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2009年02月28日(土) 編集

晴れ後曇り

  • 久し振りの晴れ間。
  • 最近事故で止まつたり遲れたりする電車に乗り合はせる事が増えた。

みたもの/新世紀の人形たち/サイトウ ヤスヒロ展/佳矢乃「しずくあつめ」/原研哉デザイン展

丸善丸の内本店にて

夜中になつたら絶待動き出すと思ふ。

「薄明かり」と云ふ繪がよかつた。

佳矢乃「しずくあつめ」手作り絵本&作品展

美篶堂にて。和歌山の方だ。あれこれ印刷の話抔を聞いた。

原研哉デザイン展 本

吉祥寺美術館にて。さういへば『常用字解』も原研哉の裝幀だ。

隣の展示室には萩原英雄と浜口陽三の作品があつた。浜口陽三の作品は何處かで目にしてゐた筈。

2009年02月27日(金) 編集

雪の日

  • 晝間から雪だと流石に寒い。
  • 月末にしては割と落着いた日。でも來週は忙しくなる。
  • いつになつたら今月行つたイベントのレポートが書けるのだらう。
    • ポメラよりもairpen MINIの方がよいのだらうか。

今週の買ひ物

図説 ローマ教皇 (ふくろうの本)

図説 ローマ教皇 (ふくろうの本)

江戸の読書熱―自学する読者と書籍流通 (平凡社選書 227)

江戸の読書熱―自学する読者と書籍流通 (平凡社選書 227)

本づくりのかたち

本づくりのかたち

祖父のこと 母のこと―青木玉対談集

祖父のこと 母のこと―青木玉対談集

東京おぼえ帳 (ウェッジ文庫)

東京おぼえ帳 (ウェッジ文庫)

塚本邦雄の青春 (ウェッジ文庫)

塚本邦雄の青春 (ウェッジ文庫)

ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと

ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと

史記を語る (岩波文庫)

史記を語る (岩波文庫)

女ひと―随筆 (新潮文庫)

女ひと―随筆 (新潮文庫)

解説が森茉莉

2009年02月25日(水) 編集

無題

降つたり止んだり

  • 健康診斷を受ける。結果は去年と變はらず。段々値を維持する事が目標に成りつゝある。
  • 今年も日暮里の又一順でお晝を食す。
  • 眞面目と云ふか、私は妙な処で眞面目なんだらうなあ。

讀了

日本語の歴史1 民族のことばの誕生 (平凡社ライブラリー)

日本語の歴史1 民族のことばの誕生 (平凡社ライブラリー)

2009年02月22日(日) 編集

飛鳥山

色々

久し振りの一家團欒。

土日に見たもの/紙と神/ルオー色の秘密/未来をひらく福澤諭吉展

企画展『紙と神』

王子紙の博物館にて。

ルオー収蔵作品展 色の秘密

松下電工汐留ミュージアムにて。

慶應義塾創立150年記念 未来をひらく福澤諭吉展

東京国立博物館表慶館にて。

ラジオ深夜便こころの時代

浄秀寺元住職・藤原正遠氏のお話「永遠のいのちの中で」を聞く。今月はずつと眞宗のお話だつた。

2009年02月21日(土) 編集

言ひ訣

何故あれが偏見で、何故お馴染なのか。そのへんをきちんと説明せずに偏見だとだけ言ふと、そっちの方こそ偏見ぢゃないかとかなんとか言はれて、そして正字正かなの主張を正しく知らない人はそれに納得してしまふだらう。といふか今回實際にそのやうに返されてしまってゐる。

慥かに、あれがお馴染の偏見であるといふ指摘は「正しい」。だが、だからといってそれだけで濟ませ、何も説明しないのならば、それは「正しさ」に寄掛かつたものではないか。

