はてなの茶碗 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


2005年01月31日(月) 編集

懸案だつた、毀れたディスプレイと古いパソコンを處分出來た。

エッシャー

そごう美術館へ『エッシャーのふしぎ世界展』を觀に行く。

木版にしろリトグラフにしろ、兎に角緻密に描かれた畫だつた。有名な「寫像球體を持つ手」(1935年)を目の前にして、みんな(私も含め)左右の手を確認してゐたのが可笑しい。

幾つかエッシャーの畫に關するキーワードを記してみる。

  • 平面の正則分割
  • 反轉圖形
  • 圖と地
  • ゲシュタルト崩壊
  • 不可能な圖形
    • ペンローズの三角
    • ネッカーの立方體
    • シュレイダーの階段
    • マッハの本

けふの買ひ物

丸の内オアゾの丸善に初めて行く。流石に大きい。以下を購入。

妙好人を語る (NHKライブラリー)

妙好人を語る (NHKライブラリー)

旧字旧かな入門 (シリーズ日本人の手習い)

旧字旧かな入門 (シリーズ日本人の手習い)

これは2002年に出た第三刷のもの。この間買つた『難読語辞典』*1の序にて、

CTPによるダイレクト刷版であったので改刷ごとに数百箇所に手直しを入れた。

とあつたので、慌てゝ最新のものを買ひ直した。

NHKアーカイブスを見る。

*1:同じ著者による。

2005年01月30日(日) 編集

痕跡・河野鷹思のデザイン

東京国立近代美術館へ『痕跡―戦後美術における身体と思考』と『河野鷹思のデザイン』を觀に行く。流石に兩方廻ると、時間が足らなくなり、慌しく觀て廻る羽目になつて了つた。常設展の展示がけつこう入れ替はつてゐたので餘計時間を食つた。

榎忠の「ハンガリー国に半刈で行く」は面白かつた。

白ワインを呑む。ラベルを見るのを怠つて了ふ。

使ふ

辨當を使ふと云ふのは、慥か東京辯にさういふ言ひ廻しがあつたやうに思ひます。

2005年01月29日(土) 編集

けふの買ひ物

ちゃんと話すための敬語の本 (ちくまプリマー新書)

ちゃんと話すための敬語の本 (ちくまプリマー新書)

西田幾多郎随筆集 (ワイド版岩波文庫)

西田幾多郎随筆集 (ワイド版岩波文庫)

神秘家列伝 (其ノ3) (角川ソフィア文庫―Kwai books)

神秘家列伝 (其ノ3) (角川ソフィア文庫―Kwai books)

横書き登場―日本語表記の近代 (岩波新書 新赤版 (863))

横書き登場―日本語表記の近代 (岩波新書 新赤版 (863))

難読語辞典

難読語辞典

これは慥かに凄い。

讀了

早速『ちゃんと話すための敬語の本』を讀む。薄いし、分り易く書いてあるのに、頗る内容がつまつてゐる。橋本さんはかう仰る。

この本は「正しい敬語の使い方を教える本」ではありません。そうであるまえに、「いったい敬語ってなんなんだ?」ということを考える本です。

そして、この本の中で繰り返し繰り返しかう説く。

「敬語は人と人とのあいだの距離を認める言葉だ」

これを見て、私は直ぐさま福田恆存を聯想した。例へば次のこんな一節。

敬語は身分を重んじた「タテ社會」の殘滓だなどといふ馬鹿のひとつ憶えみたいなことをいつまで言ひ續けてゐる積りか。敬語はそんな單純なものではない。縱だけでなく、それよりも横の距離を保たうとする心の働きが敬語の主要な機能である。横の距離を保つ心の働きとは、節度、けぢめの感覺であり、敬語によつて時には冷酷に相手を卻け、突放す事が出來る。

