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2007年10月28日(日) 編集

「植草甚一/マイ・フェイヴァリット・シングス」

世田谷文学館にて。久し振りに數々のオブジェやコラージュ作品を見る。

自宅の書庫の寫眞が凄い。まだまだ自分は、本を買つてゐる内には入らないなと安心してみる。

J・J氏は煙草(時にはパイプ)を銜へてゐる姿の寫眞が多い。

けふの買ひ物

とりぱん 1 (ワイドKCモーニング)

とりぱん 1 (ワイドKCモーニング)

裝幀は葛西恵。表紙の題字は描き文字なのかそれとも何かの書體*1を使つてゐるのか。

暖簾に腕押し (1983年)

暖簾に腕押し (1983年)

f:id:funaki_naoto:20071031010101j:image:h200

表記は新字正假名。意外と云ふか福田恆存の裝幀。裝幀をしてゐた事を初めて知り驚いてゐる。

*1:DFの行書體とか。

2007年10月27日(土) 編集

港にて

写真日記今日の空

港の見える丘

人の姿も港も見えたものではない。

無限大の宇宙 埴谷雄高『死霊』展

颱風に誘はれて神奈川近代文学館まで出掛ける。偶々無料で觀られた。

長生きした人なので、矢鱈と展示資料が澤山ある。原稿などを隅々まで見るだけの餘裕はないので、動く埴谷雄高の映像をみたり、講演の音聲を聞いたりした。

死靈は通讀したが、筋を粗方忘れてゐた。

短歌11月号

短歌 2007年 11月号 [雑誌]

短歌 2007年 11月号 [雑誌]

「旧仮名遣い・新仮名遣い」の特輯が載つてゐる。もうちよつと分量があればいゝんだけれど。

あれこれ考へ中。

最近買つた物

塚本邦雄歌集 (現代詩文庫)

塚本邦雄歌集 (現代詩文庫)

現代詩文庫の短歌俳句編。判型をA6だと勘違ひして探すのに手間取つた。

短歌はちやんと正字正假名なのが偉い。書體はリュウミンか。

装幀列伝―本を設計する仕事人たち (平凡社新書)

装幀列伝―本を設計する仕事人たち (平凡社新書)

日がな半日ゲーム部暮らし 2 (電撃コミックス EX 4コマコレクション)

日がな半日ゲーム部暮らし 2 (電撃コミックス EX 4コマコレクション)

誰も寝てはならぬ(7) (ワイドKC モーニング)

誰も寝てはならぬ(7) (ワイドKC モーニング)

2007年10月26日(金) 編集

無題

職場にて

  • 午前樣。年末迄忙しくなりさう。
  • プリンターの壽命が盡きかけて、てんやわんや。

三册讀了

『直筆で読む「坊っちやん」』も讀みつゝ、併せて讀み進めてゐた。

漱石の孫 (新潮文庫)

漱石の孫 (新潮文庫)

この本は、こういうふうにしか書かれなかったに違いない。かういふ内容の本つて中々書けるものでもないし、讀めるものではない。

解説の関川夏央もよい。

孫が読む漱石

孫が読む漱石

本文以外の書體に築地活文舎五号仮名が遣はれてゐる。

真逆と云ふ語が遣はれてゐる。もう若い人だけが用ゐるものではないのだらう。

こころの時代

禅僧櫛谷宗則 のお話「先達に学ぶ」を聞く。

2007年10月21日(日) 編集

陸軍近衞師團司令部廳舍

ETV特輯をみた

私の中のSF觀や知識は大方昭和で止まつてゐるやうな氣がする。

座談會の音源つて『オモロ大放談』のものなのだらうか。

特別展「漢籍」

国立公文書館にて。最終日なので慌てて駈け込む。閲覽も音聲ガイドも圖録*1も無料と云ふのが凄い。門外漢にはかなり專門的な内容で齒が立たなかつたけれど、案内を聞きながらそれなりに樂しむ。活字本が多かつた。

首相も觀にきてゐたとは知らなかつた。

開館30周年記念展 I

隣の東京国立近代美術館工藝館にて。

  • 富本憲吉の燒き物は何時見てもつかつてみたくなるから好きだ。
  • 浜田庄司のでかい青釉十字文大鉢やリーチの蛸図大皿もよかつた。
  • 初めてみたルーシー・リーのマンガン釉線文碗が面白い。貝みたいなお椀。
  • 燒き物だけでなく、四谷シモンや吉田良の人形もある。

*1:オールカラー!

