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2008年03月30日(日) 編集

白木蓮

曇り後雨

  • 年度末。ミッション終了。一つ肩の荷を降ろす。
  • 彼岸も過ぎたと云ふのにかなり寒い。櫻は來週くらゐ迄持ちさうかな。
  • 埼京線の車窓から見る、石神井川沿ひの櫻竝木は、いつも唐突に目に飛び込んでくる。

永井荷風のシングル・シンプルライフ展

世田谷文学館にて。キャプションにブログやスイーツと云ふ語がでてきて、何か可笑しい。

図説 永井荷風 (ふくろうの本/日本の文化)

図説 永井荷風 (ふくろうの本/日本の文化)

朝寝の荷風

朝寝の荷風

會場にて購入。引用部分はちやんと正假名だ。

けふの買ひ物

空ぞ忘れぬ

空ぞ忘れぬ

福田恆存評論集〈第10巻〉日米兩國民に訴へる

福田恆存評論集〈第10巻〉日米兩國民に訴へる

2008年03月29日(土) 編集

夜櫻

職場にて

  • 職場の處もごみの分別が變はるやうだ。今迄さんざつぱら分別に氣を使つてきたのに、ある日突然意味がなくなつた。世の中の決まり事はあてにならない。取り敢ず買ひ込んだごみ處理券を引き換へなくては*1
  • emacsをタブ・エディタにする。便利。
  • 古いプリンターにあちこちガタが出始めてゐる。

古典かなの美展

東急本店にて。寂蓮法師の書は初めてみたやうな氣がする。

野口暁ソロダンス06

  • 東高円寺のParaGLOBEにて。ダンスと云ふか、これは「動き」そのものと呼びたい。
  • ダンスのいゝところは、目の前の空間と時間だけを用ゐるのがいゝ。
  • 音樂の趣味が似てゐるやうにも思ふ。金語樓がかかつたのには驚いた。

二册讀了

地下水の思想

地下水の思想

遠いまなざし

遠いまなざし

日本にはまだまだ凄い人がゐるものだ。

*1:しかしお知らせをdocファイルで配付するのはいただけない。

2008年03月25日(火) 編集

枝垂櫻

夜櫻

六義園にて、ライトアップされた枝垂櫻を観る。夢心地。

平成19年度国語施策懇談会

霞ヶ關の文部科学省講堂にてお話を聞いてゐた。

最近の買ひ物

ニーチェ―ツァラトゥストラの謎 (中公新書)

ニーチェ―ツァラトゥストラの謎 (中公新書)

遠いまなざし

遠いまなざし

日本橋檜物町 (平凡社ライブラリー)

日本橋檜物町 (平凡社ライブラリー)

何と凝つた版面なのだらう。罫線をあしらつたスタイルに痺れる。いつそ明朝體以外の書體で組んでみたくなる。

表記は正假名。

森銑三を取り上げてゐる。

風俗往来 (中公文庫)

風俗往来 (中公文庫)

古人往来 (中公文庫)

古人往来 (中公文庫)

新編 物いう小箱 (講談社文芸文庫)

新編 物いう小箱 (講談社文芸文庫)

古句を観る (岩波文庫)

古句を観る (岩波文庫)

今更ながら森銑三を讀まうかと思ひ立つ。今、他に氣になる書き手としては柴田宵曲岩本素白、そして岡本綺堂をあげる。

半七捕物帳〈1〉 (1977年) (旺文社文庫)

半七捕物帳〈2〉 (1977年) (旺文社文庫)

半七捕物帳〈3〉 (1977年) (旺文社文庫)

半七捕物帳〈4〉 (1977年) (旺文社文庫)

半七捕物帳〈5〉 (1977年) (旺文社文庫)

半七捕物帳〈6〉 (1977年) (旺文社文庫)

2008年03月23日(日) 編集

木蓮

晴れ

陽氣も好いので、土日は新宿御苑に通ひ花見をしてゐた。

染井吉野も開花し出すが、先に咲いてゐる枝垂櫻や彼岸櫻も充分見應へがある。大島櫻もよかつた。

大きな木蓮が一際目立つてゐた。遠目でも輝かんばかりに存在を主張してゐる。

四册讀了

日本語を書く部屋

日本語を書く部屋

私にとつての日本語を書く部屋は、オンラインにしかないやうな氣がする。

最後の国境への旅

最後の国境への旅

言語學者や國語學者とはまた違つた、重要な仕事をしてゐる。

現代短歌 そのこころみ (集英社文庫)

現代短歌 そのこころみ (集英社文庫)

かういふのを讀むと、たゞ己の無知を耻ぢるのみ。

2008年03月22日(土) 編集

SELL OUT(The Who)のモノラル盤を聽く。かういふ音は大好き。

2008年03月21日(金) 編集

花

曇りのち晴れ

  • 風の強い日。滿月に枝垂るる櫻。
  • 健康診斷へ行く。体重が減つて視力があがつてゐた。不思議。
  • 日暮里の又一順で炒飯と小龍包を食す。美味。隨分驛前の風景が樣變りして了つた。
  • DTPWORLDを立ち讀みする。連載の「文字は語る」や「フォント解体新書」を見る。特輯で本當に田中圭一がイラスト描いてゐてやつぱり驚く。
  • 毎日只管藏書の整理。二百册くらゐは片附けられるか。しかし矢鱈と時間をとられる。

