はてなの茶碗

2008年10月31日（金）編集

晴れ

日録

割と忙しい。
私の周りでも風邪が流行つてゐる。順々に交替するみたいに、誰かしら體調を崩して缺勤してゐる。
日が短くなつた。流石に半袖を着てゐると夜は冷える。
夜中に醉つぱらひを多く見掛ける。驛のあちこちで誰かが醉ひ潰れてゐたり、小競り合ひがあつたりして慌たゞしい。

二册讀了

本

福沢諭吉の哲学―他六篇 (岩波文庫)

作者: 丸山眞男,松沢弘陽
出版社/メーカー: 岩波書店
発売日: 2001/06/15
メディア: 文庫
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翻訳と日本の近代 (岩波新書)

作者: 丸山眞男,加藤周一
出版社/メーカー: 岩波書店
発売日: 1998/10/20
メディア: 新書
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併せて讀んで正解だつた。

2008年10月26日（日）編集

最近みたもの/Helvetica/フェルメール展/大琳派展/八犬伝の世界

展覽會

Helvetica「A tribute to Typography～ヘルベチカの過去・現在・未来」展

ラフォーレミュージアム原宿にて。ヘルベチカで組まれたバイブル*1がよかつた。これは欲しくなる。

ヘルベチカ ~世界を魅了する書 [DVD]

出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
発売日: 2008/10/24
メディア: DVD
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會場で購入。

フェルメール展

東京都美術館にて。

大琳派展―継承と変奏―

東京国立博物館にて。以前にも個々の畫家や作品抔は澤山目にしてゐたが、やつとそれらが琳派と云ふ纏まりとして初めて私の中で繋がつた。

八犬伝の世界

千葉市美術館にて。八犬傳の原作に觸れるのは今囘が初めてかもしれない。人形劇も映畫も歌舞伎も見過ごしてきたから、何等、前知識を持ち合せてゐない。

浮世繪に描かれた登場人物のキャラクターや舞臺の筋書きを追ふだけで、知らず識らずの内にこちらもわくわくとしてくる。見てゐるとこれは熱中するのも頷ける。

祖父江慎のコレクションも展示されてゐた。

後日購入。

南総里見八犬伝 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス (SP90))

作者: 曲亭馬琴
出版社/メーカー: 角川学芸出版
発売日: 2007/10/01
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現代語譯もあつたが、可成りの分厚さに怖ぢ氣附いた。

曇り

日録

昭和記念公園へ花見に行く。コスモスが咲みだれてゐた。

歸りに昭和天皇記念館を見學する。最近作られた施設だ。

*1：岩淵まどかさんの作品だつたか。

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2008年10月25日（土）編集

曇り

日録

床屋へ行く。さつぱりした。
昨日は蒸し暑かつた。

讀了

本

現代政治の思想と行動

作者: 丸山眞男
出版社/メーカー: 未来社
発売日: 1964/05/30
メディア: 単行本
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分量があるので讀み通したら草臥れたが、それでもとても興味深く讀む。戦後直ぐに書かれたとは思へない程の内容だ。今の時代でも傾聴に値する。

尤もそれは、日本が戦後から平成迄、なんら変はる処がなかつたことでもあるのだが。

丸山を讀む時は、『日本の思想』『現代政治の思想と行動』『日本政治思想史研究』の順に讀むのがいゝと、以前アドバイスを受けた事がある。

2008年10月21日（火）編集

晴れ時々曇り

日録

自宅のMacが頻繁にカーネルパニックを起こして、何度も再起動する羽目に。原因を調べてゐるがいまいち分らない。

けふの買ひ物

本

ニホンゴキトク

作者: 久世光彦
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 1996/05
メディア: 単行本
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その他

國文學 2008年 11月号 [雑誌]

出版社/メーカー: 学燈社
発売日: 2008/10/10
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少し驚いた。

idea (アイデア) 2008年 11月号 [雑誌]

出版社/メーカー: 誠文堂新光社
発売日: 2008/10/10
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「書体」や「デザイン」を題材とした最近の同人誌を取り上げてゐる。
杉浦康平さんの文字の本が十一月に發賣豫定。