2007年10月20日(土) 編集

夕方

晴れ

  • 定例會に出席。
  • オール讀物九月號の「金田一家三兄弟座談会」を讀む。
  • 奔行かなを購入した。これで何を組むかと云ふのもあるが、やつぱり使ひこなすには二三年くらゐ行草の假名を勉強しなくてはならないかもしれない。

深夜便アーカイブス

人生読本:陶芸家浜田庄司「益子ガマ40年」を聞く。

2007年10月19日(金) 編集

横斷歩道

曇り後雨

雨脚が強い。

讀了

f:id:funaki_naoto:20071020012244j:image:h200

  • 讀みながらやつぱり日本人と云ふことを意識する。
  • ぶら下げなしで組んであるが、あまり美しい文字組ではなかつた。
  • 裝幀が栃折久美子。さういへばこの講談社の叢書(名著シリーズ)はみんな同じやうな裝幀なのだらうか。

f:id:funaki_naoto:20071020012238j:image:h200

けふの買ひ物

複数の「古代」 (講談社現代新書)

複数の「古代」 (講談社現代新書)

続和本入門―江戸の本屋と本づくり

続和本入門―江戸の本屋と本づくり

裝幀は同じく杉本直子。

大森荘蔵 -哲学の見本 (再発見 日本の哲学)

大森荘蔵 -哲学の見本 (再発見 日本の哲学)

野嵜野嵜 2007/10/21 17:29 名著シリーズは多分全部同じ裝釘だと思ひます。手許にある分では皆大體同じです。

funaki_naotofunaki_naoto 2007/10/21 20:37 やつぱりさうでしたか。

2007年10月17日(水) 編集

曇り

行つたり來たり。

コンサート@千代田テクノル

千代田テクノルのチャリティーコンサートへ行く。隨分久し振り。

ラドミール・ピヴォダ*1(フルート)、スタニスラフ・フィンダ*2(フルート・ピッコロ)、渡部久仁子(ピアノ)の演奏を聽く。豐饒なサウンドに痺れる。まるで景色が見えるみたいだ。

*1:Radomir Pivoda

*2:Stanislav Finda

2007年10月16日(火) 編集

最近買つた物

idea (アイデア) 2007年 11月号 [雑誌]

idea (アイデア) 2007年 11月号 [雑誌]

「和文活字を見る眼」をつらつら讀みながら考へる。考へなければいけない事ばかり増えてゆく。

直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V)

直筆で読む「坊っちやん」 (集英社新書 ヴィジュアル版 6V)

頗る面白い。解説(秋山豊「自筆原稿を「読む」たのしみ」、夏目房之介「読めなかった祖父の直筆原稿」)も讀んでゐてわくわくする。

本文書體の假名が秀英三号と云ふのも藝が細かい。

f:id:funaki_naoto:20071020012246j:image:h200

聚珍録でも取上げられてゐた。裝幀が原弘。昭和二十三年に發行されたものだが、新字體の活字には置き換はつてゐない。

f:id:funaki_naoto:20071018014758j:image:h200 f:id:funaki_naoto:20071018014757j:image:h200

こゝで遣はれてゐる平假名と片假名の9ポイント活字は、横組專用の活字として、凸版印刷でデザインした新刻活字とのこと*1よこの流れを線の上に考え、漢字と混用して、下の一線がそろうようにデザインしてゐる。漢字と假名のバランスはやつぱり現代とはコンセプトが違ふ。

f:id:funaki_naoto:20071018014751j:image:h200

歐文の混植ではどうだらう。

圓生の録音室 (ちくま文庫)

圓生の録音室 (ちくま文庫)

西洋館を楽しむ―カラー版 (ちくまプリマー新書)

西洋館を楽しむ―カラー版 (ちくまプリマー新書)

才市(さいち)

才市(さいち)

小説はゴシップが楽しい

小説はゴシップが楽しい

*1:聚珍録では山岡謹七が設計して凸版印刷が製品化したとある。カナモジの書體の影響を受けてゐるとも書かれてゐる。

2007年10月13日(土) 編集

三代目新ふじ

新ふじ

根津にて。多分〈新〉だと思ふ。配置が面白い。

一箱古本市

晝過ぎに出掛ける。根津から谷中方面へ周り千駄木まで歩き廻る。古本をみるのも樂しいが、見知らぬ路地を歩いたり(迷子になつたり)、面白いお店や魅力的な場所を發見する愉しみもある。

本だけでなく何故かパイプも賣られてゐて思はず購入する。

写真日記今日の空

f:id:funaki_naoto:20071013165812j:image:h200

けふの買ひ物

製本工房から (1978年)

製本工房から (1978年)

モロッコ革の本 (ちくま文庫)

モロッコ革の本 (ちくま文庫)

さういへば春にも同じ栃折久美子の本を買つてゐた。

デザイン夜講 (1974年)

デザイン夜講 (1974年)

