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2006年07月30日(日) 編集

浄名院

上野桜木町にて散策中に立ち寄る。慥かに地藏ばつかりだ。

「不折と子規・鴎外・漱石」展

書道博物館にて。中村不折と云ふと書家だつたり、挿繪畫家といつた印象があつたのだけれど、フランスに留學して西洋畫も學んでゐたのは初めて知る。しかもデッサンが尋常でない程のうまさなのでこれまた驚く。多才な人だ。

でもやつぱり好きなのは隷書だつたり、『猫』の挿繪だつたりする。

城ヶ崎悟油絵展

京王ギャラリーにて。氏の繪のよさは、見てゐて五月蝿くない處が氣に入つてゐる。あと十月にも銀座でも展示をすると云つてゐた。

けふの買ひ物

京王の古書展にて。

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埴谷雄高準詩集

  • 作者: 埴谷雄高
  • 出版社/メーカー: 水兵社
  • 発売日: 1979/09
  • メディア: 単行本

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闇のなかの黒い馬

  • 作者: 埴谷雄高
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1970/06
  • メディア: 単行本

そして紀伊国屋にて。

日本の電子音楽

日本の電子音楽

ウェザーリポートの真実/山下邦彦 編

ウェザーリポートの真実/山下邦彦 編

いきなり目の前に山下先生の新刊が飛び込んできて吃驚した。キーボード・マガジンの連載には目を通してゐなかつたが、何時の間にやら本になつてゐた。しかも久々のB5判で四百頁もある。すごい。

今月(9月號)のキーボード・マガジン「ジョー・ザヴィヌル特集」内で對談をしてゐる。

2006年07月29日(土) 編集

小さな骨の動物園

骨を見るのつて何が面白いのだらうと時々思ふ。最初の内は物珍しさだけで見られるのだらうけれど、もし茲の展示が理科室のやうに單に骨だけを竝べてゐるだけならば、途中で退屈して了ふのではないか。

だから展示に添へられてゐる解説やキャプションに私は隨分と助けられた。何故この骨はこんな形でこのやうな色や大きさなのかといつた事を、云はれないと全く氣にとめないあたり、私は不斷からモノを見ようとしてゐない。骨に限らず、形は見れば見る程實に雄辯にこちらに語り掛けてくる。

けふの買ひ物

と云ふ訣で、遠藤秀紀さんの本を纏めて讀んでみたくなつた。

パンダの死体はよみがえる (ちくま新書)

パンダの死体はよみがえる (ちくま新書)

解剖男 (講談社現代新書)

解剖男 (講談社現代新書)

人体 失敗の進化史 (光文社新書)

人体 失敗の進化史 (光文社新書)

  • 「小さな恋のうた」を讀む。
  • 夕方飮みに行く。ビヤガーデンで麥酒を飮む。次のお店で泡盛を飮んでたら頭が痛くなつた。
  • 田舍と都會、ポジフィルムとコダクロームの話をした。
  • 浴衣姿の女性を多く見掛けるのは、矢張り花火大會の所爲なのだらう。

讀了

東京大学「80年代地下文化論」講義

東京大学「80年代地下文化論」講義

單なる囘顧ではなく、ちやんと現在を見据ゑて論じてゐるので、八十年代と今つてちやんと地續きだつたんだと改めて思ふ。

2006年07月26日(水) 編集

夏空

晴れたので午後に海へ行く。

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頭の上を引切無しに飛行機が通過する。

けふの買ひ物

新しいデカルト

新しいデカルト

裝丁は東幸央氏。この假名はどこのだらう。

職人ワザ!

職人ワザ!