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2008年10月19日（日）編集

最近みたもの/アーツ・アンド・クラフツ/原研哉個展/藤城清治展/クモの網展/秋の優品展

展覽會

アーツ・アンド・クラフツ（イギリス→アメリカ）展

埼玉県立近代美術館にて。

原研哉個展「白」

gggにて。山水を連想した。

藤城清治展「光と影」

銀座の教文館にて。昔から色々なところで目にしてゐたのだが、藤城清治を纏めて見たのは初めてだつた。

美しい。

この人の影繪をみてゐると何故か泣けて泣けて仕方が無い。

藤城清治展「光と影のファンタジー」

サンシティ越谷市民ホールにて。

藤城清治氏の作品を初めてみたのは何時のことだつたか。

邱永漢の小説『西遊記』の插し繪は痺れた。ウヱブでも讀めるのがすごい。

http://www.1101.com/saiyuki/

鏡を效果的に用ゐてゐた。

クモの網展

INAXギャラリーにて。

不思議だ。

秋の優品展

五島美術館にて。紫式部日記繪卷もあつたが、燒き物ばかりみてゐた。

四大嗜好品にみる嗜みの文化史

たばこと塩の博物館にて。煙草を嗜むやうになつてから、かういふのがとても面白くみられるやうになつた。最近は煙管もやつてゐる。
乾杯の由來やら宴會と直會の違ひを知る。
宣長さんが煙草好きだつてのは聞いてゐたが、徂徠や羅山も愛煙家だつたのは初耳。
キャプションに見慣れぬゴシック体（DF華康ゴシック体？）を使つてゐた。

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2008年10月17日（金）編集

曇り

日録

月が綺麗だつた。夜中だと見上げるのに隨分骨が折れる。
連休明けにまた鞄を忘れて出勤。荷物を小分けにするのも考へもの。
仕事が一段落したと思つたのは錯覺だつた。
泡盛を飮む。

讀了

本

日本政治思想史研究

作者: 丸山眞男
出版社/メーカー: 東京大学出版会
発売日: 1983/06/01
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文字

里見弴の作品。

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2008年10月12日（日）編集

秋も、一箱古本市

本

今年はゆつくり廻れた。日暮里からライオンズガーデン、宗善寺、そして光源寺とそれなりに彼方此方歩いた。

光源寺は大きな觀音が祀られてゐた。

會場の一角でヴァイオリンの演奏に耳を傾ける。選曲が沁みる。

つるぎ堂のポストカードを買ふ。

写真日記

けふの買ひ物

清水町先生―井伏鱒二氏のこと

作者: 小沼丹
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 1992/03
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日本の原点―林房雄対談集 (1972年)

作者: 林房雄
出版社/メーカー: 日本教文社
発売日: 1972
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お金持ちになれる人 (ちくまプリマー新書)

作者: 邱永漢
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2005/07/01
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ファッションのチカラ (ちくまプリマー新書)

作者: 今井啓子
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2007/06/01
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思想の運命 (中公文庫 M 97-3)

作者: 林達夫
出版社/メーカー: 中央公論新社
発売日: 1979/11/10
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歴史の暮方 (中公文庫)

作者: 林達夫
出版社/メーカー: 中央公論新社
発売日: 1976/06/10
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パスカルにおける人間の研究 (岩波文庫)

作者: 三木清
出版社/メーカー: 岩波書店
発売日: 1980/07/16
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随筆泥仏堂日録 (講談社文芸文庫)

作者: 川喜田半泥子
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2007/03/10
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徒然草を読む (講談社学術文庫)

作者: 上田三四二
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 1986/01/07
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無為について (講談社学術文庫)

作者: 上田三四二
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 1988/09
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日翳の山ひなたの山 (中公文庫)

作者: 上田哲農
出版社/メーカー: 中央公論新社
発売日: 1979/02/10
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日暮里驛案内

文字

洗煉された書風だ。

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2008年10月11日（土）編集

曇り後晴れ

日録

今日も晝間は蒸し暑い。日が暮れると急に寒くなる。
原宿のDesign Festa Galleryにて、木版の展示とファッションショーを觀た。世の中には色々な人達が居る。隣のさくら亭でお好み燒きを食す。
歡談。

月の湯古本まつり

本

目白台にて。前囘よりも落着いてみられた。籠の中に本が置かれてゐると、どうしても出し入れする時に亂雜になつて仕舞ひ、本が痛みやすくなりさうで氣になる。

美味しいチャイを飮む。

今日買つたもの

正宗白鳥全集 (第28巻)

作者: 正宗白鳥
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発売日: 1984/09
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自分のなかに歴史をよむ (ちくまプリマーブックス (15))

作者: 阿部謹也
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 1988/03
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現代人は愛しうるか―黙示録論 (中公文庫ロ 3-1)

作者: D.H.ロレンス,福田恆存
出版社/メーカー: 中央公論新社
発売日: 1982/06/10
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時刻表昭和史 (角川文庫)

作者: 宮脇俊三
出版社/メーカー: 角川書店
発売日: 1987/07
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吉田茂 (1983年) (中公文庫)