裝幀

ちくまプリマー新書の裝幀は隨分目をひくデザインだが、これはクラフト・エヴィング商會のものだつたのか。

Articles: Arial Sidebar 1

karpa’s ― 非行非善經由。

2005年01月28日(金) 編集

台と臺

  • 「台」と「臺」

http://otd11.jbbs.livedoor.jp/1172297/bbs_plain?base=1115&range=1

  • Re:「台」と「臺」

http://otd11.jbbs.livedoor.jp/1172297/bbs_plain?base=1118&range=1

http://otd11.jbbs.livedoor.jp/1172297/bbs_plain?base=1120&range=1

「臺」は、「台」の旧字体ですから、個人の文章の中で普通に使う場合には、いずれを使っても誤りではありませんと、普通に見られる新字体・旧字体の対応の場合なら言えるのですが、新字体「台」の場合「臺」の他に旧字体でも「台」の場合、「颱風」を「台風」と書く場合の代用字と3つのケースがあります。

あとこれメモしておかう。

>新字、旧字とされるものでも、旧字を見出しと立てるなど、きちんと区別して記述してある漢和辞典(現役のもの)をご存知でしょうか?

旧字を本見出しとしている現役の漢和辞典は「新大字典」(講談社)、「大漢和辞典」(大修館)くらいでしょうか。あと、戦前に出た「字源」(角川書店)、「詳解漢和大字典」(冨山房)も現在も出ています。

はてなダイアリー新編集画面のお試し環境について

支援ボタンによる一部のHTMLマークアップ記法で、物理マークアップのものは止めて欲しい。

どうせならはまぞうの樣にはてな獨自の入力記法を支援して呉れるものがいゝ。

2005年01月27日(木) 編集

白茶

白茶

最近發賣されたアサヒ飮料のお茶。書體は篆書か。

中國茶は好きなんだけれど、これはいつまで賣られてゐるやら。

けふの買ひ物

字と書の歴史

字と書の歴史

1967年に初版。これは2004年38刷のもの。

ヒロシマ・ノート (岩波新書)

ヒロシマ・ノート (岩波新書)

びんぼう自慢 (ちくま文庫)

びんぼう自慢 (ちくま文庫)

魂のこよみ (ちくま文庫)

魂のこよみ (ちくま文庫)

これは大いに活用したい。

支那麺 竹子

けふは担担麺を食べる。食べてゐる時には、辛めの味附からけつこうこつてりだと感じてゐたのだが、食べ終ると思ひのほかくどさが殘らず、すつきりとした後味。不思議だ。

2005年01月26日(水) 編集

歸る頃には雨。

こころの時代

コール・ダニエル氏のお話「明治の宗教者 新井奥邃」を聞く。

リンク諸々

兩者を混同してゐた。

古本氣狂ひは皆踊る。

2005年01月25日(火) 編集

常用漢字表

あまり樂觀はしてゐない。あと上記に關聯して。

漢字を身に附ける爲に手書きが重要だとか言つてゐるらしい。當然、「手で書けなければならない」→「字體の簡易化」を言ふ馬鹿が出て來るだらう。手で書けなくて良いんだよ。

漢字は手で書けなくてもいゝ、更に言ふと、手で書く文字(書寫體)と活字としてあらはされる文字とは、元來異なるものであり、異なつてゐてもいゝものであることを、恐く大部分の人は知らない*1

それと,先ほど学年別漢字配当表について御発言があったが,常用漢字については,もっと増やせということになると困るから,申さないけれども,学年別漢字配当表については,3割ぐらい入れ換えたらよいのではないかと思っている。次か,その次か,分からないが,やはり漢字について何とか取り上げていただけると有り難い。学年別漢字配当表については撤廃すべきであるという考え方も世の中にあるけれども,教育の段階ではやはり必要だと思っている。

Who are you ?

