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2005年06月30日(木) 編集

職場にて

モエギクマゼミの標本を見る。

平頭通平頭通 2005/07/02 14:32 「或正字・正假名遣ひの日常」アンテナへの登録、確認致しました。ありがたうございます。持てる資料と力を発揮して行きたいと思ひますので、今後とも宜しくお願ひ致します。

funaki_naotofunaki_naoto 2005/07/02 22:56 こんにちは(初めましてぢやないですよね)。
こちらも、たゞアンテナに登録しただけ、といつた事にならないやうに、確りと中身を讀む樣に心掛けます。

2005年06月26日(日) 編集

東京タワー

東京タワーを階段で昇ろう!

七月一杯*1まで、東京タワーの外階段を昇る事が出來ると云ふので、ここぞとばかり挑戰してみた。フットタウンの屋上から大展望臺まで、約六百段の階段を昇る。

最初は、割とペースを考へて、少し抑へ氣味に昇つてゆくが、百段、二百段と昇つて行く内、何だこんなものかと拍子拔けした。案外直ぐ昇れて了ふのだ。そして吹き曝しの、身を乘り出せば忽ち下まで落ちさうな、非常階段みたいなものを想像してゐたのだが、實際は足場の確りとした造りの階段だつた。階段だけ昇つてゐると、それ程高さを感じる事もなかつた。眞つ赤な金網や鐵骨に阻まれ、眺望が遮られるといつた事もあるかもしれない。

f:id:funaki_naoto:20050628011042:image:h150

後半は駈け足で昇つていつた。滿足出來ない。せめて特別展望臺まで、一氣に階段で昇らせて貰ふ位でなければ、昇つたと云ふ實感が湧かないね。

宝塚記念

後樂園の場外にて、宝塚記念を觀戰する。タップを本命にしたが、あそこまで一本被りになるとは思はなかつた。グランプリレースでなければ、見送つてゐたのだが。

*1:日曜日・祝日のみ

2005年06月25日(土) 編集

花

岡倉天心展

ワタリウム美術館へ岡倉天心展を觀に行く。この間横濱で、横山大観や下村観山を見て、俄に日本畫への興味が湧いてきた。兩者に所縁の深い岡倉天心が取上げられてゐると云ふので、急遽足を運んだ。

木村?

友人のライブを聽きに行く。打上げに附合ひ、終電で歸る。樂しい一時を過ごす。

讀了

スピノザの世界―神あるいは自然 (講談社現代新書)

スピノザの世界―神あるいは自然 (講談社現代新書)

これは入門書として優れてゐると思ふ。

私がスピノザに抱いてゐた抵抗感は、思想そのものと云ふより、そのスタイル、例へば主著の『幾何學的秩序で證明されたエチカ』のタイトルが示すやうな、數學的方法に依るものだと氣附く。でもその語られてゐる事柄自體は、實に魅力的だと云ふことがこれを讀んで分り、とても滿足した。

2005年06月24日(金) 編集

雀

ルオーと白樺派

松下電工汐留ミュージアムにて「ルオーと白樺派 近代日本のルオー受容」を觀に行く。立續けにルオーを澤山觀る事が出來て幸せだ。

キャンパスキャンヴァスに描かれた繪だけでなく、皿やピッチャー、陶畫に描かれた物にも目を見張つた。フラットではない、緩やかな面の上に描かれた線は、よりルオーの太い線を際立たせてゐる。これは欲しくなる。

あと白樺派の人達がルオーに就て言及した文章が、夫々キャプションとして附けられてゐたが、ちやんと正假名で引用されてゐたのはよかつた。

けふの買ひ物

清春藝術村の册子「清春」を購入。

  • 清春22号「小林秀雄と近代絵画」
  • 清春29号「芸術・宗教・ルオー」
  • 清春32号「小林秀雄生誕百年特別号」

印象派と20世紀の巨匠たち

ブリヂストン美術館へ立ち寄り、「印象派と20世紀の巨匠たち」を觀る。

流石に梯子をしたのは、淺はかと云ふか無謀であつた。時間はあつたのだが、これ程までに作品が多く(二百點を超える)多岐に亙つてゐたとは豫想外であつた。とても充實してゐたけど、終ひの方では、もう繪を觀るは一杯だとばかり、草臥れて具合が惡くなつて了つた。

