お酒の種類と分類

お酒を原料、製造方法で分類すると下記のように分ける事が出来ます

酒類 醸造酒 乾燥穀物原料 ビール、日本酒、老酒
生鮮果実原料 ワイン、シードル
蒸留酒 穀物原料 ウォッカ、ウイスキー、ジン、焼酎
果実原料 ブランデー類
混成酒 醸造酒原料 ヴェルモット類
蒸留酒原料 リキュール類
※JSAソムリエ教本による

また、さらに細かく分類、定義化すると下記のようになります。

◎清酒
米、麹、水などを原料として発酵させた物。基準度数15度。
いわゆる、『日本酒』と言われる物です。

◎合成清酒
アルコール、焼酎または清酒と糖類、酸類等を混和した物で清酒に類似している物。基準度数15度。
ここで言われる物は、清酒に表示される『醸造アルコール』を添加されている物とは異なります。

◎焼酎
アルコール含有物を蒸留した物(ウイスキー類、ラム、ジン、ウォッカ以外の物)
 ※甲類焼酎・・・蒸留方法が連続式蒸留機による物。36度未満。ホワイトリカーなど。
 ※乙類焼酎・・・甲類以外の物。単式蒸留機による物。45度以下。芋焼酎、麦焼酎など(本格焼酎)

◎みりん
米、米麹に焼酎などを加えてこした物。基準度数13、5度

◎ビール
麦芽、ホップ、水、米などを原料として発酵させた物。生ビール、ラガービールなど

◎果実酒
果実などを原料として発酵させた物
 ※果 実 酒・・・果実を原料として発酵させた物。14度未満。ワイン、シードルなど。
 ※甘味果実酒・・・果実酒に糖類、ブランデー等を混和させた物。スイートワイン、ポートワイン、ベルモットなど。

◎ウイスキー類
 ※ウイスキー・・・発芽させた穀物を糖化発酵させ蒸留した物(原酒)など。スコッチ、バーボンなど。
 ※ブランデー・・・果実、水を原料として発酵させ、蒸留した物(原酒)など。コニャック、アルマニャックなど。

◎スピリッツ類
アルコール含有物を連続式蒸留機で蒸留したエキス分2度未満の酒類。
 ※スピリッツ・・・原料用アルコール以外の物。アルコール度数36〜45度。ジン、ラム、ウォッカなど。
 ※原料用アルコール・・・アルコール含有物を蒸留した物でアルコール度数が45度を超える物。

◎リキュール類
酒類と糖類その他の物品を原料とした酒類で、エキス分が2度以上の物。クレーム・ド・カシス、梅酒、缶チューハイなど。

◎雑酒
上記以外の酒類
 ※発泡酒・・・麦芽を原料の一部とした酒類で発泡性を有する物。麦芽の重量が水を除く原料の2/3未満。またはビールにレモンバニラなどを添加した物
 ※粉末酒・・・溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることが出来る粉末状の物。
 ※その他雑種・・・発泡酒、粉末酒以外の雑酒。濁酒、老酒など。

 

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