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2006年12月31日(日) 編集

大晦日

  • 携帶電話の機種變更を行ふ。數へてみたら前のは四年も使つてゐた。今も特に持ち替へる氣はなかつたのだが、契約してゐた處がサーヴィスを停止する事になり、契約先まで變はる仕儀となつた。新しい携帶の數多い機能に驚く事頻り。
  • 只管年賀状を書く。

三册讀了

批評家とか評論家には書けない文章なのがよかつた。解説とか説明になつて了ふと詰まらないのだけれど。

和本

f:id:funaki_naoto:20061231012230j:image:h180

押して健康―足のツボ

  • 作者: 河島健道
  • 出版社/メーカー:(株)山口青旭堂
  • メディア: 和本

さういへば私の家にあつた唯一の和本がこれだつた。結構重寶してゐる。

ISBNは附いてゐなかつたのだが、何處で入手したのだらう。

けふの買ひ物

今年最後の散財。

これからの国語 (1953年) (角川新書〈第25〉)

これからの国語 (1953年) (角川新書〈第25〉)

角川新書。

問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?

問題な日本語―どこがおかしい?何がおかしい?

まだ持つてゐなかつた。

+DESIGNING Vol.3

+DESIGNING Vol.3

もう三册目が。『文字』も『色』もまだ讀み終つてゐないのに。

スウェーデン式 アイデア・ブック

スウェーデン式 アイデア・ブック

「はてなタクシー*1」に反應するのは、やはり私がはてなユーザーだからだらう。

デザインのデザイン

デザインのデザイン

ナガオカケンメイの考え

ナガオカケンメイの考え

近代の超克 (冨山房百科文庫 23)

近代の超克 (冨山房百科文庫 23)

略字正假名。座談會の處だけ讀むつもり。

緑雨警語 冨山房百科文庫 (41)

緑雨警語 冨山房百科文庫 (41)

略字正假名。總ルビなのは有難い。

取り敢ずあとはマリアの福音書だけ。

旧約聖書外典(上) (講談社文芸文庫)

旧約聖書外典(上) (講談社文芸文庫)

旧約聖書外典(下) (講談社文芸文庫)

旧約聖書外典(下) (講談社文芸文庫)

こつちは先に舊約の方を通讀してから讀む事になりさうだ。

今昔文字鏡 単漢字15万字版[CD-ROM]

今昔文字鏡 単漢字15万字版[CD-ROM]

十七萬字と云ふのも凄いし、『説文解字』や『玉篇』からの情報も盛られてゐる。アプリケーションのユーザインターフェースは相變らずなのがちよつと殘念かも。背景色は黒の方が目にやさしいやうな氣もする。

あと『康煕字典DVD-ROM』はどうするか。

2006年12月30日(土) 編集

仕事納め

毎度の如くちつとも納まつてゐない儘、業務を終了する。やる事はまだ幾らでもあるのだが、晦日から三が日迄休みを取る事にした。

職場にて

  • 忘年會にてCampo Marzio の万年筆を貰ふ。ペン習字か筆記體でも練習してみたい。
  • 同僚の赤ん坊をあやす。赤ちやんつて本當見てゐて飽きないものだ。

2006年12月26日(火) 編集

大雨

家の前が池になつてゐた。

職場にて

東京法務局へお使ひに行く。

三册讀了

モリスには本に對する理想があり理念がある。扨、翻つて私にとつての理想の書物とは何かと問はれたら、甚だ心許無い。

和本入門 千年生きる書物の世界

和本入門 千年生きる書物の世界

和本を手にとってみることの意義は、たんに古い書物に触れるというだけでなく、そこに原初的ともいうべき「本の魂」が息づいていて、それが今日まで生き続けていることを実感することにある。和本を知ることは現代の本を知ることにも通じ、ひいては「本とは何か」という原点にまでさかのぼって考える格好の材料になるのである。

これまで、どうしても専門の研究者や特殊なコレクターの世界になりがちだった和本を、より広く、深く知っていただきたい。本書はそういう「知」のためのささやかなガイドブックをめざしている。