作者: 今日出海
出版社/メーカー: 中央公論社
発売日: 1983/03
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東京の昔 (1974年)

作者: 吉田健一
出版社/メーカー: 中央公論社
発売日: 1974
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2008年10月10日（金）編集

晴れ時々曇り

日録

氣附いたらもう金曜日だよ。
蒸し暑い日。

職場にて

サーバが落ちる。
部屋に蜻蛉が紛れ込む。秋茜か。風情があるかと思つたが、螢光燈に突進して喧しいので結局追ひだした。

けふの買ひ物

本

日本の古代〈14〉ことばと文字 (中公文庫)

作者: 貝塚茂樹,江上波夫,司馬遼太郎,岸俊男,大林太良,森浩一
出版社/メーカー: 中央公論社
発売日: 1996/11
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分厚い。

受験生のための一夜漬け漢文教室 (ちくまプリマー新書)

作者: 山田史生
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2008/10/01
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聞き書き着物と日本人―つくる技、着る技 (平凡社新書)

作者: 原田紀子
出版社/メーカー: 平凡社
発売日: 2001/10/01
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戸板康二の歳月 (ちくま文庫)

作者: 矢野誠一
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2008/09/10
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戸板康二は福田恆存が嫌ひだつたのか*1。それにしてもあんまりな書き方ではある。

*1：夏彦翁の言及もあつた（http://lunatic666.air-nifty.com/ytsuki999/2003/02/post_26f9.html）

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2008年10月07日（火）編集

曇り後雨

日録

繁忙期。
法務省へお使ひ。

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2008年10月06日（月）編集

某日

日録

書店で氣狂ひをみた。舞臺上で名優が朗々と臺詞を語るかの如く、老女がよどみなく言葉を紡いでゐた。しかしそれは丸で意味をなさぬ單語の羅列でしかなかつた。

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2008年10月05日（日）編集

曇り

日録

鮫洲の運轉免許試驗場にて免許證の更新。十何年振りに訪れる。

新しい免許の寫眞を見ると、年を經る毎に胡散臭いをつさんに成りつゝある。

講習を受ける。道路交通法も結構新しくなつてゐる。ビデオをみてゐると、運轉者が安全運轉を心掛けるのは尤もであるが、歩行者に對して、それは無茶し過ぎだろと云ひたくなる處も稍ある。

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2008年10月04日（土）編集

晴れ

日録

寐過す。

千葉県の指定文化財展　房総の仏像・仏画

展覽會

http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/exhibitions/special_ex/2008butuzobutuga/butuzoten080903.htm

佛像はやつぱりお寺でみるものかもしれないと最近思ふ。

常設展をぐるりと廻り、房総の歴史と自然誌を見學する。

2008年10月03日（金）編集

晴れ

日録

連休抔などで曜日の感覺を失ふことは在るが、忙し過ぎても同じやうな感覺に見舞はれる。
葡萄を食す。
はてなハイクの方で更新してもいゝのだけれど、後で讀み返す時に不便だ。
田谷野歩『ごあいさつ』を讀む。

二册讀了

本

現人神の創作者たち〈上〉 (ちくま文庫)

作者: 山本七平
出版社/メーカー: 筑摩書房
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現人神の創作者たち〈下〉 (ちくま文庫)

作者: 山本七平
出版社/メーカー: 筑摩書房
発売日: 2007/10/01
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まだ暫く儒學の勉強。

變拍子の曲

彼是, 音樂

そんなに音樂を知らないので、連想したものを幾つか擧げる。

Good Morning, Good Morning (The Beatles)

指摘される迄これが變拍子だと云ふのに全く氣が附かなかつた。私の音樂的素養はこの程度である。

Blue Rondo A La Turk (Dave Brubeck)

http://jp.youtube.com/watch?v=kc34Uj8wlmE

多分キース・エマーソンの方を先に聞いてゐたかもしれない。

3 3 2 2 2 1 2 2 2 (Don Ellis Orchestra)

まだ誰も言及してゐない筈。初めて聞いた時は驚いた。

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はてなの茶碗

Helvetica「A tribute to Typography～ヘルベチカの過去・現在・未来」展

フェルメール展

大琳派展―継承と変奏―

八犬伝の世界

その他

アーツ・アンド・クラフツ（イギリス→アメリカ）展

原研哉個展「白」

藤城清治展「光と影」

藤城清治展「光と影のファンタジー」

クモの網展

秋の優品展

けふの買ひ物

今日買つたもの

職場にて

Good Morning, Good Morning (The Beatles)

Blue Rondo A La Turk (Dave Brubeck)

3 3 2 2 2 1 2 2 2 (Don Ellis Orchestra)

その他のリンク