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2007年11月29日(木) 戰時下 編集

テキストエディット

OSXに搭載されてゐるテキストエディットに、舊字體の變換ツールがあつたなんて知らなかつた。

しかしテキストとして保存すると元に戻る。リッチテキストでないと駄目みたい。

2007年11月28日(水) 編集

風景

曇り

  • そろそろ風邪が流行り始める。嗽と手洗ひが缺かせない季節だ。

けふの買ひ物/最近買つたもの

+ DESIGNING (プラスデザイニング) 2008年 01月号 [雑誌]

+ DESIGNING (プラスデザイニング) 2008年 01月号 [雑誌]

ちやんと今月下旬に發賣されてゐた。

文藝春秋の全集と同じく、精興社の印刷*1だ。

裝釘は加藤光太郎。

音楽療法を考える

音楽療法を考える

以前讀んだ『奏でることの力』がよかつたので、また著作を手にしたみた。

神経文字学―読み書きの神経科学

神経文字学―読み書きの神経科学

文字通り神經科學の本だつた。例へば、茲での「漢字仮名問題」とは、國語のそれではなく漢字と仮名の大脳皮質における言語処理の偏在だつたりする。

職業としての編集者 (岩波新書)

職業としての編集者 (岩波新書)

津田左右吉が『世界』に寄稿した時の話つてこれだつたのか。

おじゃま虫 (中公文庫)

おじゃま虫 (中公文庫)

中公文庫はもう夏彦翁の文庫を出さないのかな。

表記は正字正假名。製版と印刷は三晃印刷か。

*1:本文はOpenTypeの精興社書體だらう。

2007年11月27日(火) 編集

無題

近況

  • 土曜は定例會に出席。
  • 日曜に友人に會ひ長談した。
  • ひどい原稿。ひどい編輯。

日本書道アカデミー展

交通会館にて。友人が出展してゐるので觀にゆく。

三册讀了

最近讀んだもの。

続和本入門―江戸の本屋と本づくり

続和本入門―江戸の本屋と本づくり

和本を取り卷く江戸の出版の話が面白い。日本人にとつて「本とは何か」を常に意識させてくれる。

書店の近代―本が輝いていた時代 (平凡社新書)

書店の近代―本が輝いていた時代 (平凡社新書)

ヨーロッパ 本と書店の物語 (平凡社新書)

ヨーロッパ 本と書店の物語 (平凡社新書)

暫く出版・書店關聯の本を讀み續ける。

けふの誤植

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岩波文庫の『小論理學』から。28刷(1977/2/20)なのに直つてゐない。最近でたやつは流石に一から作り直したみたいで修正されてゐた。

ちよつとしたこと

『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』の帶に使はれてゐる假名つて何だらう。

裝釘は岩瀬聡。

karpakarpa 2007/11/29 03:48 題字は仮名はMM-OKLですが、漢字はリュウミンですかね? 帯は仮名は曲水で、漢字はおそらくモリサワの教科書体。定価の次に小さい字はMB101系列ですね。

funaki_naotofunaki_naoto 2007/11/29 16:27 御教示ありがたうございます。日曜日阿佐ヶ谷に行かれるのならその時改めてお禮を。

2007年11月23日(金) 新嘗祭 編集

おかめ

酉の市

職場に飾る熊手を買ひに鷲神社へ行く。お晝頃でも結構な人出。境内はカメラを構へてゐる人が多い。

風が冷たいので屋臺のおでんを食べて暖まる。夕方になるとさらに込み合つてゐた。

最近買つたもの

星新一 空想工房へようこそ (とんぼの本)

星新一 空想工房へようこそ (とんぼの本)

クマグスの森―南方熊楠の見た宇宙 (とんぼの本)

クマグスの森―南方熊楠の見た宇宙 (とんぼの本)

ホンの本音 (角川文庫)

ホンの本音 (角川文庫)

精興社見學記が載つてゐる。

井坂洋子詩集 (現代詩文庫)

井坂洋子詩集 (現代詩文庫)

岡本綺堂随筆集 (岩波文庫)

岡本綺堂随筆集 (岩波文庫)

表記は新字と現代かなづかひ。

2007年11月22日(木) 編集

花

職場にて

  • ROYCE'のチョコレートを食す。
  • 水曜日に飮み會。飮み過ぎる。
  • 何故か隣の机にXboxがある。

五册讀了

最近讀んだもの。

ベルクソン~人は過去の奴隷なのだろうか (シリーズ・哲学のエッセンス)

ベルクソン~人は過去の奴隷なのだろうか (シリーズ・哲学のエッセンス)

フッサール ~心は世界にどうつながっているのか (シリーズ・哲学のエッセンス)