HM weblog

はてぶのコメントで簡潔に説明するだけの文章力が私にはありませんので。偏見に対しては感情に走る質なので、あの場では指摘するだけにとゞめました。

多くの人は正字正かなの主張をまったく知らない。ゆゑにそれは「契沖仮名遣いを使う」ということで日本の伝統を守っているかのように主張しているだけのことなのだと誰かが「それらしく」言へば、多くの人はそれを信じ兼ねないのが現況だ。この状況で、「ブクマコメント」で反對意見に一言お馴染の云々と言ひ放しにすることが、「正字正かな派」のなすべき事だらうか。

HM weblog

言ひ放しは私の無知と怯懦からくるものです。けれどもこれは云つておきたいのですが、「何々派として成すべき」と云ふやうな事柄を、假令何であれ、私は持ち合はわせてをりません。あくまで私にとつての成すべき事は、凡て私情に基づくものです。

heitotsuheitotsu 2009/02/25 00:38 まあ硬く構へないで、大丈夫ですから。お忙しい処、御意見ありがたうございました。

funaki_naotofunaki_naoto 2009/02/25 02:48 痛み入ります。

2009年02月20日(金) 編集

無題

雨のち晴れ

金曜日

  • 有楽町で「おくりびと」を觀る。
  • 表參道で蒸し野菜を食す。何故かyoutubeの話で盛り上がる。

木曜日

ジュンク堂書店池袋本店にて「一冊の書物としての『キセキ――gozoCiné』をめぐって(吉増剛造×前田英樹×八角聡仁)」を觀る。

吉増剛造を初めて間近でみて色々な話を聞いた。映像を見る。前田先生の話はやつぱりベルグソンに絡めて論じてゐた。

讀了

絵画の二十世紀 ~マチスからジャコメッティまで (NHKブックス)

絵画の二十世紀 ~マチスからジャコメッティまで (NHKブックス)

ピカソやジャコメッティに就いて色々教へられた。

今週の買ひ物

セザンヌ (1941年)

セザンヌ (1941年)

子をつれて (岩波文庫 緑 56-1)

子をつれて (岩波文庫 緑 56-1)

遊字典 (角川文庫)

遊字典 (角川文庫)

動くとき、動くもの

動くとき、動くもの

私の墨東綺譚 (新潮文庫)

私の墨東綺譚 (新潮文庫)

表記は正假名。

水たばこ香馥時間

水たばこ香馥時間

水玉生活 サラ・イイネス作品集 (講談社漫画文庫)

水玉生活 サラ・イイネス作品集 (講談社漫画文庫)

文庫になつてゐた! しかも増刊に描いてゐた連載も収録されてゐる。

最終巻。

heitotsuheitotsu 2009/02/23 04:19 http://d.hatena.ne.jp/mhrs/20090221 // こんな意見も在るやうだから偏見云々の件について辯明しておいたはうがいいと思ひますよ。

funaki_naotofunaki_naoto 2009/02/23 17:45 お気遣ひありがたうございます。もりやまさんの記事は存じてをりますし、後でお答へするつもりです。たゞ言葉を見つけるのに時間が掛つてゐます。

2009年02月16日(月) 編集

文字

晴れ

  • 取り敢へず一山越える。しかし草臥れた。
  • 急にまた寒くなつた。
  • 今月の國文學増刊號は氣になる。表紙構成は菊竹寛。

二册讀了

独学の精神 (ちくま新書)

独学の精神 (ちくま新書)

セザンヌ 画家のメチエ

セザンヌ 画家のメチエ

装丁は鈴木一誌

ベルグソンセザンヌを論ずるやうな趣きがある。

だが語るのは、人間だけである。人間の頭脳に対しては、自然は永遠に沈黙している。画家は、このことに最も辛抱強く耐えうる者でなくてはならない。

言葉ではなく、繪が(そして自然が)語ることに私は聞き入らなくてはならない。

ラジオ深夜便こころの時代

浄秀寺元住職・藤原正遠氏のお話「百花みな香りあるごと」、雑誌「上方芸能」発行人木津川計「大阪の都市格を考える」を聞く。

2009年02月15日(日) 編集

無題

晴れ

  • 金曜日に春一番が吹く。晝間は暖かいのだが、夜は冷えるので着るものに困る。
  • 鳥の糞の直撃を喰らふ(My God !!)。マンガみたいだ。
  • 色々あつて土日は休日出勤。
    • 展覧会やイベントは土日に廻つた。いつ仕事をしてゐたのやら。