各所より。

以下結果。

既読は97作品中 11 作品です(平均は 20.06 作品)。

  • 筒井康隆『バブリング創世記』
  • 新井千裕『復活祭のためのレクイエム』
  • 綾辻行人『十角館の殺人』
  • 村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』
  • と学会『トンデモ本の世界』
  • 井上ひさし『吉里吉里人』
  • G・K・チェスタトン『ブラウン神父の童心』
  • 島田荘司『奇想、天を動かす』
  • 夢野久作『ドグラ・マグラ』
  • 豊田有恒『少年エスパー戦隊』
  • J・P・ホーガン『星を継ぐもの』

『精神現象學』は嚴しいだろ。

もう滿月だ。

こころの時代

岩本良子さんのお話「マイナス100からプラス100へ」を聞く。

がっき部

諒解しました。

報告だけでお終ひにするのも何なので、昨日のフルクサス展での話を少し。會場にはグランド・ピアノが置かれて居て觀客は自由に彈くことが出來た。變はつてゐたのは、鍵盤の上に大小の石が置かれ、更に、中に張巡らされた絃の上にはビー玉が幾つも置かれてゐた。これはフィリップ・コーナー*2とジョセッペ・キアリ*3のコンポジションでもある。

ピアノの内部奏法なんて、滅多に出來る機會はないので、こゝぞとばかり現代音樂家ごつこに興ずる。ビー玉を轉がしたり、絃の上で引つ掛き摺附けたりする度に妙なる樂の音が鳴り渡る。樂しい。ピアノは打樂器であり、また絃樂器でもあることを存分に味はつてゐた。

それにしても私の隣にゐた小さな子供達は、私以上にアバンギャルドだつたよ。容赦無い。

*1:私は知らなかつた。

*2:Philip Corner

*3:Giuseppe Chiari

2005年01月24日(月) 編集

体質茶

体質茶

今度はお茶だ。

フルクサス展@うらわ美術館

うらわ美術館へ「フルクサス展−芸術から日常へ」を觀に行く。私がフルクサスの名を意識したのは、昔讀んだ『実験音楽―ケージとその後』で奇妙なコンポジションの數々を目にしてゐたので、印象に殘つてゐたからだつた。

コンサート

けふはフルクサス再演《コンサート》が行はれてゐて、「觀客の爲のカードミュージック」を見學した。解説を引用する。

10人のパフォーマーが、1から10の数字が大きく書かれている大きなカードを運んでくる。彼らは観客に向かい合ってステージに立つ。カードを持ったパフォーマーは、腕を下ろしているときは、何も書かれていないカードの裏側を見せ、腕を上げ、カードを頭上に持ち上げたときに、数字が観客に見えるようにする。 指揮者は、観客全員に1から10の数字の中から1つだけを選んでもらう。指揮者は、観客全員に一つの音を考えてもらう。指揮者は、観客全員に席から立ったままで演じることが出来るアクションについて考えてもらう。

作品が単純な一対(on/off)のプロセスであることが、説明される。つまり、自分が選んだ数字がステージ上に表示されたら、その観客は立ち上がり、自分が考えた音を出し、アクションを行う。これは数字が表示されている間はずっと続けられる。数字が表示されなくなったら、観客は自分の席に座り、静かにしている。 指揮者は、パフォーマーが異なるタイミング、組み合わせ、順序で数字を表示するように指揮する。 観客は音とアクションで、数字に従って作品を演じる。

カードを上げ下げする度に、あちこちでそれぞれが手を叩いたり、床を踏み鳴らし、聲をあげ、紙を千切つてはばらまいたりと、實にいかれた修羅場の樣なとでも云ふか、賑やかな祝祭的空間が眼前で繰り廣げられてゐた*1。さらに會場で觀客とパフォーマーが記念撮影をするが、それもまたパフォーマンス(リモート・フォトと呼んでゐた)として行はれたのは流石だと感心した。