堅苦しくなく、より親しみの持てるものとして書かれてゐるのがよかつた。たゞ、だからといつてこれを讀んでも、私と和本の間にはまだまだ隔たりがあるやうに感ぜられる。

慥かにこの本は、和本の最良の入門書ではあるが、それと同時に結局は、専門の研究者や特殊なコレクターの世界への入門書となつて了ふのが私には物足りなく思つた。

こゝでは和本の定義を、有史以来、明治の初め頃までに日本で書かれたか、印刷された書物の総称としてゐる以上、和本を扱ふ爲には、明治以前の歴史的、書誌學的な内容に觸れざるを得ないし、その他の豫備知識なしでは*1、結局何うにも手も足もでない。

現在に於いて和本と云ふの物の、もつと違つた可能性なり、全く別の在り方と云ふのがあつてもいゝのではないかと私は思つてゐる。

文字通り、散歩するやうな心持ちで讀んでゐた。

*1:先づ私は行草を讀む事から始めなければならない。

2006年12月24日(日) 編集

曇り

今週は結局家で競馬觀戰。中山大障碍の勝ち馬マルカラスカルは來年が樂しみだ。今囘、中山初出走だつたので、流石に手が出せなかつたと思ふが。

有馬の本命はドリームパスポートにした。馬券は外れたが、レースを見てゐて何とも複雜な心持ちになる。

氣になる本

先に『國語問題論爭史』を讀んでおいた方がいいかもしれない。

2006年12月23日(土) 天長節 編集

堀尾@阿佐ヶ谷ヴィオロン

夜に友人のライブを聽きに行く。旨いケーキを食す。時節柄クリスマスソングを幾つか演奏してゐた。

醉ひ醒しと始發迄の時間潰しとばかり、連れ立つてカラオケに行つた。しかし時間潰しどころか、六時間くらゐ入り浸り、朝歸りの心算が晝前になつて了つた。皆頑丈だ。

けふの買ひ物

神保町にて。

大野先生を中心とした鼎談・對談が纏められてゐる。

東亰時代―江戸と東京の間で― (講談社学術文庫)

東亰時代―江戸と東京の間で― (講談社学術文庫)

明治の話題 (ちくま学芸文庫)

明治の話題 (ちくま学芸文庫)

假名は正假名のままだつた。

「国語」批判の本。幾分私の興味からは外れるかもしれない。

尋常小学国語読本 (中公新書 423)

尋常小学国語読本 (中公新書 423)

日本書紀の謎を解く―述作者は誰か (中公新書)

日本書紀の謎を解く―述作者は誰か (中公新書)

金子光晴詩集 (岩波文庫)

金子光晴詩集 (岩波文庫)

使徒教父文書 (講談社文芸文庫)

使徒教父文書 (講談社文芸文庫)

こちらの方が餘計な解説や註釋が無い分、讀み易いかもしれない。

14歳の君へ―どう考えどう生きるか

14歳の君へ―どう考えどう生きるか

凄く素つ氣ないと云ふか文字(ゴシック)だけのシンプルな表紙*1。ブックデザインは鈴木成一デザイン室。

トランスビューのと内容はそんなに變はらないと書いてゐるので、後で讀み比べてみよう。

*1:これは難しさう。

2006年12月22日(金) 編集

曇り

  • 「波のうさぎ」を讀む。戰前が舞臺だとどうしても書かれた文字が氣になつて了ふ。惡い癖だ。
  • 指を怪我する。
  • この時期に限らず終電はいつも矢鱈と込んでゐる。驛のホームは吐瀉物だらけだ。

2006年12月21日(木) 編集

出光美術館名品展II/アール・デコ・ジュエリー展

日曜に彼方此方見て廻る。展覽會は一日に一つみれば一杯になつて了ふのだが、年の瀬と云ふ事もあり、觀に行く時間が中々取れずはしごをする羽目になる。

出光美術館名品展II

本當に此處のコレクションは目の毒だ。ぶつぶつ呟きながら展示を眺める樣は、我ながら正氣のものではないな。

アール・デコ・ジュエリー展

東京都庭園美術館にて。寶飾品や裝身具は私にとつて未知の世界だつた。シャルル・ジャコーのデザイン畫を默々とみる。

曇り

土曜に定例會に出席。

原典 ユダの福音書』の福音書の處だけ讀む。語り口や氛圍氣が默示録に近いと思つた。

平頭通平頭通 2006/12/23 20:59 『ユダの福音書』と『マリアによる福音書』の本文は確認してゐます。共にグノーシス主義と何等かの関係があるやうに考へられます。

funaki_naotofunaki_naoto 2006/12/25 00:09 これは思附きと云ふか勝手讀みですので。グノーシスは何れ避けて通れぬとは思つてゐるのですが、正直どこまで手がまわるか覺束無いです。