深夜便アーカイブス

人生読本:田河水泡「滑稽」*1を聞く。まるで噺家みたいな語りだつた。

古本はふるぼんと呼んでゐた。

*1:1968.12.05〜07

2007年10月12日(金) 編集

無題

晴れ

もう金曜日なのか。

二册讀了

逍遥本明朝物語 (Typography archive)

逍遥本明朝物語 (Typography archive)

百頁程の薄い本だけれど絲綴ぢの凝つた上製本だ。當然本明朝で組まれてゐる。片塩さんの文體は隨筆の文章のやうに私には感ぜられた。

最後の方で明朝體に纏はる幾つかの問題提起をしてゐるが、本當に考へ込んで了ふ。

文字本

文字本

文字とは何か。組版とは何か。色々考へさせて呉れるのでよかつた。

私も最初、本文が丸明オールドと云ふのは違和感があつた*1のだが、さりとてこれを別の書體に置き換へることを考へると、はたと行き詰まる。結局この書體でないと、どうにも坐りが惡いやうな氣がしてくるから不思議だ。

あとどうしても文字ばかり目がゆくが、片岡さんの文章は好いと思ふ。

*1:たゞキャプションだと思へば、それはそれでをかしくはない氣もする。文字組みも相當神經を遣つてゐるだらうし。

2007年10月08日(月) 編集

無題

福原信三と美術と資生堂展

世田谷美術館にて。色々な作家の作品があつた。お氣に入りのものも多く富本憲吉の燒き物などは直ぐ目がゆく。山名文夫はいつ見て好い。

二階の常設展「夢からの贈り物」で版畫をみる。長谷川潔や駒井哲郎を初めてみた。

二册讀了

ラフカディオ・ハーンの考察が面白かつた。

2007年10月07日(日) 編集

晴れ

  • 金木犀が咲き出した。今年は割とゆつくりなやうな氣がする。
  • 外出したら携帶電話を忘れてゐた事に氣附く。しかし別に急な連絡がこなければ、時間が分らないくらゐでさして痛痒さを感じないもの。

ペルシャ絨毯とフォークラグ展

丸の内の丸善にて。ペルシャ絨毯の紋樣にやられる。緻密なデザインの素晴らしさ。フォークラグは初めてみた。力強い線だ。

ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏の夕べ@阿佐ヶ谷ヴィオロン

阿佐ヶ谷のヴィオロンにて平岡陽子(ヴァイオリン)と加藤由貴夫(ヴィオラ)のデュオを聽く。久し振り*1。間近で齧り附くやうに聽く。

シベリウスの二重奏曲やパッサカリアが好かつた。

2007年10月06日(土) 編集

文豪・夏目漱石―そのこころとまなざし」展

江戸東京博物館にて。直筆原稿や書簡が多い。

漱石の書いた日本畫や南畫を初めてみる。

けふの買ひ物

なぜデザインなのか。

なぜデザインなのか。

裝幀は原研哉。シンプルで澁い。見出し文字はゴシックMB101か。

氣になる雜誌が増えてきた。

ビールの教科書 (講談社選書メチエ)

ビールの教科書 (講談社選書メチエ)

頭の中の音

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音を添へてみた。

Download

2007年10月05日(金) 編集

薄

晴れ

  • 久し振りに青空を見た。
  • 定例會に出席。天麩羅や蕎麦を食す。
  • ロックンチェアー・マイルドチョコレートを吸ふ。アメリカタイプの葉はあまり吸つたことがない。吸ひ易いがやつぱり舌が荒れやすくなるやうに思ふ。

二册讀了

民芸四十年 (岩波文庫 青 169-1)

民芸四十年 (岩波文庫 青 169-1)

新編美の法門 (岩波文庫)

新編美の法門 (岩波文庫)

何故だか私の感受性の質は、佛教から大きな影響を受けてゐる。意識してゐる處もあるし、てんで意識してゐない處もあるのだけれど、年々動かし難くなるものがある。

箆と篦

明朝體活字では混在してゐた。

2007年10月04日(木) 編集

栗田,大久保@阿佐ヶ谷ヴィオロン

阿佐ヶ谷のヴィオロンでピアノ(栗田妙子)とバンドネオン(大久保かおり)のデュオを聽く。音がダンスしてゐる。

2007年10月03日(水) 編集

無題

職場にて

  • DVDドライブを買つたら、OSが對應してゐない。
  • じやこ天を貰ふ。
  • 十月だと云ふのに蚊に喰はれる。

けふの買ひ物

TITLe (タイトル) 2007年 11月号 [雑誌]

TITLe (タイトル) 2007年 11月号 [雑誌]

特輯が江戸の出版。

恋に似たもの (中公文庫)

恋に似たもの (中公文庫)

枯葉の寝床 (1962年)

枯葉の寝床 (1962年)

表記は正字正假名。

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