はてなの茶碗 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


2009年11月29日(日) 編集

無題

曇り後雨。

久方振りの歡談。何時でも會へるやうな氣のおけない間柄なのだが、油斷してゐると直ぐ一年過ぎて了ふ。

みたもの/ユートピア/日本書道アカデミー展

ユートピア―描かれし夢と楽園―

丸の内出光美術館にて。屏風が多い。ユートピアと云ふ語は馴染みがないが、畫に描かれてゐる風景は肌に合ふものばかりだ。

日本書道アカデミー展

交通会館にて。印の押し方を聞いた。

三册讀了

一種の日本論でもある。

対談の本―ロックンロールから枝豆まで (MARBLE BOOKS)

対談の本―ロックンロールから枝豆まで (MARBLE BOOKS)

2009年11月28日(土) 編集

無題

冷泉家 王朝の和歌守展

東京都美術館にて。或る程度予習をしておいたので充分樂しめる。

音聲ガイドで和歌の披講を聽く。和歌は詠むものだと頭では知つてゐても、實際はどんな節廻しなのかは丸で知らない。

頃日の文化を巡る騷動を眺めながら、傳統・文化を守ることの意味合ひを考へてゐた。一方で冷泉家があり、また一方の極として岡本太郎や安吾みたいな捉へ方もある。

買ひ物

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

期待以上の面白さ。

中世の文学伝統 (岩波文庫)

中世の文学伝統 (岩波文庫)

2009年11月25日(水) 編集

無題

流行もの

Twitterをはじめる。單に呟き抔を記すだけなら、はてなと變はらないので、幾つか茲とは異なる試みを實行してみる積り。

讀了

冷泉家・蔵番ものがたり 「和歌の家」千年をひもとく (NHKブックス)

冷泉家・蔵番ものがたり 「和歌の家」千年をひもとく (NHKブックス)

讀んでから冷泉家展に行かうと、のんびりしてゐたら前期の展示を見逃してゐた。

「朝日」の包裝の商標が定家樣だと云ふ。定家様は文字そのものの「明示性」も高く、宣伝用リーフレットに適していると。

2009年11月24日(火) 編集

無題

晴れ

  • 粕汁を食す。
  • 今年も鷲神社の酉の市へ行く。

買ひ物

校正のこころ

校正のこころ

買つたよ。

誰も寝てはならぬ(12) (ワイドKC モーニング)

誰も寝てはならぬ(12) (ワイドKC モーニング)

2009年11月23日(月) 編集

無題

観世家のアーカイブ

東大駒場博物館にて。光悦謡本があつた。

A LONG VACATIONトリビュートコンサート@渋谷東急Bunkamuraオーチャードホール

渋谷東急Bunkamuraオーチャードホールにて。ライブが決まつてから、この日の爲にCDを聽かずに過ごした。

セットリスト

オープニング
井上鑑マスターズバンドによるナイアガラムーンのインスト。MCは佐野史郎
1. 大貫妙子 いつも通り/君は天然色
2. 金子マリ Velvet Motel/熱き心に
3. 今井美樹 夢で逢えたらカナリア諸島にて
4. 行川さをり(ジュライム) Pop-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語/指切り
5. イシイモモコ(ハミングキッチン) 我が心のピンボール/怪盗ルビイ〜がんばれば愛
井上鑑マスターズバンド Blue Niagara〜素晴らしい結末〜福生ストラット
6. 尾崎亜美 雨のウェンズデイ/冬のリベエラ
7. 原田郁子(クラムボン) スピーチ・バルーン/空飛ぶくじら
8. つじあやの 愛餓を〜ウララカ/恋するカレン
9. 太田裕美 Fun×4/恋のハーフムーン
10. 鈴木祥子 バチェラー・ガール/さらばシベリア鉄道
アンコール
バックのナイアガラ音頭にのせて、全員ステージに登場。揃つたところで恋はメレンゲを歌つた。

