、シアヌーク殿下(後の国王)と、わが国の衆議院議員・社会党委員長(当時)佐々木更三先生らとの間で、両国の親善交流を目的として創立され、以後、45年間に渡り両国間の友好親善に尽くしてまいりました。その問、社会党田英夫代議士、同じく北村哲男代議士が理事長を務められましたが、この度、新谷事務局長が平成30年3月に急逝するなど、会の業務遂行に支障が生じることとなり、諸般の事情を考慮した結果、解散に至ったものです。
当会(IARV)は、創立当初から同会と綿密な協力体制のもと、民主力ンボジア3派連合政府に支援活動を行い、ソンサン派(XU1SS)、ポルポト派(XU1DK/XU1U)などのアマチュア無線局を現地に建設するなど、日本人アマチュア無線家として内戦下のカンボジア難民の生活環境の改善に尽くしました。詳細は「IARVニュース第141号」並びに同号のAditional版TとUに掲載しましたのでご覧ください。
2)KH1/KH7ZのDXペディションにJA8CDG/田沼健氏が参加:
2018年6月27日から7月11日までの15日間行われたべイカー&ホウランド島DXペディションに唯一日本人のハムとしてJA8CDG/田沼健(当会会員)が参加され、トータル6万局余りの全世界のアマチュア局にKH1をサービスしました。
平成30年度は下記の方々からご支援、寄付金、機材のご寄贈などを頂きました。お名前を掲載して心から御礼申し上げます。
(順不同・敬称略)外務省国際協力局民間援助連携室、独立行政法人国際協力機構(JICA)、駐日モーリタニア・イスラム共和国大使館、駐日スーダン共和国大使館、ハムランド(斉藤幸男社長)、(特)BHNテレコム支援協議会(佐藤征紀理事長)、 (特)日本カンポジア友好協会(北村哲男理事長)、村田吉隆(元衆議院議員・日本体育大理事)、稲葉全彦(JA1AI)、川合信三郎(JA1FUY)、関義則(JR1GDR)、石塚忠信(JA1CPS)、野村豊(JJ1LIB)、山之内俊彦(JA7AIW)、佐藤篤(JA2IHL)、赤堀雅美(JA2KYC)、中西洋夫(JA1CQT) 高野伸二(JF1XEK)、大塚章弘(JF1PJU)、ACSPT(チシット文化福祉促進協会:リマム・アハメド代表・当会のカウンターバ-ト) 以上