野嵜野嵜 2005/06/26 21:12 今晩は。つつこみです。campus――大学などの校内・校庭。canvas――油繪用の畫布。

funaki_naotofunaki_naoto 2005/06/26 21:46 ご指摘有難うございます。

2005年06月23日(木) 編集

茅の輪

茅の輪

神田明神に立ち寄ると、何やら見慣れぬオブジェが。茅の輪と云ふ物らしい。

取り敢ず三度潜つてみたが、歌を唱へつゝと云ふのが難しい。

讀了

ギリシア哲学と現代―世界観のありかた (岩波新書 黄版 126)

ギリシア哲学と現代―世界観のありかた (岩波新書 黄版 126)

プラトンが〈場(コーラー)〉の概念を持つてゐたと云ふのは勉強になつた。

nnhnnh 2005/06/26 10:45 夏越の祓の茅の輪ですね。でもこれは、茅の輪の左右の柵が邪魔をして8の字を描いて潛ることが出來ませんね(神田明神さーん)。

funaki_naotofunaki_naoto 2005/06/26 20:39 實際は、それ程長い柵ではないので、廻れないと云ふ程ではなかつたです。無限大記號(∞)みたいな潛り方を、より強く意識しました。

nnhnnh 2005/06/26 21:57 なるほど。大勢の人が一度に廻れるやうに8の字を引延ばしたと云ふことでせうか。

2005年06月22日(水) 編集

花

ルーヴル美術館展

横浜美術館ルーヴル美術館展を觀に行く。十九世紀前半のフランス繪畫が主に展示されてゐた。

横浜美術館コレクション展も面白かつた。

横濱觀光

横浜コスモワールドの大觀覽車に乘る。

野球觀戰

横浜スタジアムにて、横浜ベイスターズ−巨人の八囘戰を觀戰する。スタジアムで野球を觀るなんて何年振りだらう。内野席で大人しく觀るのもいゝが、かういふ時は基本的にフランチャイズのチームを應援することにしてゐるので*1、右翼の外野席へ向ふ事にした。應援團やファンで一杯だ。鳴り物や應援歌を聞き、振り附けの合間からプレーを眺めるのも亦愉し。

今日は横浜のワンサイドゲームだつた。噂の新守護神クルーンを見てみたかつたが、先發の土肥が完封した。

*1:東京ドームは除く

2005年06月21日(火) 編集

夏至

いつもこの日は雨の日だと云ふイメージがあるのだが、今日は晴時々曇り。

積讀本を方附ける

最近讀んだもの。

仲よし手帖

仲よし手帖

知人から貸して貰つたので讀んでみる。さういへば私は、きちんと長谷川町子を讀んだ事が無い。私の(笑ひの)好みとは、一寸違ふかなあ。
こんな国語辞典は使えない
これを讀んで、日頃遣つてゐた表記を變へたくなる程、少なからぬ影響を受けたのは確かだ。
菊地さんの本を讀むと、律動に就いての考察に教へられる事が多い。勿論、私がリズムに弱い事もあるし、また普段なかなかその種の評論を目にする事が無いので、とても面白く讀んだ。
人類と建築の歴史 (ちくまプリマー新書)
二百頁もない新書で、かなり密度の濃い内容を詰込んでゐる。しかも簡易平明に語られてゐるので、とても面白かつた。

2005年06月19日(日) 編集

清澄庭園

散策

清澄庭園へ行く。池には鯉や龜ばかり。

花菖蒲が綺麗だつた。一つだけだとそれ程目にも留めないのだが、纏まつて咲いてゐるのを見ると、矢張り興を催す。

ルオー展

東京都現代美術館でルオー展を觀る。「優しい女」(Bénigne; 1939)はとてもよかつた。

夢日記

私は確かに下り坂を歩いてゐるのだが、側を流れる小川の水面は、上流へと向かつて流れてゐた。

2005年06月18日(土) 編集

日差しの強い日

某定例會に出席する。

氣になる本

私はどこに立っているのか經由。

やまとことばワンポイントレッスン―俳人のための

やまとことばワンポイントレッスン―俳人のための

no titleが本になつたみたい。

日本語とテンの打ち方

日本語とテンの打ち方

no titleより。

読点の打ち方は、文章表現という技能に興味と向上心があってなおかつ論理的な明晰さを追求する人にとってのみ問題となる。(p. 181)

民話を語ろう

新潟縣は下田村(現三条市)の大竹ユキエさん語りを聞く。やつぱり越後の言葉は心地好い。私の祖母を憶ひ出す。

2005年06月17日(金) 編集

色々

  • 邊りで風邪が流行つてゐる模樣。一年中さう言つてゐるやうな。
  • windowsを一通り復舊させる。再認證が面倒だつた。

2005-06-14 - はてなアンテナ日記 - 機能変更、お知らせなど

コメントを入れられる樣になつたのは有難い。少しづつアンテナに反映させよう。

黒うさぎの生活

ミニレッキス、文学、野鳥などについての記録

ミニレッキスが如何なるものなのか初めて知つた。可愛い。

2005年06月14日(火) 編集

花

MY GOD !

