ラミダス猿人(440万年前)から進化して、アウストラロピテクス属の中で最も古いアナメンシス猿人(420万年前)になったというニュースが2006年4月13日の新聞に記載されていました。 アウストラロピテクス属の進化では、「犬歯はきゃしゃに、臼歯は大きく、エナメル質は厚くなる傾向」があり、これは森で軟らかい果実を食べていたのが、草原に出て堅い食物を食べるようになったことが原因という。
ラミダス猿人(アルディピテクス・ラミダス)440万年前 ↓ アナメンシス猿人(アウストラロピテクス・アナメンシス)420-410万年前 ↓ アファール猿人(アウストラロピテクス・アファレンシス)360-300万年前 ↓ ガルヒ猿人(アウストラロピテクス・ガルヒ)250万年前 ↓ ホモ属
人類の進化には興味があるのですが、アウストラロピテクス、ピテカントロプス、猿人、原人、旧人、などよく分からない名前ばかりで、理解しにくい。
ラミダス猿人は、当初はアウストラロピテクス属に分類されていたが、歯の形状が原始的であるため、後にアルディピテクス属が新設された。アルディピテクスは「地上のサル」
アウストラロピテクスは「南のサル」という意味から名づけられた。アファール猿人の最も有名な女性個体が、ルーシー。
ピテカントロプスとは原人のこと。ラテン語でピテクはサル、アントロプスはヒトという意味らしい。ジャワ原人が発見された時に、ピテカントロプス・エレクトスと名づけられ、ピテカントロプスは属名として使用されたが、今ではピテカントロプスは使われなくなり、ホモ・エレクトスという学名。エレクトゥスは、直立という意味。
リンク ・中新世末から鮮新世の化石人類─ 最近の動向─ 諏訪 元 2002年12月
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2006年4月13日(木)
No.187
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