フィルム

會場の一角にあるシアターでDVDを鑑賞する。『SOME FLUXUS』とナム・ジュン・パイクジョン・ケージに捧ぐ』 を見る。

前者は、ジョージ・マチューナスのインタビューと、フルクサスのコンサートの模樣が收録されてゐる。初めて見た演奏風景は、本や解説から思ひ描いてゐたのとは可成り違ふのでびつくり。それはパフォーマンスと云ふより、一發藝やコント*2と紙一重のものだつた。モンティ・パイソンを見てるみたい。

ジョークとしての芸術と云ふお題目はたしかに伊達ではない。フルクサスギャク百連發といつたノリのパフォーマンスだつた。

後者で、「四分三十三秒」をケージが演奏してゐるシーンを見る。ストリートにピアノを持ち込んで表で演奏してゐた。ピアノの前で椅子に坐つたまゝ、時々時計を見ては蓋を開け閉めする。

それから、ケージに關聯した映像だけではなく、風變りな映像も合間に色々使はれてゐる。突然のペプシのCMには度膽を拔かれたことをこゝに記しておく。

歸る頃には雪がちらほらと降り始める。

晩酌

澤乃井 純米大辛口を呑む。

NHKアーカイブスを見る。

*1ジョン・ゾーンの「コブラ」はこれを發展させたものか。

*2:それも、實に最良の、私好みの笑ひだ。

2005年01月23日(日) 編集

某定例會に出席。

けふの買ひ物

国語問題論争史

国語問題論争史

表記は正字正假名。

これは略字正假名。

国語国字の根本問題

国語国字の根本問題

略字新假名。八百頁以上(しかも詳細な索引附)で三千圓と云ふ値段は、お買得かも。

こころの時代

丸屋博氏のお話「私は鳩」を聞く。

2005年01月22日(土) 編集

夜中に

柏手を打つたら、猫が鳴き聲をあげながら、姿を見せぬまゝ駈け去つていつた。

防寒

寒い。湯湯婆やあんか、そして莫大小*1のもゝ引きを引つ張り出し、總動員で寒をしのぐ。

つゞき

繪本百選で紹介されてゐた『つづきのねこ』を讀む。

つづきのねこ

つづきのねこ

ちいさなものたちが返ってくるのは

あの時ああしなければ、などと

どうしても繰りごとをいう私たちを見かね、

ゆるしてくれようとするのじゃないか

この間讀んだ『夕凪の街』もさうだが、今私は「つゞき」と云ふことに物凄く惹かれてゐる。

*1:伸縮自在で大小がない、と云ふことから。

2005年01月21日(金) 編集

Mr. Umbrella

職場にて

行商のおばちやんから、海苔や縮緬雜魚を買ふ。

歸りにさんさん録を立ち讀みする。

2005年01月18日(火) 編集

けふの買ひ物

上り坂下り坂 (講談社文庫)

上り坂下り坂 (講談社文庫)

宮沢賢治詩集 (岩波文庫)

宮沢賢治詩集 (岩波文庫)

岩波の賢治の詩集は、2004年第71刷發行のものでも、表記が正字正假名の儘だ。凄い。

でも宮澤賢治を正字正假名で讀むには、矢張り古本か全集しかないのだらうか。

2005年01月17日(月) 編集

法華經寺の五重塔

雨降りなので

ずつと家に居た。『お寺に行こう!』を讀む。

お寺に行こう!

お寺に行こう!

神社では二禮二拍一拜が基本だが、願掛けをする時は、柏手を打つ前か、一禮して頭を垂れてゐる時に行ふのが本當だと云ふのを、これを讀んで知つた。合掌してお願ひするのはお寺での所作だつたのだ。

NHKアーカイブス

1月24日[1月23日(日)深夜]午前0:20〜午前1:40(80分)