自宅のVAIO君がお亡くなりになつた。お古だつたから、何時毀れてもをかしくはなかつたのだが。

取敢へずデータが救出出來たのは不幸中の幸ひ。

2005年06月13日(月) 編集

空氣を讀む

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

空気の発見 (角川文庫 白 124-1)

空気の発見 (角川文庫 白 124-1)

二册讀了。非常に勉強になつた。私は根つから日本人なのだなと思ひ知る。

少しだけ引用する。

人は論理的説得では心的態度を変えない。

言葉は常に默示的伝達の手段であった。これは、日本の批評にも現れており、論争の際でも相手の言葉の内容を批評せずに、相手に対するある種の描写の積み重ねで、何らかの印象を読者すなわち第三者に与え、その印象に相手を対応さすことによって、その論争に決着をつけてしまおうとする。

2005年06月12日(日) 編集

林@サニーホール

日暮里のサニーホールにて友人のコンサートを聽きに行く。演目は以下。

  • アリオーソ(J.S. バッハ)
  • ヴィオラ協奏曲ハ短調第一・第二樂章(J.S. バッハ=カサドシュ)
  • シチリアーノ(パラディス)
  • チェロソナタ ト短調第二樂章(ショパン)
  • ピアノソナタ第八番「悲愴」第二樂章(ベエトオヴェン)
  • 月の光(ドビュッシー
  • To Give(陳 良訓)
  • 幻想即興曲(ショパン)

とても素晴らしい。バッハとドビュッシーが最高だつた。

これ程迄に染み渡るやうなバッハは生まれて初めて聽いた。聽き手を構へさせず、バッハが直接語り掛けてくるかのやうな、そんな演奏だつた。

「月の光」は極端な迄に、スペースを作り出し、そしてその中で響きで歌はせてゐた。凄い。後で直接友人に、ドビュッシー自身の演奏を聞いたことがあるのか、氣になつて訪ねてみたのだが、全く知らなかつたと云ふので尚更驚いた。

因みに私もドビュッシーの演奏を直接耳にした訣ではなく、以下の坂本龍一の話を伝聞として聞き知つてゐたのだつた。

いちばんやっぱり聴いてショックだったのは、ドビュッシー自身の演奏ですよね。それで、ドビュッシーに対する見方とかが全部変わっちゃったような気がするけど。(略)ロールに記録されているやつ。ものすごいルバート、全編ルバートですよ。ほとんど小節線が関係ないような音楽だったんですよ。好きでしたよ。一応面白いので真似したんですけど。

2005年06月11日(土) 編集

紅蘭

日暮里驛の紅蘭にて皿うどん(八百圓)を食す。結構ボリュームがあるので、空腹のときでないと一杯になつて了ふかも。

「マヴォ/メルツ クルト・シュヴィッタース/村山知義」〜日本におけるダダ

上野の藝大陳列館へ行く。こぢんまりとした建物で、それ程澤山の展示が置かれている訣ではなかつたが、大きなポスターや引き延ばした寫眞は樂しめた。タイポグラフィを生かした構成主義のデザインつて何か惹かれるのである。

會場ではずつと音聲詩*1がBGMとして流されてゐた。吉川豊人*2みたいで面白かつた。

ロバート・キャパ写真展 「CAPA in COLOR Selection」

六本木の東京シティビューへ。展望室の景觀は流石と云ふか、うまく言葉にならない。晴れた日にまた行つてみたい。

キャパの寫眞で、一九五四年に來日した折に日本の各地をカラー寫眞で撮影したものを幾つか見て目をひいた。まるでついこの間撮られたのではないかと思ふくらゐ、時代を感じさせなかつた。

「ストーリーテラーズ」・「秘すれば花」展

シティビューのチケットで入場出來るので、序でといつた心持ちで然程期待してゐなかつた。でもかへつて、豫備知識無しでものを見られるので、驚きに滿ちた面白いものに出會へることがあつたりもする。

この展覽會は私にとつて當たりだつた。現代美術といつた響きから嚴めしさを感じてゐたが、數々の作品はとてもユーモアに溢れてゐた。私は笑ひやユーモアには、實に敏感に反應して了ふのだ。氣になつたのを覺書してみる。