平頭通平頭通 2006/12/25 01:04 黙示文学は、旧約偽典の『エノク書』が参考になると思ふ。此の世を歎いて別世界を夢想するやうな物語。グノーシスの場合は、神話が根本に在るから、此の世よりプレーローマのはうを重視する。と、まあこんな風な感じで読んでみたはうがいいんぢやないかな。何か調べてゐるんですか。

funaki_naotofunaki_naoto 2006/12/25 19:00 單にものを知らないので、行き當りばつたりで讀んでゐるだけだつたりします。

2006年12月15日(金) 編集

ひかりの素足

表參道のWorld Dance Studioにてコンテンポラリーダンスを鑑賞する。思ひの外間近で見られた。けふは照明や音響も嵌つてゐた。オカムラ氏のギター・インプロビゼーションとダンスのコラボレーションが凄い。

人間の體とは思へぬ動きや姿の美しさに醉ひ癡れる。ダンスとは何と豐かな表現なのだらう。

三册讀了

知人に勸められて讀み始める。何れユングに觸れる機會が來る予感はあつたが、漸くその時が訪れた。讀書と云ふよりも出會すと云つたやうな經驗だつた。この先何度も讀み直すことになるだらう。

トマスによる福音書 (講談社学術文庫)

トマスによる福音書 (講談社学術文庫)

研究書であるから、私が期待したやうなものはそんな得られなかつた。お勉強にはなる。たゞ福音書のことば自體よりも、どうしてもその解釋やら分析が先に立つ。それによつて私の知識は増したかもしれないが、信仰心が深まつたと云ふ訣ではない。

この種の書に對し、所謂當世の學術研究のやうな、對象を客觀的・合理的に扱ふ遣り方に私は疑念を抱いてゐる。寧ろこれを異端として退けた教會の人々の方が、よく讀めてゐたかもしれない。

平頭通平頭通 2006/12/17 22:23 新約外典を正統派教会がどう読んでゐたかは判りませんが、内容に拘らず異教派が使つてゐると云ふ丈で排除の対象になつた外典もあると思ひます。一度枠が決つてしまへば、外典を使つてゐると云ふ理由で異端認定できます。

funaki_naotofunaki_naoto 2006/12/18 02:50 慥かにどう讀まれてゐたかと云ふのは分りません。單に私の當て推量ですので。

2006年12月14日(木) 編集

曇り後雨

  • 周りでも風邪が流行つてゐる。私は神社で參拜する序でに、うがひと手洗ひを濟ませる。
  • 今月の文藝春秋にて宮城谷昌光「不沈の太陽―追悼・白川静」を讀む。

職場にて

  • 何年か振りに半田ごてを握る。流石に手元が覺束ない。
  • ポストスクリプトプリンターにフォントをインストールする爲、全く使はれてゐないMAC(OS9)を引つ張り出す。ハードディスクが認識しなかつたり、CDで起動できなかつたりとてんやわんや。

Calligraphy on Demand:計算機によるかな書道の世界

これは樂しい。草書の勉強になるだらうか。

けふの買ひ物

坪内逍遥の國語讀本―原文、振り仮名、現代語訳つき。

坪内逍遥の國語讀本―原文、振り仮名、現代語訳つき。

坪内逍遥が著作・編輯した教科書『國語讀本 高等小學校用 六卷』がその儘收められてゐる。

發行が明治三十三年と云ふのが氣になつた。これがもう一年のものだつたら、かなり違ふものになつてゐたかもしれない。

装丁物語 (白水uブックス)

