この歳になってようやくですが、免許を取ることを決意し、今、自動車教習所に通っています。教習生は高校生ばかりで、30歳以上らしき人は、いまだに見たことがなく、なんとなく恥ずかしい思いをしています。
私は、プレッシャーに弱く、すぐに体がガチガチになってしまうので、技能講習を受け終わると、汗はびっしょり、胃は痛く、頭に血が上った状態で、かなり疲れ、このまま続けられるのだろうかと思うほどでした。でも、しばらくして、数時間の教習を受けてからはそれほど固くならずに教習を受けられるようになり、それまでの辛さがうそのようでした。最初は、ハンドルを回すのにも苦労していたほどですが、修了検定(仮免許試験)は一発で合格しました。
復習をかねて、教習内容を書いておきます。
●第1段階技能 1時間目 学科の本を読んでと言われ10分ほど、車の中で読みました。そして、乗車の仕方、運転装置の名称、エンジンのかけ方等を説明。次に、実技で、アクセルとブレーキを使って直線で発進と停止の練習を2回ほどしました。次は教官が運転してコースの外周をまわりながら説明し、次は、ついに自分が車の運転。外周を右回りするのですが、ハンドルの回し方もおぼつかずに、車も自分もフラフラしながらなんとか運転しました。
2時間目 カーブの練習。外周を右回りしてから、左回り。左回りは内回りになるので、ハンドルの切り方が大きくなります。ひたすら、回るだけなのですが、相変わらず、フラフラです。汗びっしょりでくたくたになりました。
3時間目 ・目標に合わせた停止。 今回の教官は教え方が上手で、ようやく安定して外周が回れるようになりました。ハンドルの回し方を、右手の使い方と左手の使い方に分けて、丁寧に教えてくれました。この教官は、学科も丁寧に説明してくれるいい教官です。縁石に乗り上げても、「はい、ハンドルを切って」とさらりと進めてくれるので、変にプレッシャーがかからずに助かります。
4時間目 ・カーブや曲がり角 曲がり角では、ドアミラーが縁石の位置まで進んだら、ハンドルを全部回し、すぐに元に戻す。・・・分かりやすい説明で、この教官にまた教えてもらいたいなあ。外周から交差点Aへの右折が難しく、ショートカットになったり、車線にうまく進入できなかったりしましたが、他の交差点B,C,Dはなんとかクリア。
5時間目 ・坂道の通行 上り坂の途中で車を止める。 ハンドブレーキをかけたまま、アクセルを踏み、ハンドブレーキを戻して発進する。 坂の頂上で、セカンドにし、坂を下ったら、ドライブにする。 坂を下ったら、すぐに右左折するので、ハンドルは大きく切る(3回の動作で全部回す) それから周回コースの通行は、左側に寄せ、右側を空けること。 運転に慣れてきたためか、なんとかできるようになりました。
6時間目 ・後退 5メートルくらい直進でバックしただけで終わり。 ・狭路の通行 止まるぐらいゆっくりと回ることがコツ。ハンドルは小刻みではなく大きく回す。S型コースとクランクでは、教官が3回ほど運転して説明してくれたので、コツがつかみやすかった。ポールに接触したらアウトで、縁石に接触は減点だそうだ。自分で運転したら、ポールへの接触はなく、縁石に触れたが、なんとか通行できた。
7時間目 ・進路変更(確認) この時間から、確認をきちんとしようということになり、ルームミラー、ドアミラー、目視をします。これまでは、ちょっと目視するだけでよかったので、ハンドル操作に集中できましたが、狭い教習所内のコースなので、確認をいちいちすると忙しい。。 坂道発進と狭路の復習では、クランクがうまく曲れないのですが、縁石に触れることなく通過できました。最初の頃に比べると、だいぶ運転に慣れてきたので、冷や汗の量が少なくなり、ちょっと楽になりました。
8時間目 ・復習 曲るときにふくらむことがあるので、事前にしっかり目でとらえてという指摘。他は、だいたいいいでしょうと教官。原付免許持っている人は、感がいいねと言われるのですが、もう10年以上も乗っていないので、昔の経験が役立っているのでしょう。今日は、クランクもスムーズに通過できてよかった。教官は、うまくいっても油断しないでやってくださいと釘をさしてくれました。
9時間目 ・踏切の通過 オートマ車なので簡単に通過できます。2回ほど通過してからは、復習。
10時間目 ・見通しの悪い交差点の通行 車の先が出るくらいで一旦停止し、それから徐々に進んで、左右が見通せるところでまた左右を確認するという2段階停止をやりました。 運転に慣れたようで、教官の指摘が細かくなり、アクセルをなめらかに踏むとかハンドルをチラッとでも見ないでとか。。
11時間目 ・急加速(キックダウン)及び段差路での発進 アクセルをいっぱいに踏み込むと自動的に低速ギアに変わります。
12時間目(みきわめ) おおむね、良しでした。あとは、自分の好きなコースを運転していいというので、S字やクランク、坂道をやりました。注意点は、停止時に左側の死角を目視すること、左折時にハンドルの戻しが遅い。 これで1段階の技能は終わりです。最初の頃に比べると、だいぶ楽に運転ができるようになりましたが、まだ「肩に力が入ってるよ」と教官から言われます。肩こりは、まだ治りませんねえ。
●仮免修了検定
・学科試験 配布された問題集を事前にやっておけば楽勝です。十数人受けたのですが、落ちたのは1人だけでした。
・技能試験 十数人全員が合格でした。ここの教習所は落とすつもりはないからと、何度も教官が言っていたので、よほどひどくなければ合格するようです。私はちょっとふらついたものの問題なし。普通にやれば合格するだろう、とみきわめの時から思っていたのでさほど緊張もしなかったと自分では感じていたのですが、教官は試験中に肩の力を抜いてと言っていたので、やっぱり緊張していたのかも。 マニュアルとオートマは、半々くらいで、男性はマニュアル、女性はオートマが大半でした。
●教習所選び こんな田舎でも通えそうな教習所が5つほどあって比較しました。料金は、1万円ほどの差がありましたが、料金よりも、学科教習のスケジュールが多さと家からの近さを考えて決めました。クレジットカードは使えないところが多く、現金払いかローンでした。
西毛自動車教習所 藤岡モータースクール 高崎モータースクール:iPodプレゼントキャンペーンをしていた 柳瀬橋自動車教習所:合宿免許が多いらしい 豊岡自動車教習所:10月につぶれたようです 城東自動車教習所:ここもつぶれたらしい
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2007年11月12日(月)
No.253
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