秘すれば花」展

シュ・ビン(中国)
「鳥」の字を使つた作品。
ユ・スンホ(韓国)
一見山水畫のやうなのだが、近づいてみて驚いた。
リン・シュウミン(台湾)
作品の中に這入つて不思議な體驗をした。
ハム・ジン(韓国)
蟲眼鏡を持つて、トイレの一室に見立てた部屋の中を、作品を探しまはる。かういふ、たゞ見るだけでなく、閲覽者を參加させ行動を促すやうな作品は大好きだ。
伊庭靖子(日本)
地主悌助を聯想した。

「ストーリーテラーズ」展

鴻池朋子(日本)
「みみお」と云ふアニメーションを見る。幻想的な描寫はノルシュテインの「話の話」を髣髴とさせる。
アンネ・オロフソン(スウェーデン)
不思議な寫眞。
マーク・ウォリンジャー(イギリス)
「王国への入り口」*3と云ふ作品は最高だつた。笑ひが込上げてくる。

漢字統一処理字典

役者評判記研究会より。漢字統一字典一覽も。

*1:クルト・シュヴィッタースのかな?

*2ボアダムズに在籍してゐた頃の

*3:空港の到著ゲートから出てくる乘客達を、延々とスローモーションで映し、重厚な聖歌をBGMに用ゐた作品。

2005年06月10日(金) 編集

無題

けふの買ひ物

旧字力、旧仮名力 (生活人新書)

旧字力、旧仮名力 (生活人新書)

色々思ふことは幾つかあるが、一往通讀してから書いてみたい。

一つだけ文句を言ふと、あとがきで漢字や假名遣ひの問題に就いて書かれてゐる本を紹介してゐるのだが、何で『私の國語教室』が新潮文庫(絶版)のやつなんだよ!

こんな国語辞典は使えない

こんな国語辞典は使えない

ラジオ深夜便

達人たちの至高のメッセージを聞く。けふの話は、千玄室 (茶道裏千家)「茶の心、和の心」と、五代富文(工学博士)「失敗こそが独創を生む」の二つ。

立讀み

日経ビズテックの連載を讀む。正假名だけなく、今月から正漢字(JISの第一・第二水準漢字のみ)も用ゐられてゐた*1。凄い。いつそそこまでこだはるのなら、外字を用ゐて正統表記に徹することも可能なのでは。

さういへば連載は聯載とは書かない事を最近知る*2

*1:しかも、そのことをちやんと斷書きしてゐた。

*2「聯載」といふのは過剰な回帰形ではないかしらといふ話

猪川猪川 2005/06/11 23:46 沿革史料は近代デジタルライブラリーで見ることができます(勿論解説等はありませんが)。参考まで。
http://kindai.ndl.go.jp/cgi-bin/img/BIImgFrame.cgi?JP_NUM=54009573&VOL_NUM=00000&KOMA=1&ITYPE=0

funaki_naotofunaki_naoto 2005/06/12 00:10 ありがたうございます。實は讀めないつて言つたのは、入手が出來ないのではなくて、讀みこなす力量が私に備はつてゐないと云ふことでして…。

2005年06月09日(木) 編集

「ゐ」の意味(續)

それらはいづれも「居(ゐ)」といふ語に随つてゐるから「ゐ」なのであつて、「ゐ」といふ文字に意味があるのとは少し異るのではないでせうか。舩木さんの仰る語としての意味合ひとはさういふことだと思ひます。

私は「文字」に意味があると言ひたいのではないのです。

例へば「い」一文字で「胃」や「意」といふ語があるからといつて「い」といふ仮名文字に特別な意味があるといへないのではないかな、と。

私は意味と云ふのは、「語」に備はるものだと考へてゐます。假名は表音文字で(も)ありますから、漢字のやうに、その文字なり形なりが意味を有するものではない。だから仮名文字に特別な意味があるとはいへないと云ふのは、先に同意したとほりなので、その點に關しては意見を同じうしてゐます。

では一體、私は寸゛さんのどんな處に引掛かつたのか。初め「ゐ」の意味と云ふことに對し、寸゛さんがあくまで假名「文字」の意味と云ふのを問題にしたのに對し、私は敢て假名の「語」としての意味を持ち出したのです。

