- 《今週のキーワード :カテケーシスと洗礼信条》
- 『使徒信条』や『ニカイア・コンスタンティノポリス信条』は、歴史の中で変遷しながら今日の形に整えられていったものでした。『使徒信条』が主に西方教会に広がり、『ニカイア・コンスタンティノポリス信条』が最初は東方教会を中心に広がっていったという違いや、神学論争を経て会議によって制定されたという違いはありますが、どちらも礼拝で使用され、告白されてきたものでした。何よりも大切な点は、どちらも元々はある教会の洗礼と礼拝において実際に使用されていた「洗礼信条」が原型となっていることです。『使徒信条』はローマ教会、『ニカイア・コンスタンティノポリス信条』はカイザリアまたはエルサレム教会で用いられた信条をその原型とします。古代教会では、洗礼を志願する者にカテケーシスという洗礼準備教育を課しました。それは3年にも及ぶ期間「御言葉の礼拝」(礼拝の前半部分)に出席して、その生活態度を試験された後、復活節の直前の40日間、集中してなされたもので、そこで洗礼を授けられることが認められた者たちに、教会の信仰をまとめた信仰の定式を教え、それを信じることを表明することで、洗礼が授けられていきました。それが「洗礼信条」で、元々は質問形式だったようですが、次第に宣言形式へと整えられていきました。わたしたちは、『使徒信条』や『ニカイア・コンスタンティノポリス信条』を告白することで、代々の教会とその信仰に連なっていくのです。
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Copyright (C) Inagekaigan Church, 2011
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