フッサール ~心は世界にどうつながっているのか (シリーズ・哲学のエッセンス)

2007年11月21日(水) 編集

  • 風が強い
  • まだ平日なのに飮み過ぎた。

2007年11月19日(月) 編集

  • 寒い時はある程度ものを食べてカロリーを摂らないと駄目みたい。
  • 人名で懿が使はれてゐるのを初めてみた。

2007年11月18日(日) 編集

孔子

「草創期の湯島聖堂 よみがえる江戸の『学習』空間」展

湯島聖堂にて。復元された聖像や大壁畫をみる。大成殿の中はエキゾチックな氛圍氣だ。

百学連環―百科事典と博物図譜の饗宴

印刷博物館にて。古今東西樣々な博物誌や百科事典を觀る。

  • 西洋のは活版と銅版の組み合せのものが多い。
  • オーデュボンの『アメリカの鳥類圖譜』はとても大きいので驚く。これがエレファント圖判と云ふものか。
  • 解體新書もあつた。

写真日記今日の空

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風が強いと思つたら木枯しだつた。

朝から所用。

2007年11月17日(土) 編集

無題

乾山の芸術と光琳

出光美術館にて。目の毒だ。銹繪や色繪のいゝ燒き物が多くて餘計に悶える。

嵯峨本もあつたが、中はみられない。

第150回常設展示 近代日本と「国語」

国立国会図書館にて。閲覽室のすぐ側でこぢんまりと展示(と云ふか掲示)されてゐた。大きなパネルが幾つか掛けられてゐて、其の下のケースの中にページを開かれた本が並べられてゐる。キャプションも解説も何にも無いので面喰らつた。

上記のオンラインに展示物の解説があるので、それを讀んでゐれば問題はないが、そこで濟ませられるのだつたら、わざわざ見に行く必要もなかつたりする。

特別展「美の求道者 安宅英一の眼―安宅コレクション」

支那や朝鮮の陶磁器を觀る。夫々とても美しいし心惹かれるが、やはり日本の燒き物を觀る時はまた違つたものがある。感ずる部分が違ふと云ふのか。

コレクションを蒐集した時のエピソード*1を讀むと、やつぱり生々しい世界であると思ふ。

外で煙草を吸ふと肌寒い。

エディタのIMEが調子惡い。ミダゾラムが弥陀空無になるのは困る。

*1:東洋陶磁美術館の伊藤郁太郎氏による話。

2007年11月16日(金) 編集

無題

けふの買ひ物

国語審議会─迷走の60年 (講談社現代新書)

国語審議会─迷走の60年 (講談社現代新書)

表記は新字と現代假名遣ひ。

カバーデザインは十河岳男、カバーイラストはしのざきゆうこ。

ジャーナリスト漱石 発言集 (朝日文庫 ま 26-1)

ジャーナリスト漱石 発言集 (朝日文庫 ま 26-1)

こちらの表記は新字正假名。全集でも讀めるものだけれど、日下潤一の裝幀*1谷口ジローの裝畫とあつては*2、購入しなければならないだらう。

道義不在の時代 (1982年)

道義不在の時代 (1982年)

新字と正字がごつちやになつてゐて、漢字表記の遣ひ分けの基準がよくわからない。假名は正假名遣ひ。

裝幀は石岡瑛子

地下水の思想

地下水の思想

裝畫は村井正誠。

  • HALF CORONAは旨い。
  • 吸ひ殘しはほぐしてパイプに詰めて吸つてみた。流石にフィルターがないと苦しい。

*1:澁いゴシックを使つてゐる。

*2:「『坊っちゃん』の時代」と同じコンビだ。

2007年11月14日(水) 編集

最近みたもの

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Optima*1。職場のお土産で初めてGODIVAを食したが、噂に違はぬ味であつた。以前目にした西洋の羊羹と云ふフレーズが漸く合點できた。

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もう店頭からは消えてゐた。

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色々氣にはなるのだが一つ一つゆつくり見る暇がない。

  • 今日もよい陽氣。
  • 友人と競馬の話をしたら、馬の名前が出てこないのは仕方ないにせよ、最近の騎手を全く知らない事に氣が付く。

*1:『フォントのふしぎ』(2011)によるとTrajanからセリフを削つたものだと云ふ。

2007年11月11日(日) 編集

曇り後雨

近況

  • 氣が附けば、木々も色附き、日も短くなつてきた。
  • 忙しいのは仕方ないが、餘裕がなくなつてきてゐるのが不可ない。
  • 多忙な中、多少なりとも更新頻度を増やす爲にミニブログを始めてみた。OpenIDに對應してゐる處ならはてなのアカウントが使へるから便利だ。今は退會して專らはてなハイクで。
  • 栗御強を食す。