2009年11月22日(日) 編集

無題

  • 空腹時に烟草を吸ひ過ぎるのは、危險なことを學んだ。
  • 環八でバスに乘れゝば、五島美から静嘉堂をはしごするのも可能だ。

見たもの/伝えゆく典籍の至宝/筆墨の美

大東急記念文庫創立60周年記念特別展『伝えゆく典籍の至宝』

五島美術館にて。金光明最勝王経音義があつて駭く。伊呂波字類抄や和名類聚抄もあつた。

古活字本のコレクションが多い。嵯峨本の「徒然草」は何時見ても綺麗だ。

筆墨の美―水墨画展〔第2部〕山水・人物・花鳥

静嘉堂文庫美術館にて。澁い展示。

2009年11月21日(土) 編集

見たもの/鎌倉の日蓮聖人/大・開港展

鎌倉の日蓮聖人−中世人の信仰世界

神奈川県立歴史博物館にて。

大・開港展−徳川将軍家と幕末明治の美術−

横浜美術館にて。

木村秀子@横濱エアジン

横濱のエアジンにて友人のライブを聞いた。ピアノ、ヴァイオリン、ベースのトリオ。

樂器を叩いたり擦つたりと、樂音以外のノイズを積極的に取り入れてゐた。

2009年11月20日(金) 編集

みたもの/皇室の名宝/古代ローマ帝国の遺産

御即位20年記念 特別展「皇室の名宝−日本美の華−」

東京国立博物館にて。平日の夕方でも結構な人出だつた。念のためマスクを着用する。印象に殘つたもの。

古代ローマ帝国の遺産―栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ

国立西洋美術館にて。羅馬の歴史には丸で闇いので解説付きで鑑賞した。

後一世紀頃のフラスコ畫を觀てゐると、西洋畫の源をみてゐるやうな心地がする。

VR映像展示「庭園の風景」が面白かつた。歴史家が持つ想像力を驅使して、想ひ描かなければ見えないものが、容易に眼前に映し出される。映像の威力は大したものだ。

2009年11月19日(木) 編集

みたもの/活字ルネサンス/速水御舟展

活字ルネサンス「タイポロジック―文字で遊ぶ、探る、創る展覧会」

活版印刷のヴィデオを見た。植字は「ちょくじ」とよぶのか。

速水御舟展―日本画への挑戦―

山種美術館にて。新しい場所へ移轉してから初めて訪れる。迷子にならずに行けた。

「炎舞」は駭いた。これは繪や畫を超えてゐる。

2009年11月18日(水) 編集

狛犬

  • いろは展行けなかつたな。
  • 取敢へず一山越す。雜用を片付ける。

二册讀了

いい日、旅打ち。 - 公営ギャンブル行脚の文化史 (中公新書ラクレ)

いい日、旅打ち。 - 公営ギャンブル行脚の文化史 (中公新書ラクレ)

以前は各地の競馬場位は廻りたいと思つてゐたが、なかなか出掛ける事もまゝならなくなつた。旅に行きたい。

この本のキーワードの一つに「ノスタルジー」があるが、かういふのつて段々通じなくなるのだらうな。

私がギャンブルを始めたのは平成に入つて以降だから*1、昔の賭場の氛圍氣とか全然知らないけれど「昭和」のテイストは、鋭く反應して了ふ。p.185の寫眞をみて「昭和の食堂」でお晝をとつてゐたことを思ひ出した。十代の頃、バイト先の食堂がたしかに寫眞のまゝだつた。學校の賣店も寫眞の通りだつたので懷かしくなつた。

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)

ドキュメンタリーとしての面白さがある。讀後なんとなく『Web進化論』に通ずると思つてたら、既に著書が呟いてゐた。

尠なくともTwitterを使つてみようと氣にはさせられた(そのうち)。

これは残念と云ふか勿體ない。

f:id:funaki_naoto:20091122214253j:image

急拵へだつたのもあると思ふが。横組だつたら起らなかつたのに。

*1:父に連れられて場外に行つたことはあつた。確か八十年代初め頃。

2009年11月15日(日) 編集

狛犬

晴れ

只管寐る。

ウィリアム・ド・モーガン 艶と色彩―19世紀タイルアートの巨匠

汐留ミュージアムにて。タイルや陶器の前でたゞ見蕩れてゐた。植物や鳥を何故これほどまでに魅力的に描けるのか。

讀了

さゝやかながら、昔の本を電子化する作業を通じて、編輯の問題點や六借さを體驗してゐたので、面白く讀むことが出來た。編輯の際に、此方が無意識の裡に前提としてゐたことを幾つか氣着かせて呉れた。

