2006年12月の日記

2006年12月30日(土)
枝や幹の正しい剪定..

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枝や幹の正しい剪定位置
 枝の切り口から枯れてしまい悲しい思いを何度もすると、その難しさに悩みます。

樹木の診断と手当ては、イラストも多く、分かりやすく、樹木全般について書かれていました。

ブランチカラー(枝の襟)と枝の境で切ること、これが癒合が最も良くなり、正しい剪定方法だとは知っていましたが、なぜなのか?この本を読んで理解できました。エネルギー糖の流れ、ブランチカラーは「幹」の組織であり、枝が枯れてもブランチカラーは生きているのです。

ブランチカラーの外側、枝を残して切っていると、枝の部分が邪魔になって癒合できずに、腐朽が枝から幹に進入しているのをよく見かけます。実家の松も、幹に穴が開いていました。残念。

ブランチカラーを残さずに切る(フラッシュカット)と、幹の皮が腐りやすくなるそうです。

※ブランチカラーは、枝を支えるために、幹から張り出して膨らんでいる部分。

実際に剪定する時には、樹種によって、ブランチカラーがはっきりしないこともあります。そんな時は、長めに枝を残して切り、しばらくして、ブランチカラーがふくらむまで待ち、あらためて切り直しても良いそうです。


日本造園建設業協会が発行している「街路樹剪定ハンドブック」でもブランチカラーの境で切ることになっていますが、街路樹を観察すると、正しく剪定されていることのほうが少ないと思いました。個人の庭でも同様の状況で、業者さんも、知っているのか知らないのか、そんなことは気にしない人が多いのでしょうね。

さて、このような切り方はCODIT論から出発しており、CODIT論の日本への適用では難しい面もあるようですが、ブランチ カラーとの境で切ることは、現在では定説のようです。
ところが、ブランチカラーを見分けにくいという問題もあって、切断ラインを機械的に決める方もいるようです。その方法は、ブランチバークリッジ(branch bark ridge)と、バークリッジから枝に垂直に引いた線とを1/2に分けるように切断するというものです(言葉では難しいので、次のページを参照)
http://www.k-tk.co.jp/nougaki/codit/codit.html
私がこのホームページを見る限りでは、1/2に分けるラインというのは大雑把すぎるような印象です。写真11を見ると、切ろうとしている枝は、枝ではなく幹のようだし。。。左の枝のほうが細い。。。なお、幹を切る時は、切り口が枝に平行になるようにすると、「樹木の診断と手当て」には書いてあります。

「樹木の診断と手当て」は、とても勉強になりました。幹の縦すじ・横すじ・こぶ、らせんの種類と理由、空洞、幹の曲がり、心材、辺材、定芽・不定芽、糖の流転、などなど
2006年12月30日(土)  No.227


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