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2006年02月27日(月) 編集

鴨

寒い日

『みなみさんの夏休み』『みなみさんの冬休み』を讀む。

?@千川

千川へ友人のライブを聞きに行つた。ライブハウスでの大音量で鳴らされるサウンドに耳が吃驚してして了ふ。直に慣れたけど、アンプリファイドされた演奏をこゝ暫く聞いてゐなかつた。

けふの買ひ物

漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか? (光文社新書)

漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか? (光文社新書)

2006年02月25日(土) 編集

芋燒酎を飮み過ぎて半日程寐込む。

湯島天神梅まつり

湯島天神へ行く。込み合ふ中梅を眺めるが、まだ五分咲か六分咲といつたところ。慥かに今年は遲い。

湯島天神太鼓保存會による白梅太鼓に聞き入る。

けふ讀んだ文章

鴎外の「長谷川辰之助」を讀む。自然と『秋の舞姫』のシーンが頭に思ひ浮かぶ。

暫く鴎外を讀む心算でゐる。

2006年02月24日(金) 編集

バークコレクション展

東京都美術館にて。大きな屏風が多かつた。俯瞰してゐる構圖の所爲なのだらうか。畫に這入り込んで、風景を見てゐるかのやうな、心地の良さを感じさせて呉れる。曾我蕭白の「石橋図」は間近で見てゐると本當シュールで大膽な構圖だ。器は、織部の葡萄文瓢形徳利や、鼠志野葡萄文瓜形鉢が良かつた。

隣で開かれてゐた第34回國際書道連盟展もぶらりと覗く。

けふの買ひ物

それでも町は廻っている 1 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 1 (ヤングキングコミックス)

ジャズ構造改革 ~熱血トリオ座談会

ジャズ構造改革 ~熱血トリオ座談会

哲学史序論―哲学と哲学史 (岩波文庫 青 629-8)

哲学史序論―哲学と哲学史 (岩波文庫 青 629-8)

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國語問題論爭史

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假名遣の歴史

  • 作者: 山田孝雄
  • 出版社/メーカー: 寶文館
  • 発売日: 1936/01
  • メディア: 單行本

それからタイププロジェクトの『文字の本』を見つける。

2006年02月22日(水) 猫の日 編集

猫

暖かい日

  • さんさん録を讀む。
  • 最近とみにスパムメールが多い。
  • 職場にてドイツ・ソーセージを貰ふ。

買ひ物

朗文堂の『文字百景』を纏めて購入。取り敢ず興味を持つてゐるものだけを拔き出してゆく。かういふのは、いつか必ず同じものを重複して買つて了ふだらうと云ふ危惧を抱いてゐるが、レジに行く前に確認したら、早速同じ號を二つ手にしてゐた。

本當は何も考へず、番號順に買ふのが一番手つとり早いのだが。

讀了

ハイネの『ドイツ古典哲学の本質』讀了。噛んで含めるかのやうな、まるで子供向けに書かれた文章のやうな譯だつた。

こころの時代

小林登志子「シュメル・古代の楔形文字は語る」を聞く。

2006年02月17日(金) 編集

暖かくなつたり寒くなつたり

やつとさんさん録を讀む。後殘すところ五囘なのか。

?@?

友人のライブを聞く。ピアノの調律が今一なのか可成りやりづらさう。けふはそんな飮まずに歸る。

けふの買ひ物

ドイツ古典哲学の本質 (岩波文庫 赤 418-5)

ドイツ古典哲学の本質 (岩波文庫 赤 418-5)

今夜も落語で眠りたい (文春新書)

今夜も落語で眠りたい (文春新書)

讀了

梅田本を面白く讀む。或意味私とは無縁の世界の話ではあるのだが、抵抗無く讀めるのは、私がはてなのユーザーだからだらう。日々これらのサーヴィスを使ふ(また、はてなの動向を追ひかけてゆく)内に、知らず識らず考へ方にも影響を受けてゐるのかもしれない。梅田さんは改めて、それらがどのやうな事であり、そこで何が起こりつゝあるのかを言葉にして呉れた。

