中村 大三郎 「ピアノ」

1926年
絹本彩色、四曲屏風
164.6×303cm

京都市美術館蔵




中村大三郎(1898-1947)

 大正後半から昭和にかけて活躍した日本画家。特色は生粋の京都っ子らしい優雅さと気品にあるという。
 

作品について

 この「ピアノ」は中村大三郎の代表作で、大正15年の帝展に出品され話題を呼び、こののちモダン現代婦女子を描く流行が生まれた。
 絵のモデルは中村大三郎の妻で、当時の上流階級のモダン女性が振り袖姿で発表会をしていた様子を描き出している。
 このグランドピアノ「ペトロフ」は京都名倫小学校の講堂(現 京都芸術センター)にあったもので、大正の終わりから昭和初期にかけてスタインウェイ、グロトリアンなどとともに輸入された。これらの輸入ピアノの価格は2,500円位、当時の借家十軒を建てられるほどの金額だった。
 楽譜はシューマンの『小さなロマンス』という。

参考資料
 読売新聞 昭和54年1月14日 日本の四季 「中村大三郎 ピアノ」
 京都インターネットマガジン 1999.1 KYOTO ・ PLEX Vol.10 「京都・学校物語」
 
 
 
 



 

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