スーパーで買ってきたミニトマトを1粒だけ、植木鉢につぶして播いておいたら、かなりの数が発芽して、その中の大きく育った2本が、今、花をたくさん咲かしています。でも、実が3個しか生っていないのです。花はたくさん咲くので、残念でなりません。調べたら、どうやら自家受粉がしにくいような品種だったようです。
昨年も、同じように、トマトの実を播いておいたら、自然に発芽して、たくさん実を付けたので、今年もやってみたのです。昨年の品種は、レジナという品種の苗を買ってきて、その生った実から発芽させたのです。レジナはサカタのタネが開発したもので、矮性、固定品種、育成者権は1997年に消滅しています。 でも、今年は、スーパーで買ったミニトマトの実だったので、どんな品種か分かりません。たぶん、F1だったのでしょう。
ハウス栽培の農家では、ホルモン処理やマルハナバチで結実させているようなのです。でも、手間を省くように「単為結果」の品種が開発されていて、受粉なしでも、開花後自然に結実して、果実が肥大するようになっているものもあるようです。
振動を与えても受粉できるようです。花粉は、筒状の葯の内側にあるので、振動を与えれば、少しづつ花粉が出てきて、下向きに咲いた花の先端にある雌しべに受粉するようです。振動式受粉器という機械もあるそうです。トマト農家のHPを見ていたら、電動歯ブラシを使って手動でやっていたところもありました。「ぶんぶん丸」という機械が有名らしく、これはスポンジ状のものを先端に付けて振動させ、スポンジに花粉を付けて、受粉させるようです。
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2004年7月31日(土)
No.36
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