イベント/手漉き和紙×活版印刷=名刺/よみがえる黄金文明展

「手漉き和紙×活版印刷=名刺」展

美篶堂にて。

とても綺麗だ。會場で和紙と活字の相性についての質問があつた。

よみがえる黄金文明展〜ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝

大丸ミュージアムにて。

2009年02月14日(土) 編集

フォント/ヘルベチカ/エミール・ルーダー

晝間はHelveticaで夜はUniverseばかり見る。

また一行感想。

「Helvetica forever: Story of a Typeface ヘルベチカ」展

「エミール・ルーダー そのタイポグラフィと哲学」

idea (アイデア) 2009年 03月号 [雑誌]

idea (アイデア) 2009年 03月号 [雑誌]

内容がグリッドを決める。

タイポグラフィは自由。可能性はいくらでもある。

ロジックだけでなく偶然性。

二つのキーワードserendipityとcrumpled

自発さや自在さ,広がりがある。

形態は機能に従う。

頁の枠からどう抜け出るか。枠を超えてゆく想像力。

現代にもつながるタイポグラフィ。

秩序のタイポグラフィだけでなく有機的なタイポグラフィ。

チョヒルトの特集から同時多発的な動き。尤もルーダーとは水と油だが。

2009年02月11日(水) 紀元節 編集

職場にて

  • 案の定休日出勤。平日も暫く午前樣。
  • Skypeでお喋りしてゐる處を間近でみる。
  • メールをナールと讀み間違へる。写植腦の爲業か。

二册讀了

不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)

不干斎ハビアン―神も仏も棄てた宗教者 (新潮選書)

日本教徒―その開祖と現代知識人 (角川oneテーマ21)

日本教徒―その開祖と現代知識人 (角川oneテーマ21)

最近買つたもの

和本の海へ 豊饒の江戸文化 (角川選書)

和本の海へ 豊饒の江戸文化 (角川選書)

「ことば」という幻影

「ことば」という幻影

装丁は明石書店デザイン室。

考える人 (新潮文庫)

考える人 (新潮文庫)

文庫になつたので買つてみた。あとがきの書體を本文と別のものに變へてゐる。

ザビエルの見た日本 (講談社学術文庫)

ザビエルの見た日本 (講談社学術文庫)

対談 パウロを語る

対談 パウロを語る

新装版 スヌーピーたちの聖書のはなし (講談社の実用BOOK)

新装版 スヌーピーたちの聖書のはなし (講談社の実用BOOK)