装丁物語 (白水uブックス)

子供の頃よく目にし、一番印象に印象に殘つてゐる裝幀家は矢張り和田誠だつたと思ふ。

この本にはカヴァーではなく、帶にバーコードがつけられてゐる。仔細は中に書いてあつた。

私家版日本語文法 (1981年)

私家版日本語文法 (1981年)

自家製 文章読本

自家製 文章読本

さういへば、私は井上ひさしを殆ど讀んでゐない。

ダメの人 (1979年)

ダメの人 (1979年)

2006年12月10日(日) 編集

広開土王碑展

書道博物館にて。

漢時代から晋時代までの石碑の拓本を澤山見た。分らないなりに字の形を樂しんでみてゐた。

敦煌経と中国仏教美術展

三井記念美術館にて。金銅佛や經典を澤山見た。お經はてんで分らないが、端整な楷書の文字を眺めるのも樂しい。王羲之の書もあつた。

幾つか則天文字が遣はれてゐる經典があつた。初めて目にしたかもしれない。

けふの買ひ物

『やまとことばワンポイントレッスン』の續編。

ヨーロッパの言語 (岩波新書)

ヨーロッパの言語 (岩波新書)

以前闇黒日記でも紹介されてゐた。

神々の明治維新―神仏分離と廃仏毀釈 (岩波新書 黄版 103)

神々の明治維新―神仏分離と廃仏毀釈 (岩波新書 黄版 103)

辞書の話 (中公新書 425)

辞書の話 (中公新書 425)

語の變遷や遣ひ分けの話は勉強にはなるが、筆者が漢字制限や當用漢字に肯定的なのは氣に喰はない。

2006年12月09日(土) 編集

嗚呼しづかなる墨―戸方庵井上コレクション名品展

板橋区立美術館にて。私好みの澁い好い畫が澤山あつた。雨の所爲か人も少なく閑とした會場で、心行く迄ゆつくりと眺める事が出來た。何と贅澤なのだらう。銭永の「墨梅図」が特によかつた。

あとこゝの美術館は、展示のキャプションがふるつてゐて樂しい。知識の羅列ではなく、書き手が作品を直に見て感じた事を率直に出してゐるのがとても好い。まるで友人のやうな書き手のキャラクターに親しみが湧く。

丁度群馬県立近代美術館の山田烈氏の講演「井上房一郎氏と戸方庵コレクション」がひらかれてゐたのでお話を聞いて行く。

何れ殘りのコレクションを觀に群馬まで出向かなければならないな*1

「承ります」という言葉(Yahoo!知恵袋)

複合語が一語と意識され(意味が狭まり)漢字数が減った言葉

*1:しかし群馬県立近代美術館は平成十九年末まで休館とのこと。

2006年12月08日(金) 編集

けふの買ひ物

[改訂第4版] LaTeX2ε美文書作成入門

[改訂第4版] LaTeX2ε美文書作成入門

彈壓

小林秀雄三木清の對談(昭和十六年)から。

小林
例えば弾圧ということを言う。どうしてそんなことを考えて、自分が十五年先に死ぬということを考えないのだ。十五年先に死ぬということは大弾圧でないか。そんな大弾圧が必ず十五年先に来るのを知らないで、政府が何を弾圧したということの刺戟で何かの思想が起っているのだよ。まあ言ってみれば、そういう風な思想の浅薄な起り方、それがいやだね。現代の思想は、一たん石器時代に戻って、又そこから出直す必要があるとさえ言いたいくらいだよ。
三木
ある人がいて、弾圧されるかも知れないと考えるだろう。その場合に、これ一つ書いておけば弾圧されてもいいと思って書くか、或はまだまだ弾圧されないかも知れないというような気持が底にあって書くか、その点だね。弾圧されるということを、本当に身近かに感じておれば、これ一つしか書けないと命懸けでものを書く。そういう気持になって来れば日本の文化も立派になるというのだろう。
小林
文学者や思想家が政治的関心を持つことは結構だが、関心を持つと考え方まで政治的になるということは馬鹿々々しい。政治家が差当り大切な事だけを考えるのはよいが思想家が、凡そ思想上の問題で差当り大切なものは何かなぞと考えるのは止めたがよい。話がお目出度くなって、議論がこんがらかる以外に何の益も断じてない。