こゝで取上げてゐる「チープ革命」なり「ロングテール」といつたキーワードも、自分の關心のある事柄に結びつけて考へてみると*1、色々な見方が出來て面白い。

あとこの本の讀後に殘るのは、オプティミズムに支えられたビジョンの強さではなからうか。これが一番重要なのかもしれない。

*1:例へば音樂だつたりDTP(はては國字國語問題だつたり)など。

2006年02月14日(火) 編集

職場にて

  • 取り敢へず一段落。やつと手付かずだつた諸々の作業に取掛かれる。
  • 手作りクッキーを食す。
  • EPSONのPC-386GEを久方振りに起動する。

「ことばのうみ の おくがき」を讀む。名文也。

ところで、執に四つ點がついた字は、オープンタイプフォントで出せるものなのだらうか*1

*1:Adobe-Japan1-5にはなかつたかもしれない。

karpakarpa 2006/02/16 02:12 U+24360だとおもひますが、 http://www.unicode.org/cgi-bin/GetUnihanData.pl?codepoint=24360 を見る限り収録されてゐないやうです。収録されてゐれば http://www.unicode.org/cgi-bin/GetUnihanData.pl?codepoint=71B1 のやうにOther Dataとして同定情報の一つとして提供されます。

funaki_naotofunaki_naoto 2006/02/16 03:04 ご教示有難うございます。目を皿のやうにしてグリフの一覽を眺めてゐましたが、矢張り無かつたのですね。

2006年02月12日(日) 編集

觀戰

後樂園にてダイヤモンドステークスを觀戰する。本當にマッキーマックスが勝つとは。

パウル・クレー展

大丸ミュージアムにて。クレーの繪は、全部では無いのだけれど、惹かれる繪も多いので好みの畫家だ。晩年の素描は初めて見たけどうたれるものがある。太い線で描かれたものがいゝ。

こころの時代

野見山暁治「笑わぬ小実昌」、太田保世「息について考える」を聞く。

2006年02月11日(土) 紀元節 編集

  • 半日眠りこける。漸く一息入れられるが、まだ全部片付いてゐない。
  • ダ・ヴィンチの「風の中の歌*1」を讀む。

ポーラ美術館展

Bunkamuraにて。いゝ繪が澤山あつた。ロートレック「Jane Avril」の小さなポスターを購入。

風鈴丸木版画展

隣のギャラリーで展示會が開かれてゐたので立ち寄る。初めて風鈴丸なる作家を知る。面白い。

けふの買ひ物

ヘーゲルを斷片なり書評といつたスタイルで纏めるのつて今迄そんなに無かつたかもしれない。

最近讀んだもの

日本の漢字 (岩波新書)

日本の漢字 (岩波新書)

頁を捲りながら“漢字の正しさとは何か”と云つた問ひが頭から離れず考へ込んで了つた。面白漢字の蘊蓄本みたいに讀めたらいゝのだけれど。

以下は著者のスタンスがよく表れてゐる一文。

すでに触れてきたとおり辞書は、絶対的な基準を示せるほど日本の現在までの文字生活の実体を記述していない。編者の規範意識により排除された場合と、目に触れられず漏れてしまった場合とがある。漢字に関する政策も、いわゆる正字法を確立させる段階にはなお至っていない。よく漢字についての基準と見なされる『康煕字典』でも、掲げた字種は実は選択されたものであり、その字体も書くための字体ではない。さらに内部で矛盾する字体さえもあり、無批判に典拠とすることはできない。

むしろ、明治期に教育者、黒柳勲が異体字を集めて編んだ.『俗字畧字』に説くように「死んだ正しい文字」より「生きた俗字略字」の方が、文字としては価値がある、と言うべきではないか。それらは、敷き写しされた死字、廃字、古字のたぐいや、訛伝や衒学などによって辞書上にしか伝存しない、元は架空の字体であった幽霊文字よりも重要なのである。

たとえ全国的、一般的に共通する文字でなくても、特定の社会においては「正しい文字」として用いられることがあるように、文字にとっての正しさとは相対的なものである。字源説や典拠、歴史にのみ価値を認め、辞書に載っているからといって死字でも正しく、載っていないものは通行していても正しくないということは、辞書というもののもつ規範的、記録的な性質や古典の読解、現代の用字についての確認などの用途からみて、首肯しがたい。

漢字と中国人―文化史をよみとく (岩波新書)

漢字と中国人―文化史をよみとく (岩波新書)

字書や漢字に關する文獻の歴史を扱つてゐる。

世にも美しい日本語入門 (ちくまプリマー新書)

即興詩人を隨分と褒めてゐる。いつか組んでみたい。

*1:實は風の中の夢が本當らしい。

2006年02月03日(金) 編集

節分

  • 久し振りに江戸川ばし浪花家の鯛燒を食す。
  • 何度も搖れる。

二册讀了

新編 学問の曲り角 (岩波文庫)

新編 学問の曲り角 (岩波文庫)

死に至る病 (岩波文庫)

死に至る病 (岩波文庫)

キルケゴールのこの本は可成り取つ付き難かつた。文章が惡いのか、私が辨證法を解さぬからか、それとも信仰を持たぬ異教徒の身では理解は覺束無いのだらうか。

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