最近買つた物

誰も寝てはならぬ(8) (ワイドKC モーニング)

誰も寝てはならぬ(8) (ワイドKC モーニング)

国語学原論 続篇 (岩波文庫)

国語学原論 続篇 (岩波文庫)

かういふのを見ると、私は偏頗な音樂の聞き方をしてゐたと思ふ。半分くらゐは名前も知らない音樂家ばかりだ。

ジャズメンとの約束 (集英社文庫)

ジャズメンとの約束 (集英社文庫)

氷だけで禁煙できた! (健康人新書)

氷だけで禁煙できた! (健康人新書)

音樂の話でも禁煙の話でも、當り前だけれど同じ文章で書いてゐる(内容毎に文體は違ふ事はあるけれど)。

本の話 (岩波写真文庫―田中長徳セレクション)

本の話 (岩波写真文庫―田中長徳セレクション)

これは面白い。他の寫眞文庫も氣になる。

私の詩と真実 (講談社文芸文庫)

私の詩と真実 (講談社文芸文庫)

使徒のはたらき―新約聖書 (岩波文庫 青 803-2)

使徒のはたらき―新約聖書 (岩波文庫 青 803-2)

キリスト者の自由・聖書への序言 (岩波文庫)

キリスト者の自由・聖書への序言 (岩波文庫)

味のある言葉 (講談社文庫)

味のある言葉 (講談社文庫)

うつくしい言葉

うつくしい言葉

讀了

ふたりのゴッホ ゴッホと賢治37年の心の軌跡

ふたりのゴッホ ゴッホと賢治37年の心の軌跡

素晴しい。自分の感受性とスケッチする手を信じてきた人の文章だ。

繪本

早速購入して讀む。

にいさん

にいさん

描かれた繪の迫力に壓倒される。しかし、何が描かれなかつたのかも氣になる。

絵描き

絵描き

ゴッホ

これも讀まなければならないだらう。

賢治

賢治の童話も纏めて通讀したいのだけれど、假名遣ひが替へられてしまつてゐるのが殆どなので氣に喰はない。全集以外で、表記が正假名の單行本つてあるのだらうか。

2008年03月20日(木) 春分の日 編集

曇天

お彼岸だと云ふのに肌寒い。

モクレン、満開

美篶堂にて。出口由加子*1さんの作品を觀る。とても好い繪。けふは雨降りなので花見には行けなかつたが、代はりにいゝものを見られて滿喫する。出口さんと木蓮の話をする。

「日中書法の伝承」展

東京美術倶楽部にて。凄く充實した展示だと云ふのは傳はるのだが、生憎こちらの無知の所爲で、猫に小判みたいな感がある。ざつと廻りながら、目についたのだけぢつと見てゐた。

けふは楷書や行書よりも、何故か隸書や篆書が面白くみえた。金農の隸書や鄧石如や呉煕載の篆書は妙に惹かれた。

日本の古筆も多數あつたのだが、展示品とガラス板の距離が離れ過ぎてゐて、もう少し間近でみたかつた。屏風位大きいものなら問題はないのだが。

チャリティ・コンサート@千代田テクノル

水曜にお箏の演奏を聽く。前半は獨奏、後半は十七弦を加へてトリオでの演奏。

改めて聽くと、お箏は私にとつて結構距離を感じさせる樂器だ。身近に觸れる機會がない所爲もあるのだが。

2008年03月16日(日) 編集

風景

晴れ

  • けふも暖かい。
  • 遠出をする積りだつたが寐過す。何でこんなに眠いのだらう。

讀了

世界の名著〈第24〉パスカル (1966年)

世界の名著〈第24〉パスカル (1966年)

これも頗る面白い。尤も信仰の話はさつぱりなのだが。

考へるか信ずるか。パスカルは僕等の精神をぢつとさせては呉れない。

けふの買ひ物

漢字は日本語である (新潮新書)

漢字は日本語である (新潮新書)

ふたりのゴッホ ゴッホと賢治37年の心の軌跡

ふたりのゴッホ ゴッホと賢治37年の心の軌跡

今月新しい繪本が發賣されるので、讀んでおかうと思つた。

にいさん

にいさん

2008年03月15日(土) 編集

猫

晴れ

新橋にてアフリカン・フェスタをみる*1。音樂を聽いたり輕食をしたり。

銀座にて「ナガオカケンメイの考え」/工作の時代

「ナガオカケンメイの考え」展

松屋銀座にて。意志と云ふ事を考へる。或いは

工作の時代 -『子供の科学』で大人になった

INAXギャラリーにて。私も『子供の科学』を定期購讀してゐた。投稿してバッチを貰つたこともある。

工作よりも自然科學の記事を樂しみに讀んでゐたので、ラジオとかは作らなかつた。紙飛行機はよく作つて飛ばしてゐたので懷かしい。

*1:今年は日比谷ぢやないのかと思つたら別の催しみたい。

2008年03月14日(金) 編集

きのふけふ仕事にならない。

2008年03月13日(木) 編集

花

曇り時々晴れ

  • 菜の花ごはんを食す。その他の春野菜も美味しい。
  • 藏書の整理を始める。百册位は片附けたいが、でも燒け石に水。
  • 職場にてケーキを食す。

最近の買ひ物

忘れ得ぬ人々 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

忘れ得ぬ人々 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

植物一日一題 (ちくま学芸文庫)