若い広場 「オフコースの世界」(60分)
1982(昭和57)年3月21日 放送
みんなのうた(7分)
1961(昭和36)年4月3日 放送
「NHKアーカイブス」放送予定

news

千都フォントライブラリー經由。

1月19日 (水) 7:00 p.m. Works on a Mac
ヒラギノフォント(大日本スクリーン)
デザイン性の高い和文フォント、ヒラギノについて学びましょう。グラフィックデザイナーの海津宣則が、ヒラギノフォントの効果的な使い方を解説します。
アップル - 直営店 - 銀座

個人的には、前日のイベントが非常に氣になる。多分どちらも觀には行けないが。

用字と用語の統一

まんぷく::日記經由。

なぜ、統一するのか。それは、そうしたほうが見栄えがいいから、読みやすいから、ということなんだろうと思います。そのために統一しようと。

でも、読みやすさが本来の目的であるなら、文章におけるひらがなと漢字とのバランス配分を調節するほうが読みやすいはず。統一すること自体が目的になってしまい、前後にやたらと漢字が続くにもかかわらず「この言葉は漢字で統一だから」とそこでも漢字を使う、あるいはずっとひらがなが続いているにもかかわらず「これは前出がひらがなだからひらがな」という処理をするのは、どこか間違ってるよなぁと思うのですわ。

上記に關聯して、

nnhnnh 2005/01/18 01:41 いや、あの、拍手を打つた手をそのまま合はせて祈るので良いのですけど。納得行かない場合は神佛習合の名残だと思つてもらつても良いのですが。少くとも「拍手を打つ前」は有り得ません。神樣を呼ぶ前に祈つてもしやうがない。

funaki_naotofunaki_naoto 2005/01/18 02:33 言はれてみれば慥かに。たゞ「拍手を打つ前」と云ふ風に書かれてゐるからには、何かそのことに謂れがあるかもしれないので、自分の中でちよつと保留にしておきます。
因に、この本を讀んだからといつて、長年續けてきたお祈りの所作(拍手を打つた手をそのまま合はせて祈る)を直ぐさま變へられると云ふものではなかつたので、これで心置きなく、安心してお祈り出來さうです。

2005年01月16日(日) 編集

喜劇王エノケンと浅草の笑い

下町風俗資料館へ「喜劇王エノケンと浅草の笑い」展を觀に行く。今年は榎本健一の生誕百年だつたのだ。

先づ一階の常設展示を見學する。商家の表店や長屋が昔の儘再現されてゐる。長屋にあがり中を窺ふ。何故か凄く血が騷ぐ。裸電球に照らされた狹い四畳半の空間は、私の中の何かを猛烈に刺激してゐる。

二階でエノケンの展示をみる。舞臺劇『最後の傳令』がビデオで上映されてゐたので、見入つて了つた。

童謠詩人金子みすゞ

銀座の松屋へ「金子みすゞ展」を觀に行く。初めて彼女の詩に觸れた。素晴しい。

全集も欲しくなつたが、案の定と云ふか、漢字も假名遣ひも變へられてゐたので興醒めして了ふ。

何より會場でみた詩は、金子みすゞが手帳に記したものをそのまゝパネルに擴大して展示してゐた。それらの自筆の字を見て了ふと、活字で組まれた詩を讀むことが何か物足りないやうに感じて了ふのだつた。

けふの買ひ物

ぴっぴら帳(ノート) (1) (ACTION COMICS)

ぴっぴら帳(ノート) (1) (ACTION COMICS)

増刷したことは聞いてゐたのだが何處にも見當たらず、オンラインでも手に入れられなかつたので訝しく思つてゐたのだが、やつと書泉ブックマートで見つけた。奧附の日附をみると、1月9日發行とある。そりやあ買へない訣だ。