端的に言へば、私にとつて「ゐ」とは、文字であるよりも先づ「語」であることが、先に立つのです。

yms-zunyms-zun 2005/06/13 16:59 諒解いたしました。私がきちんと読み取れてゐなかつたやうで、失礼しました。

funaki_naotofunaki_naoto 2005/06/14 11:29 お忙しい中、お返事ありがたうございます。
こちらも拙い書き振りで、なかなか傳へたいことがうまく書けないきらひがありました。本當は、もつと議論を進めて、「言葉」にとつて「文字」とは何か、といつたところまで話がゆけばと目論んでゐたのですが、多忙と怠惰にかまけて、きちんとまとめられない有樣です。

yms-zunyms-zun 2005/06/14 15:29 議論自体慌てるべきものでもありませんし、仰るテーマについて興味もありますので、まとめられた暁にはぜひ読ませていただきたいと思ひます(催促などではありません・笑)

2005年06月08日(水) 編集

平成疑問假名遣

漸くアマゾンに掲載された。

神田小松屋

塩ラーメン味玉入り(七百三十五圓)を食す。

サッカーの試合を見ながら食べてゐた。實に靜かな試合だつた。グランドに選手の聲が響くのが、物珍しく感じる。

讀了

  • さんさん録を讀む。
  • 小林秀雄全集(新潮社)讀了。

2005年06月07日(火) 編集

「ゐ」の意味

仮名文字の一つに他にない意味を見出さうとするのは無意味だと云ふのは、私も同意します。たゞ「ゐ」に關しては、他の假名文字と同列には出來ないのではないかと、私は思つてゐます。

例へば、イと云ふ音に對し、現代假名遣ひのやうに、假名を發音通りに記すと云ふ建前ならば、「い」はあくまでイと云ふ音であり、例へば、「いる(居る)」「くらい(位)」「もとい(基)」等々、と書かれてもいゝことになります。音は意味を持ち得るものではないからです。

しかし歴史的假名遣ひでは「い・ひ・ゐ」と云ふ表記が用ゐられてゐます。あくまで、位は「くらゐ」、基は「もとゐ」と書かれなくてはいけません。つまりそこには、「ゐ」と云ふのは「い」や「ひ」では置き換へられない、語としての意味合ひが含まれてゐることに他ならないのではないでせうか。

因みに「404 Not Found」では、その事に就いて「ゐ」の世界と云ふふうに書かれてゐます。

2005年06月05日(日) 編集

飯田の空

強行軍

友人の結婚式に出席するため、飯田へ行く。朝一番に出て、四時間位バスに搖られて到著する。車窓から、八ヶ岳や駒ヶ岳が見える。諏訪湖は結構大きな湖だつた。

式は神前式。嚴かに執り行はれる。披露宴で三宅島の人と同席して、あれこれ話を聞いた。

夕方また、バスに乘込んで歸る。ゆつくり觀光をする暇もなかつた。動物園に立寄れなかつたのは心殘りだつたので、また折りをみて行く積もり。お土産におやきや、鹿肉カレーなるものを買つた。

琴平神社

驛の近所にある琴平神社に參詣する。大国主命が祀られてゐる。

2005年06月04日(土) 編集

空

雷雨

雨に降られる。

こころの時代

木津川計氏のお話「笑いの名コンビ・秋田実と長沖一」を聞く。

2005年06月01日(水) 編集

誰宛てなのかは分らないですが

反應して頂き恐縮です。私の友人宛に送つたものでした*1

「あなた」の使ひ方 - 大和但馬屋日記

橋本治の『ちゃんと話すための敬語の本』によると、日本語には、知らない人が目の前にいる時に使う二人称の代名詞がないと云ふふうに言つてゐます。

日本語の二人称の代名詞は、「知っている人」だけなんです。だから、「その人と自分はどの程度に親しいのか、親しくていいのか?」と考えて、「きみ」と「あなた」と「おまえ」の使い分けをしているのです。

日本語には、英語の「YOU」にあたる言葉がない。さらに言へば、日本語には英語の「I」に相當する言葉もない。このことを、私は片岡義男の『日本語の外へ (角川文庫)』で知つた。

世にもキティな物語 - 大和但馬屋日記

ミッキーマウスとプルートと云ふ先例が頭にあつたので、然程それが奇異なものとは思ひませんでした。

こころの時代

河合雅雄氏の「サルと自然と人間と」を聞く。氏にとつてサル學とは「人間とは何か」と云ふ問ひを秘めてゐた。

*1まぁまぁではなかったでしょうかと言つてました。

yms-zunyms-zun 2005/06/02 02:46 プルートとグーフィーの扱ひに関しては仕事で散々悩まされたことがありますが‥‥(なるべく同じ画面に入れない方がいい、とか)。

funaki_naotofunaki_naoto 2005/06/03 02:01 今迄、注意を拂つてゐなかつたのですが、それつて矢張りまづいことだつたのですね。

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