ラジオ深夜便こころの時代

京都・大珠院元住職 盛永宗興の「己を知る」、安斎育郎氏の「都・居酒屋・加藤周一」を聞く。

2009年02月08日(日) 編集

『日本語活字ものがたり』刊行記念トークショー「活字デザイン今昔」

簡短に一行感想。

フォントの品質、何をもつて「質」とするか。

物理的にはよくなつた。しかしそれ以外で捕へられないもの。

佐藤敬之輔さんの話

字游工房の話から

明朝体を描く時に最初に横線を入れる時の位置。

線の位置は狭くなる。練度。

B4の紙に二つ描く。

フォントの作り方

12種類の文字を描く。

部首やつくりを基にして文字を組み合はせ、400文字を種字とする。

写研は墨汁や墨をつかふ。間接的に文字は筆で描かれることを意識する。

活字は逆に描くので上手下手は意味がない。

四角に入れるか、四角を打ち破るか。

漢字は単体でもいい。しかし仮名はつながって一つの単語にならないといけない。

仮名を作る極意。連綿では言葉を続けてゐる。

最近の仮名は、筆の印象が出せない。

明朝体のこと

低解像度のコンセプト。

個性的でも保守的であってもいけない。

上手く組めても誰も誉めてくれない。

制約があるときどうやって新しいものにするか。

ヒラギノの取り組み。コンセプトと機械的にならないような工夫。

四角の中を埋めるような感じ→まづ四つの角を埋める。

ハングルは楷書。

明朝体はローマン体と組むのによい。

最近,書体をつくる人(学生)はゴシックが多い。横組みがなじむからか。

硬筆の書体。

リュウミンは横組みだと,どうなのか。

縦組は焼き鳥。→最近の居酒屋では経費削減のためかばらばらで出ると*1

仮名に興味をもってほしい。

石井は判面が弱い印象を與へる。

豊かという字で説明→水平垂直がめちやくちや。でも味というか全体に品がある。書体の品格。

和服姿の女性(後ろ姿)*2

テロップから編み出されたナールとタイポスの話。

ナールや石井は品格がある。表現できない品のよさ。

職人にとって文字がみられないのがよいこと。

文字の宇宙の話。

使われだして十年たたないと書体の良し悪しがみえてこない。

自分の尺度でみてゆく。

誰がつかって、どう言ってゐるか。

カタカナの使用頻度があがったため仮名が大きくなった。

「トイレ」を縦に組むとそれぞれの文字のバランスが分かりやすい。

その他

サインを貰ふとき少し緊張した。

「本を読んでくれたら、ぜひ、正直な感想をください。批判でもなんでも」とくどい位に反応を求めてゐたのが印象に残つた。

その后で会場に居た方々と喫茶店であれこれ話を聞いた。

矢鱈と風の強いだつた。

*1:后で飲食業の方にきいたら、宮崎では焼き鳥は網焼きにする所もあるので、必ずしも串焼きだけではないと云ふ話を聞いた。

*2:さういへば日本語書体少女でも石井明朝体は和服姿であつた。

2009年02月07日(土) 編集

第2回ワークショップ: 文字 ―文字の規範―

  • http://www2.kokken.go.jp/egov/20090207.report.html

立川の国立国語研究所にて。地図を見ないで行つたら、隣の建物と間違へて慌てる。

会場で色々な方々と再会する。詳細なレポートが他にあがつてゐるので内容は割愛。

懇親会で斎藤みちさんとお話する。阿佐ヶ谷の話から学問の事まで色々と。あと国立国語研究所の方から苦労話を聞く。周りに何もないし、夏は冷房がなく、窓を開けたら虫が飛込む抔と。あの立地だとたしかに納得して了ふ。

三次会でMさんと国語の話をした。

2009年02月04日(水) 立春 編集

渦巻都市

曇り時々晴れ

今年もPAGEには行けない。しかも木金は午前樣になりさうだし。

二册讀了

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)

反猶太主義者や陰謀論者と同じ心性を、私の裡にも十二分に持ち合はせてゐることを確認した。

日本人とユダヤ人 (角川oneテーマ21 (A-32))

日本人とユダヤ人 (角川oneテーマ21 (A-32))

高校生の時に一度通読してゐた。さつぱり内容を忘れてゐた(語呂盤の話だけ覚えてゐた)といふ事は、然程感銘を受けなかつたと思ふ。当時、讀んでゐることを聞き知つた知人から浅見貞雄も勧められたが、結局それは讀まずじまひだつた。

この著作が書かれた背景や作者の正体の事などは後々目にしたが、改めて再読してみて、また思ふことがそれなりにあつた。恐らくこの先も讀み継がれるやうな本である。そして毀譽褒貶の多さもまた変はる事はないだらう。

買つたもの

猫のいる日々 (徳間文庫)

猫のいる日々 (徳間文庫)

日本の漢字・中国の漢字

日本の漢字・中国の漢字

我等なぜキリスト教徒となりし乎

我等なぜキリスト教徒となりし乎

2009年02月01日(日) 編集

太陽の塔(模型)

風の強い日

  • 眠りこける。
  • 地震があつたらしいが此方はそれ程搖れなかつたと思ふ。

特別展「1970年大阪万博の軌跡」

展示や映像などを見る。當時私の母も月の石を觀に行つた。想像以上に小さいものだつた。

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