2005年01月15日(土) 編集

記念

紀念

神社の一角にあつた戰勝紀念碑より。日露戰爭の時のもの。

映畫鑑賞

惠比壽の映畫館にて『モーターサイクル・ダイアリーズ』を觀る。

ロード・ムービーは好きだ。眩めく風景や樣々な人物が映し出されてゐる。そして多彩な音樂とダンス。特に南米の音樂は私を捉へて離さない。

惠比壽にて

すぐ側のレストランで夕飯をとる。場所柄サッポロビールばかり置かれてゐたので、ピッチャーを頼んでがぶ呑みする。

2005年01月14日(金) 編集

諸々

一進一退。

けふの音樂

古賀政男が歌ふ古賀作品集。Composer Singing としても、また日本の伝統的な歌唱法とは何かと云ふことが、實に詳らかに判る*1と云ふ點でも、とても重要な作品。

のだめの新刊を買ひ忘れたよ。

仮名遣ひについて

過去を輕んずることは、未來も輕んずることになる*2

あといずれは、いづれです。

*1:詳しくは藍川由美の「「演歌」のススメ (文春新書)」參照。

*2:誰の言葉だつたつけ。

2005年01月13日(木) 編集

周りでも風邪が流行つてゐる模樣。

2005年01月11日(火) 編集

休み

一日ぢつとしてゐた。

じつとしてゐた訣ではない。

日曜

某定例會に出席。

2005年01月09日(日) 編集

御長寿美術展

板橋区立美術館へ『御長寿美術展』を觀に行く。

中村芳中と英一蝶の畫がよかつた。谷川俊太郎と小野庄一の對談は都合が合はず聞けなかつたが歸りに入り口の處で、記念撮影をしてゐるところに居合はせた。初めて憧れの詩人を眼の邊にした。

けふの買ひ物

音の静寂 静寂の音

音の静寂 静寂の音

「キムラ式」音の作り方

「キムラ式」音の作り方

宗教の教科書 12週

宗教の教科書 12週

假名遣ひ

2005年01月08日(土) 編集

落書き

用ゐる・用ひる

古語辭典によると、モチ(持)ヰ(率)の義。

また『国文法ちかみち』によると、古典語の文法は、十一世紀頃の用例にもとづいて組みたてられてゐるのであつて、その時代の確かな用例からいふと、ワ行上一段が正しい*1とされてゐる。そのほかにも、本居宣長がハ行上二段活用と認めてゐたので、廣くハ行の活用が行はれてしまつたとも記してあつた。

キーワードと日本語

他人の脳内經由。

検索キーを設定しながら考えた。日本語とキーワードとはあまり相性が良くない。造語能力や変幻無下の言い換え。愛すべき日本語は検索にとっては迷宮かも知れぬ。

検索という世界からみた日本語の風景を紹介するのも読者諸氏のお役に立つかも知れない。

*1:大槻文彦博士の『大言海』の中で精しく證明してゐるとある。

2005年01月07日(金) 編集

出平かれい

職場にて

色々お土産を貰ふ。瀬戸内のでべら*1は絶品だつた。鰭酒を試してみたい。

けふの買ひ物

ECDsession impossible』、『FINALJUNKY』を購入。

素晴しい。

*1:出平かれい。タマガンゾウビラメのこと。

2005年01月06日(木) 編集

仕事初め

寒い。冷えるのも堪へるが、皮膚が乾燥するのにはもつと難儀してゐる。

得正

湯島の得正にて、カレーうどんと菠薐草のセット(九百圓)とライス(百圓)を食す。

尋常でない麺の腰だ。汁はまろやか。旨味が甘味の樣に感じられたほどだ。實に食いでがありとても美味しい。體も暖まる。

普通のペースで食べてゐると、すぐ麺がなくつてスープが殘つて了ふときいてゐたので、ライスも一緒に頼んだ。殘つた汁を御飯に掛けるのだ。尤も麺自體がすごく量があつたので、全部食べ終へたら一杯々々になつて了つた。