実験的精神

2006年12月06日(水) 編集

晴れ

滿月をみる。

職場にて

  • 加濕器をつけたらブレーカーが落ちた。
  • 連れ立つて内見に出掛ける。

文字講座

日曜に東洋美術学校にて聽講。

原康史「日本語のデザイン、その後」

永原さんの『日本語のデザイン (新デザインガイド)』には可成り觸發されたので、今囘の演題に「その後」とあるのならば、きつとその後の、何らかの進展や發見が垣間見られるのかもしれないと期待してゐた。

實際は「日本語のデザイン」のおさらひみたいな内容であつた。「その後」と云ふ爲には、先づ日本語のデザインがどのやうなものであつたかを予備知識として持ち合せてゐないといけないので、勢ひ説明が長くなる。しかもそれは一時間半ではとても語れる内容ではないので、どうしても、抽象的な事柄を駈け足で語らざるを得ない。

次の春田さんの話とも通ずるのだが、國字國語問題とはまた異なつた、言はば活版印刷文化に對するアンチテーゼとしての日本語表記の問題が、最近私の中で持ちあがつてきてゐる。さういつた日本語組版に就ての問題意識を持ち合せてゐないと、今日のお話の意圖するものが掴みづらいやうに感ぜられた。

話の中で耳に殘つた云ふフレーズで

  • 技術が表現を規定する
  • 組版はプログラミングである

といつた事はもつとよく考へてみたい。

最後にOpenType Fontの字體切り替への機能を取上げてゐた。前後の文脈によつてフレキシブルに文字が變化する技術はもう可能になつてゐる。後はフォントだけなのだが。

春田ゆかり「書から活字へ 書家 池原香穉をおって」

春田さんのお話は、平假名の歴史や、長崎の池原香穉に纏はる事蹟*1を紹介してゐた。平假名の書體の成り立ちやコンセプト*2に就いてもつと聞いてみたかつた。

印象に殘つたこと。

  • 春田さんは變體假名ではなく、ひらがな異體字と云ふ風に呼んでゐた。
  • 變體假名が遣はれる際、複數の字體を持つ同一の發音の假名が文章の近くに幾つか有る時、それぞれ別の字體の變體假名を用ゐるとのこと*3

*1:長崎諏訪神社の石碑や諏訪の杜文学館にある活字の資料など

*2:例へば千都フォント|連載#2「四角のなかに押し込めること」參照

*3變字法と云ふらしい

2006年12月02日(土) 編集

職場にて

  • 酉の市で購入した熊手を飾る。年々大きくなつてゐるやうな。
  • シュレッダーがあたる。安物なのか音が矢鱈と大きい。
  • またプリンターが壞れる。長年酷使してゐるので替へ時なのか。
  • ペルーの家庭料理を食す。
  • 今週も休日出勤。

三册讀了

「書」を書く愉しみ (光文社新書)

「書」を書く愉しみ (光文社新書)

讀めば、書に對する抵抗感や劣等感のやうなものが輕減するやうに思ふ。他にも然氣無く興味深い事が書かれてゐる。

色々參考になる。2002年の刊行だが、今同じものが書かれるとしたら、WikipediaGoogleに就いても觸れる必要があるだらう。

漢文のすすめ (新潮選書)

漢文のすすめ (新潮選書)

半生記。勿論漢文が話の中心ではあるけれども、生い立ちから大漢和の編纂、戰時中の體驗や、教育と國語問題など多岐にわたる内容だつた。

氣になる本

LATEX & PostScriptスーパーユーザのテクニック

LATEX & PostScriptスーパーユーザのテクニック

附録にある「日本語と漢字」の章を讀んで驚く。この種の可成り專門的なプログラミングの本で、きちんと國字國語問題の歴史を踏まへて解説されてゐるのが、物珍しさもあつて意外だつた*1

もう一つの附録「漢字コード」では文字コードの歴史も記されてゐる。

*1TeXの本で、前島密保科孝一の名が出てくるのは他にないと思ふ。

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