植物一日一題 (ちくま学芸文庫)

はっぴいえんど コンプリート

はっぴいえんど コンプリート

たしか前の版も持つてゐたやうな。

一筋の道 (1984年)

一筋の道 (1984年)

現代短歌 そのこころみ (集英社文庫)

現代短歌 そのこころみ (集英社文庫)

堀辰雄覚書・サド伝 (講談社文芸文庫)

堀辰雄覚書・サド伝 (講談社文芸文庫)

サド侯爵夫人 (1967年)

サド侯爵夫人 (1967年)

ザビエルとその弟子 (講談社文庫)

ザビエルとその弟子 (講談社文庫)

版面を廣くとつて大きめの書體(13級くらゐか)で組んでゐる。その所爲か妙に窮屈にみえる。ヒラギノで組まれてゐるので餘計にさう感ぜられるのかも。

最近刊行されてゐる文庫は、昔と比べて本文書體が大きいものが増えたやうな氣がする。

新編 かぶりつき人生 (河出文庫)

新編 かぶりつき人生 (河出文庫)

暖かくなつたら出掛けよう。

2008年03月09日(日) 編集

花

晴れ

  • 床屋へ行く。さつぱりする。
  • 土曜に定例會に出席。疲れた。
  • ココイチで籤をひいたらスプーンが當たる。

職場にて

  • またフォントのインストール。
  • 爰暫く暖房が毀れて使へなかつたのだが、指摘されるまで全く氣が附かなかつた。
  • 今週も割と忙しくなつた。

2008年03月05日(水) 編集

僅かな事が我々を悲しませるので、僅かの事が我々を慰める。(Pascal『pensée』)

2008年03月04日(火) 編集

紅梅

西行の仮名

出光美術館にて。古筆を見るがさつぱり分らないまゝ。

俵屋宗達の『西行物語絵巻』は、見てゐると色々思ふものがある。

讀了

世界の名著〈第19〉モンテーニュ (1967年)

世界の名著〈第19〉モンテーニュ (1967年)

やつぱり古典は頗る面白い。文章にモンテーニュと云ふ人間がよくあらはれてゐる。かういふ文章はフランス語で讀めれば、もつと樂しいのだらうな。

酸いも甘いも噛み分けたやうな苦勞人を思ひ浮かべる。

ミッション終了。色々起る。毎囘かうだと身が持たぬ。

2008年03月02日(日) 編集

百草園

京王百草園の梅まつり

百草園へ花見に出掛ける。急峻な坂を登らないといけないのには面喰らつた。園内も坂道や階段ばかり。見晴し臺に出るととても眺めがよい。

結構な人出のなかタコ燒きを食べたり、大正琴の合奏を聞いたりする。

芭蕉の句碑

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隣に崩し字ではなく普通に書かれた立札があるのでどんな歌かは判讀出來る。

写真日記花

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百草ファーム

百草園を出て、牛舍へ立ち寄る。寐そべる子牛達。

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そして百草ファームが經營してゐるイタリアンジェラートのお店にて、ジェラートを食す。

冬場でも立ち寄るだけの價値はある逸品だ。

2008年03月01日(土) 編集

無題

晴れ

  • 暖かいが風が強い。
  • 久し振りに赤塚城址の梅林へ花見に行く。大體七分咲きくらゐ。ぼうつと見てゐる。
  • 特定の語だけ檢索エンジンに捕捉されないやうにするにはどうしたらいゝのか、時々思ふ事がある。

深夜便アーカイブス

「朝の訪問」を聞く。牧野富太郎のインタビューの時、同席してゐた女性(ご家族の方か)の流暢な山の手言葉に耳が行く。語尾の「ざます」が實に滑らかだ。かういふ言葉を遣へる人は、今や居ないのだらうな。

最近買つたもの。

漢字を楽しむ (講談社現代新書 1928)

漢字を楽しむ (講談社現代新書 1928)

漢字の蘊蓄だけでなく、書體や規範についての話もある。

文学鶴亀

文学鶴亀

鳴雪自叙伝 (岩波文庫)

鳴雪自叙伝 (岩波文庫)

明治人物閑話 (中公文庫)

明治人物閑話 (中公文庫)

森銑三は正假名で讀みたいなあ。

ふすま―文化のランドスケープ (中公文庫)

ふすま―文化のランドスケープ (中公文庫)

新・装幀談義

新・装幀談義

和力―日本を象る

和力―日本を象る

文字(漢字や假名)に就いての言及がある。

小松左京自伝―実存を求めて

小松左京自伝―実存を求めて

叱り叱られ

叱り叱られ

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