神田明神

歸りに神田明神に立ち寄つたら、三が日でもないのにやけに込み合つてゐる。仕事歸りの人々が引切無しに訪れてゐた。

日本語研究の「総まとめ」出版

大野晋先生の新刊。去年出版されてゐた。

弥生文明と南インド

弥生文明と南インド

2005年01月05日(水) 編集

日本橋のドラゴン

大本山相國寺と金閣・銀閣の名宝展

日本橋の高島屋へ「大本山相國寺と金閣・銀閣の名宝展」を觀る。

丁度千利休の話を讀んでゐたところへ、利休所縁の品々(竹茶杓に竹掛花入、そして瀬戸黒茶碗)も幾つか展示されてゐて興を催す。

yukodokidokiyukodokidoki 2005/01/06 10:49 おめでとうございます。清原なつのの「千利休」気になっています。彼女の飛鳥昔語りとかが好きだったので。ところで湯沸しケトルの使い心地はいかがですか?

funaki_naotofunaki_naoto 2005/01/07 00:54 清原なつのさんの新刊つて、Yahoo!ブックスでのインタビューを讀むと十年振りだつたのですね。
http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20041208kiyohara/01.html

湯沸しケトルは非常に重寶してゐます。お湯が沸くまでの時間の早さに、家族で感嘆してゐます。ブレーカーも何度か落としましたが。

yukodokidokiyukodokidoki 2005/01/07 08:51 あわわ!我が家も2度ほどやらかしました<ブレーカー。最近は使う時余分なスイッチを必ず切る習慣がついてのでむしろ節電になっているのかもしれません。

2005年01月04日(火) 編集

茶香爐

吉野・熊野・高野の名宝

世田谷美術館へ特別展「祈りの道〜吉野・熊野・高野の名宝」を觀に行く。

金峯山寺の藏王權現立像を間近で見て、たゞ吃驚する。あれは凄い。

けふの買ひ物

會場で物珍しさからあれこれ散財。『お守り般若心経』と『寺院と仏像のすべて 鑑賞の手引』と云ふ小冊子を手にする。そしてさらに寫經用紙と寫佛セットなるものを買つた。

茶香爐も一緒に購入。

九州ラーメン柳家

用賀にて柳家味付玉子ラーメン(七百圓)を食す。豚骨スープに極細麺、具はチャーシューと海苔、木耳に博多葱がのつてゐた。

とても美味しい。メニューにある「ばさらラーメン」が氣になる。

NHK-FMの

「坂本龍一 NewYear Special」を聽く。これも濃い内容だつた。

2005年01月03日(月) 編集

こころの時代

松原泰道氏の「年々歳々人同じからず」を聞く。

鳥居のに頭をしたゝか打ちつけた。

けふの買ひ物

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)

神さまがくれた漢字たち (よりみちパン!セ)

子供向けの内容かと思ひきや、結構中身が濃い。

千利休

千利休

讀みでがある。ゆつくり讀まう。

それからインパクト出版会の『音の力』を購入出來た。

2005年01月02日(日) 編集

雜煮

初詣

近所の稻荷神社へ初詣に行く。こゝではすぐ參拜出來たが、少し大きい所では、鳥居の邊りから賽錢箱の前まで、ずらりと行列が續いてゐた。

焚き上げの周りで暖をとる。

はてな雑煮出し

id:yukatti:20050102#1104653144 經由。

越後出身*1の親がよく作つてくれた雜煮は、澄まし汁(出汁は昆布等)に、大根、人蔘、白菜、蒲鉾、鷄肉、豆腐、絲蒟蒻、油揚と樣々な具を目一杯入れてゐる。そして角切りの餅を入れたりすることも。文字通りの雜煮。

これを食べないで過ごす正月は考へられない。

曜日の感覺がなくなる。

*1:今はずつと東京暮らし。

2005年01月01日(土) 編集

花

謹賀新年

明けまして御目出度う御座在す。今年もよしなに。

門松はめいどのたびの一里づか 馬かごもなくとまり屋もなし

一休宗純禪師道歌

外は大雪。玄關の前をヨイトマケの唄を歌ひ隨ら雪掻きする。

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