譯者解説のくだりは、何か他人事のやうに讀んで了つた。結局、私は日本語にしか興味がないからだらうか。あとアカデミズムとは丸で無縁だからと云ふのもあるな。

2009年11月14日(土) 編集

無題

大崎善治「念 imakokoro」展

美篶堂にて。唸つたりぶつぶつ呟いたりしながらみてゐた。いゝものは眞似したくなる。

これはタロットカードの大アルカナだつたのか。

タイポグラフィと云ふよりも、私の眼玉は「見立て」として見て了ふやうだ。

后で知つたが、來年は茲のギャラリーが休業とのこと。

長谷川健一 ノンマイク・ワンマン・ライヴ@下北沢lete

下北沢leteにて。廿人も這入れば一杯一杯になるやうなスペースだ。慥かに此處ならマイクは必要ない。

京都で活動してゐるので、暫くは直に聽く事が出來ないものと思つてゐたが、案外早く機會が訪れた。しかもマイクやPA無しと云ふ、實に願つてもない贅澤な環境で聞けるなんて、何と幸せなことだらう。本當に素晴らしい時を過ごす。

固い椅子に縮こまつて長時間ぢつとしてゐるのも結構堪へるやうになつて了つた(スタンディングもしんどいが)。

2009年11月13日(金) 編集

無題

曇り

呟きでも何でも残しておかないと、平日に自分が(仕事以外で)何をしてゐたのか、さつぱり思ひ出せなくなつた。

今週の買ひ物

宮本武蔵 剣と思想 (ちくま文庫)

宮本武蔵 剣と思想 (ちくま文庫)

三文紳士―新編 (1974年)

三文紳士―新編 (1974年)

学芸文庫より先に見つける事が出來た。表記は正かな遣ひ。

国語の歴史 (UP選書 177)

国語の歴史 (UP選書 177)

メモ

私の恋愛教室 (ちくま文庫)

私の恋愛教室 (ちくま文庫)

解説は中野翠

2009年11月08日(日) 編集

空

晴れ

朝から新幹線に乘り新潟へ行く。親類の披露宴に出席した。駅の近くにあるレストランだった。隨分ご無沙汰してゐた。夜には慌ただしく皈る。

行き歸りやたらと込んでゐたが紅葉の季節だからか。

二册讀了

茶の本 (岩波文庫)

茶の本 (岩波文庫)

茶道とか丸で縁のない生活をしてゐるが、不思議と茲で語られてゐる事柄には共感出來る處が多い。氣分だけは相通ずるものがある。

武士道 (岩波文庫 青118-1)

武士道 (岩波文庫 青118-1)

私の武士道の知識は漫畫で得たものしかない*1が、何か飲み込めないものがある。著者*2の信仰のこととか考へれば色々思ひ當たるのだらうが保留のまゝ。

*1:武士道とはシグルイなり。

*2:さういへば譯者もか。

2009年11月07日(土) 編集

無題

晴れ時々曇り

  • 床屋へゆく。
  • 平日も土日も關係ない日々。

2009年11月06日(金) 編集

無題

某日

  • 眩しい満月。急に冬めいてきた。
  • 楢山節考的、又は遠野物語のやうな逸話を聞いた。
  • 頃日、始終睡くて仕方なかつたのだが、風邪をひいてゐた所爲なのかもしれない。

買ひ物

書体の研究 for Digital Creators

書体の研究 for Digital Creators

同人誌で既に揃へてゐたけれど、あまり類のない本なので入手しておく。Vol.4以降をどうしたものか。

讀了

俳句の世界 (講談社学術文庫)

俳句の世界 (講談社学術文庫)

大いに示唆を受ける。「雅」と「俗」は單に研究の方法だけでなく、創作にも活かせるものだと思ふ。

あとがきで解釋學に就て觸れ、個別作品のもつ生きいきとした感動素歴史のに即して作品本文を味解するゆきかたを重視してゐた。小西先生の文章の魅力はそこから來てゐるのかもしれない。

2009年11月01日(日) 編集

府中の空

曇り

天皇賞を觀戰。この時期、わざわざ人込みの中へ出向くべきではないのだが。

買ひ物

アメリカの編集者たち (新潮文庫)

アメリカの編集者たち (新潮文庫)

万葉秀歌〈上巻〉 (岩波新書)

万葉秀歌〈上巻〉 (岩波新書)

万葉秀歌〈下巻〉 (岩波新書)

万葉秀歌〈下巻〉 (岩波新書)

日本語の世界 12 戯曲の日本語

日本語の世界 12 戯曲の日本語

日本語教のすすめ (新潮新書)

日本語教のすすめ (新潮新書)

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