無意識的に反応してしまうと、自分もみじめになってしまうが、ほとんど反射というか自分の弱いところもあるから、共感的に対応したいと思っていても難しい。相手のことを「2歳児だと思って対応すればいい」とか書いてあるけれど、体は大きく、社会経験もあり、ましてや自分より年上の人間に対して、理屈をこねる2歳児というのも想像することが難しい。 「相手に異義を唱えない」は、いいかもしれない。異義は唱えなくても、相手に従うことはない。異議を唱えると、攻撃していると思ってますます陰性感情をぶつけてくる。やさしさや相手に対する敬意などを持って対応しようといっても、現実的には、難しい。だから、他の人、自己愛が障害されていない人との会話の中で、練習を積み重ねること。自分の人格を高めるという生き方そのものになろう。自己愛人間を相手にして、うまく付き合っている人もいる。注意深く対応の仕方を学ぼう。私には、性格の弱み、育ち方にひずみがあるので、自己が脆弱な面もあり、陰性感情にはかなり弱いという自分自身についても注意深くし、自分の気持ちが楽になれるようにしたい。
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2009年7月21日(火)
No.314
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