姫井講師(大阪府テニス協会)によるルール講習会のご報告

3月15日(日)13時から枚方市民会館第1集会所で、大阪府テニス協会の姫井講師によるルール講習
会を開催しましたので、ここに報告させていただきます。

北大阪テニス協会傘下の各市町のテニス協会のメンバーが、約60名参加されました。


姫井講師からルールに関する興味あるお話をいただきました。
そのため、予定講習時間の3時間半を越えても質問が終わらない、熱気あふれる講習会となりました。


以下は、講習会の内容の概要です。実際には、ルールに関して様々な説明、そして質問がありました。
・2009年度版のルールは、2008年度から変更はありません。
・枚方リーグに関連した、ラウンドロビン方式(出場者が総当りで対戦する大会)の勝敗決定方法につい
 て今まで明記されていなかったが、明記されました。
・ラケットの振動止めは、ラケットとみなし、振動止めがネットに触れたらネットタッチ。
セルフジャッジの世界は、abnormal。腹をくくってやってください。
・サービスは、足のしつけからすること。
・フットフォールトは、サービスの終了時点で成り立つ。

【セルフジャッジを気持ちよく実施するためには。。。】
 @サーバーは、スコアをアナウンスする。 姫井 錦織 3−2
  レシーバーは、それに応える。
 Aアウト、フォールトをコールする。
 Bフットフォールトをしない。
  相手のジャッジは、できないので、疑わしい時は、ロービングアンパイアを呼ぶしかない。
 C判定ができない時は、”グッド”とする。きわどいボールは、打ち返すこと。

【テニスの歴史について】
 ・テニスは、今年で693歳。1316年にルイ10世が、始めたとの記録。
 ・テニスは、フランス生まれのイギリス育ちのスポーツで、イタリアがしつけした。
  ちなみにゴルフは、オランダ生まれのイギリス育ちのスポーツで、キリスト教がしつけした。
 ・1555年にイタリアのアントニオ・スカイノが、テニスのルールの原型を作った。
 ・WC.ウィングフィールドが、今のテニスの原型を作った。(1874年)
 ・V.アレンが、タイブレーク(テニス史のノーベル賞に匹敵)を発明した。
 ・ウィンブルドンで初めて、タイブレークを採用。
 ・タイブレークの存在しない時代には、49−47という記録がある。
 ・テニスの根源を握っているのは、”2”という数字。
 ・ジュースの際には、2ポイント離す。
 ・常に2つ以上離す。
 ・タイブレークは、ゲーム数が、4で割り切れるときに実施する。2−2、4−4、6−6等。
 ・4大大会は、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンのこと。
  4つの大会のことをグランドスラムという。
 ・野球で、満塁ホームランをグランドスラム(4打点)というのと同じ。
 ・ゴルフは、マスターズ、全米オープン、全英オープン、全米プロの4大会をグランドスラムという。
 ・年間グランドスラマーは、1年間で4大大会を制したプレーヤーを言う。
 ・男子では、
1938年:ドン・バッジ(アメリカ)、1962年、1969年:ロッド・レーバー(オーストラ
  リア)が、年間グランドスラマー。
 ・女子では、1953年:モーリン・コノリー(アメリカ)、1970年:マーガレット・スミス・コート、
  1988年:シュティフィー・グラフ(ドイツ)が、ソウルオリンピックの金メダルも含めて、ゴール
  デングランドスラマーとなった。
 ・悲劇のプレーヤーとしてマルチナ・ナブラチロワがいる。1983年:全英、全米、全豪(当時は12月
  開催)、1984年:全仏、ウィンブルドン、全米に勝利したが、1年間での4大大会優勝者になら
  ず、グランドスラマーと呼ばれない。

【ウェアについて】 
 ・テニスのウェアについて、当初は、「白」。15年位前から色物が解禁になった。 
 ・Tシャツは、レフェリーが判定する。
 ・ノースリーブは、昨年よりOK。

以上