ベルト・モリゾ展

損保ジャパン東郷青児美術館にて。とても好い繪だつた。子供や女性を描いた繪が多い。繪から感ぜられる愛著や親密さは、モデルを觀る作者の眼差しがその儘繪になつたやうな處からきてゐるみたいだ。

最近買つた物

数学する精神―正しさの創造、美しさの発見 (中公新書 1912)

数学する精神―正しさの創造、美しさの発見 (中公新書 1912)

言葉の海へ (洋泉社MC新書)

言葉の海へ (洋泉社MC新書)

大槻文彦の傳記(小説)が新書になつてゐた。新書だけどそれなりに値が張る。

座右の山本夏彦 (中公新書ラクレ)

座右の山本夏彦 (中公新書ラクレ)

「分かりやすさ」の罠―アイロニカルな批評宣言 (ちくま新書)

「分かりやすさ」の罠―アイロニカルな批評宣言 (ちくま新書)

2007年11月10日(土) 編集

大徳川展

東京国立博物館にて。入場制限をする程ではないとは云へ矢鱈と込んでゐた。人の頭越しにものを見て廻るのは草臥れるので、あまり落着いて見られなかつた。

面白かつたのは、鎧や甲冑、大名物の燒き物、駿河版銅活字と伏見版木活字、古筆や書跡など。婚禮調度には壓倒されるが、まるで別世界のもののやうにも思つた。

平常展

こつちは空いてゐるし、思ひのほか面白いのが多かつたので樂しめた。

最近讀んだもの(五册讀了)

漢字に就いて書かれた本で、この組み合せはある意味對蹠的かも。兩方讀む奴はあまり居ないやうな氣がする。

異体字の世界―旧字・俗字・略字の漢字百科 (河出文庫 こ 10-1)

異体字の世界―旧字・俗字・略字の漢字百科 (河出文庫 こ 10-1)

變體假名の書體に築地活版の六號明朝假名が出てきて驚いた。

舊漢字―書いて、覺えて、樂しめて (文春新書)

舊漢字―書いて、覺えて、樂しめて (文春新書)

己を省みて云ふと、國語國字問題の視點だけで漢字を語ると、どうしても書體と云ふ概念がごつそり拔け落ちる嫌ひがある。

こころの処方箋 (新潮文庫)

こころの処方箋 (新潮文庫)

心理療法個人授業 (新潮文庫)

心理療法個人授業 (新潮文庫)

河合先生は、兎に角人を襃めてゐる。かういふのはなかなかお目には掛かれない。

土曜日はいつも雨。

2007年11月06日(火) 編集

職場の前をデモ隊が通り過ぎる。示威行動と云ふよりかは、まるで宗教行事みたいだ。

2007年11月04日(日) 編集

岡倉天心―芸術教育の歩み―展

東京藝術大学大学美術館にて。好い畫や彫刻が多くて、とても滿喫した。

「ファーブルにまなぶ」

国立科学博物館にて。昆蟲記で取上げてゐた昆蟲の標本をみた。スカラベつて割と大きい。生き物の本を讀むのは割と好きだけれど、都會暮らしが長いから實際に昆蟲を扱ふのは苦手だつたりする。

新しくなつた日本館を見て廻つた。

2007年11月03日(土) 明治節 編集

松

近況

  • 忙しいと云ふか氣忙しい。
  • インドカレーを食す。
  • 定例會に出席。

讀了

直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V)

直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V)

變體假名や崩し字のよい勉強になつた。私にとつて初めてこの文字に對する抵抗感を拂拭する事が出來た。

文字を讀む上での困難や難しさには二通りある事を秋山豊が指摘してゐて、

  • 書いてある文字そのものがわからない
  • 文字は認識・同定できてもそれをどう読んだらよいかに自信がもてない、わからない

と云ふことを擧げてゐる。少なくとも私は、文字を覺えれば語彙や漢字は大體見當が附いたので、後者に關しては然程苦勞しなかつた。

最初は文字だけ追ふ積りで頁を眺めてゐたけれども、そのうち小説の筋に引つ張られて、結局通讀して了つた。慥かに讀むのに手間は掛かるが、それでも次を讀みたくなるやうな物語の力がある。

十何年振りに讀んだことになるが、矢張り以前とはまた違ふ感慨も受ける。関川夏央の云ふ哀しい小説であると云ふ言葉も何となく首肯けられるやうにはなつてきた。

あと直筆の文字に對して、誤字だの脱字だの癖字だと書かれてゐる。慥かにさういふ處も多々あるのだが、一括りにさう決めつけられるのも面白くない。

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