文字プロ』の橘右之吉さんが登場してゐた。

karpakarpa 2006/07/31 09:25 そのかなをみたらまづ装釘は東幸夫にちがひなく、さうであるならばそれは彼のエクスルーシヴ・フォントです。くはしくは『アイデア』通巻第310号を参照ください。

funaki_naotofunaki_naoto 2006/08/04 02:43 ご教示有難うございます。

2006年07月25日(火) 編集

雨後曇り

  • 連夜の午前樣。
  • 今年に這入つて初めて味噌ラーメン(肉野菜入り)を食べるが、スープを殘して了ふ。もう食ひきれなくなつてきたみたい。

2006年07月22日(土) 編集

曇り

意味も無く、犬のやうに彼方此方、邊りをうろつき廻る。

堀尾@阿佐ヶ谷ヴィオロン

友人のライブを聞きに行く。朝まで飮んでゐた。彼是話し込む。

2006年07月21日(金) 編集

書の国宝 墨蹟展

上野毛の五島美術館へ行く。展示室が一室しかないからゆつくりと見られる。

禪の坊さんが書いた書を見て廻る。今日は大字の書に惹かれる。無準師範の額字や一休宗純の一行書などの書*1がよかつた。養叟宗頤*2の「鐵牛」もあつた。

今日一番好かつたのは、一山一寧の「應無所住而生其心」。に住する所うして、其の書が生ずるといつた趣きがある。

時間がなくて庭園を廻れなかつたのは殘念。

等々力渓谷

歸りしな野毛の大塚古墳に立ち寄る。この近邊は古墳が多い。

次は上つてみたい。

そして等々力不動尊にて參詣。茲の側ある等々力溪谷には痺れて了つた。東京で暮らしてゐると先づ溪谷なんてお目に掛かれないので、突如眼前に現れた光景を前に、まるで別の世界に紛れ込んだかのやうな錯覺を抱いた。いつになく昂奮して了ふ。

小雨が降り頻る中、鬱蒼とした木々の緑に圍まれて邊りはより薄暗くなる。そして切り立つた崖に挟まれ、より閉塞感を齎す。日が暮れたらお化けの一つや二つ出てもをかしくない氛圍氣を釀し出してゐた。

池上本門寺

池上本門寺で行はれてゐる恆例のイベント「500個の風鈴の音を聴く」を觀に行く。しかし、前囘同樣、私が行つた時に風鈴が鳴つてゐたためしがない。暫くじつと待つてみたが、風は一向に吹く氣配がない。聞こえるのは蝉の聲と人の足音ばかり。さらに蚊にくはれるし。

今日の唯一の收穫は、信徒のお題目が聞けた事。堂々とした深く響くやうな喉だつた。

*1七佛通誡(諸惡莫作・衆善奉行)

*2:マンガの所爲であまりよい印象はないのだが書は惡くないと思ふ。

2006年07月20日(木) 編集

職場にて

  • Intel を搭載したMac miniを導入。メモリ増設の爲、中を開けてゐた。
  • 初めてヴィオラ・ダ・ガンバを間近で見た。膝で挟んで構へるのに丁度よい大きさである。フレットが附いてゐるのも新鮮だ。曲は聽けなかつたが、音は矢張りセロと似通つてゐるのだらうか。

こころの時代

小山文雄氏の「漱石先生の手紙から」を聞く。漱石と弟子達との愉快な遣り取りがよく傳はるお話だつた。小山さんは江戸ことばだ。

NomNom 2006/08/09 23:48 チェロよりも倍音が多くて、柔らかく、音量は小さい、という音です。言葉ではわかりませぬよねぇ。。。

2006年07月19日(水) 編集

  • 凉しくなつて漸く人心地が附く。
  • 某定例會に出席。
  • 田舍から玉蜀黍が送られてきた。

けふの買ひ物

SF魂 (新潮新書)

SF魂 (新潮新書)

日本沈没の第二部が出るのなら、『虚無回廊』も共著でいいから續きが出ないものか。

それからSAPIO増刊の『古い女』を讀む。内容も作画も、この本以外では出来なさそうな事に挑戦してみましたとのこと。

不具合

はてなアンテナ - 正字正假名遣ひの爲のアンテナでcztest.hatena.ne.jpが何かユーザネームとパスワードを要求して來るのですけれども?

闇黒日記 平成十八年七月十八日

これが原因みたい。

2006年07月15日(土) 編集

雨後晴れ

  • 暑い。既に夏負け。
  • 言葉の救はれ經由で、『正論』の私の写真館(今月は福田逸氏)を讀む。來春刊行豫定の『福田恆存評論集』はどこが出すのだらう。表記はどうなるのか。あと遠藤浩一氏の連載「福田恆存と三島由紀夫の『戰後』」を讀む。

城ヶ崎悟 油絵展

お知らせがきた。京王百貨店新宿店六階ギャラリー(7/23〜8/3)にて。

蹴球

蹴球つて書くときには、ア式かラ式なのかを分るやうにした方がいいのか。

2006年07月12日(水) 編集

曇り

  • 職場でメロンを食す。
  • 歸りしな久し振りに丸い月を見る。

文字講座

日曜に東洋美術学校の講演を聞きに行く。今囘は葛西薫氏をゲストに迎へ「字・言葉・文・絵」と云ふお題で、スライドを映しながら話をしてゐた。とても有意義だつた。

讀了

クリプキ―ことばは意味をもてるか (シリーズ・哲学のエッセンス)』を讀む。

ひとが言葉で何かを意味するという種類の事実は存在しないことや言葉が何かを意味するという事実も存在しないと云ふのだが、しかし何故私はこれを讀んで「それは一體どういふ意味なんだ」と訊きたくなるのだらう。

けふの買ひ物

歴史とは何か (岩波新書)

歴史とは何か (岩波新書)

2006年07月08日(土) 編集

港

東京国際ブックフェア2006

お台場の国際展示場へ行く。

DNP

大日本印刷のブースで、今日のお目當である活字の直彫りと校正刷の實演を見る。始まる前に、大きなモニターで活版印刷の歴史をみてゐた。

現代のDTP環境からみれば、本當に隔世の感がある。ルビを入れるだけで泣き言を漏らすやうな私には到底つとまらない世界だ*1

活字彫りはどのみち直接見られないので、CCDカメラで映し出される樣子をモニター越しに眺める。9ポイントサイズの「銀」を彫つてゐた。しかしじつと眺めてゐても、何分小さいものなので一體何が行はれてゐるのか判然としない。何時の間にやら文字になつてゐた。

そして早速彫られた活字をゲラに組み入れ印刷する。

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諸々

  • FeZnさんが作成した編集尺を入手する事が出來た。
  • 歸りは船に乘る。

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けふの買ひ物

會場にて。大體の小さな出版社は本の即賣會みたいな内容になつてゐる。

なる本 編集者 (なる本シリーズ)

なる本 編集者 (なる本シリーズ)

鈴木大拙真宗入門

鈴木大拙真宗入門

呼吸のくふう―日常生活の中の禅

呼吸のくふう―日常生活の中の禅

新しい人は新しい音楽をする

新しい人は新しい音楽をする

アマチュアの領分

アマチュアの領分

*1:一度は文選や植字をやつてみたかつたが。

2006年07月07日(金) 編集

ウクレレ

七夕

職場にてメロンを食す。

ウクレレ記法

久し振りにまたはてなに驚かされた。ものは試しとばかりに早速使つてみた。


あ〜あ〜ぁやんなっちゃったぁ

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あーあぁんがおどろいた

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忘れていた 目を閉じて

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取り戻せ 恋のうた

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枯葉よ〜  枯葉よ〜

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枯葉よ〜   枯葉よ〜♪

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けふの買ひ物

つじベスト

つじベスト

ミホミホマコト(DVD付)

ミホミホマコト(DVD付)

好みのサウンド。

2006年07月06日(木) 編集

けふの買ひ物

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季刊 graphic / design

  • 出版社/メーカー: 左右社
  • 発売日: 2006/06/25
  • メディア: 雑誌

ルビのすゝめ

名古屋女子大学紀要に掲載された山井徳行氏の論文より。

振假名の重要性は十二分に分つてゐるが、ルビを振るのは存外しんどい。總ルビの時、たつた四、五頁だけの文章でも泣きさうになつた。それでも組んだけれど。

2006年07月03日(月) 編集

近況

  • 床屋へ行く。この時期すぐに髮が伸びる。
  • 定例會に出席。
  • 昼過ぎ迄十時間位寐て、出掛けて歸つて少し横になつたら三時間眠りこけて居た。

二册讀了

あっかんべェ一休(上) (講談社漫画文庫)

あっかんべェ一休(上) (講談社漫画文庫)

あっかんべェ一休(下) (講談社漫画文庫)

あっかんべェ一休(下) (講談社漫画文庫)

ご用心、ご用心。お茶をお上がり。

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