2004年09月28日(火) 編集
チャッピーフィルハーモニーオーケストラ@東京芸術劇場
日曜に東京芸術劇場にて「チャッピーフィルハーモニーオーケストラ」第三囘演奏會を鑑賞する。直のオーケストラの迫力を充分に堪能する。大音量のダイナミクスもいゝが、何より、ピアニッシモの時の響きが堪らない。舞臺からは可成りの距離がある筈なのに、一つ一つの樂器から奏でられる樂音がこちらに飛び込んで來る。
けふのプログラムはヴェルディの「アイーダ」、ボロディンの「韃靼人の踊り」バースタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」だつた。よく知られたお馴染みの曲だ。リズミカルな曲ばかりなので、勢ひパーカッションに目がゆく。
ユーリ−・ノルシュテイン原畫展
足を伸ばして、ジュンク堂へ向ひ「ユーリ−・ノルシュテイン原画展」を觀る。尤も、展覽會と云ふやうな改まつたものではなく、店内の壁に繪を竝べ掛けてゐるやうな地味な展示である。
目を向ける人も少ないので、これ幸ひと思ふ存分見て廻る。何と素晴しいのだらう。繪の向かうにあるのは露西亞の心象と云ふものなのだらうか。何故か凄く惹かれるものを感じる。
2004年09月26日(日) 編集

写真日記花
蓮の花。
2004年09月24日(金) 編集
2004年09月23日(木) 編集
レコオドコンサート
オルトフォン・千代田テクノル共催のチャリティ・ コンサートへ行く。ゲストは、昨年の十月にも招かれたジャズ喫茶「ベイシー」のオーナー菅原正二さんだつた。けふは、お話よりもJAZZのレコオドをかけて*1音樂を聞く事に重點をおいてゐた。
ビールを美味しく飲めるようになりたいのですが、どうすればいいですか。(人力検索サイトはてな)
KLaxon - O.P. on HATENA經由。
私も麥酒は駄目だつた。或る時『ビール職人、美味いビールを語る』を讀んで大いに得る處があり、それからひたすら飮んで勉強した。
2004年09月22日(水) 編集

よみがえる四川文明
東京都美術館へ「よみがえる四川文明」を觀に行つた。相變らず前知識は何も持ち合はせてゐないので默々と見て廻る。
女子十二楽坊の面々が、要所々々で展示のテーマに沿つてVTRで解説を入れてゐた。これは有り難い。
賣店では琵琶や二胡などの樂器まで賣られてゐた。目の前で鳴らさた揚琴の音が耳から離れない。あの響きには抗へないものがある。
キリンクラシックラガー
キリンクラシックラガー*1を飮む。
クラシックの所以がよく判らなかつたが、商品紹介によると昭和40年頃のラガーを再現した*
ものだと云ふ。
實際、當時のキリンラガーの味がどんなものだつたのか、私には知る由もないのだけれど、今迄呑んだ麒麟の麥酒の中では、これが一番好みかもしれない。味を變へる必要はなかつたのでは、と思ふ。
2004年09月20日(月) 編集

觀戰
中山競馬場にてセントライト記念を觀戰する。勿論目當はコスモバルクの走りを見屆ける爲である。單勝1.3倍は少し危險だと思ひ、馬券は他の馬から買ふ。スタンドは何時にも増して込合つてゐるやうだ。
コスモバルクが向う正面で先頭に躍り出た時、他の觀客と同樣聲をあげて了ふ。早過ぎる。これでは必ず直線の坂で失速する、と誰もが思つた。
ところが、そんな思ひをよそに、直線なかなか捕まらず、其の儘押し切つて勝つて了つた。しかもレコオドで。魂消た。邊りから拍手が起る。何と云ふ光景だらう。
しかし菊は…。目一杯力を使ひ過ぎたのではないか、本番の長丁場でけふのやうな折り合ひを缺く樣な走りだつたら…。一抹の不安は殘る。
2004年09月19日(日) 編集
2004年09月18日(土) 編集

佐野洋子 絵本の世界展
世田谷文学館にて「佐野洋子 絵本の世界展」を觀る。矢張り原圖で觀ると色遣ひがより細かく判る。基本的なデッサンは同じでも、描き方やタッチが作品毎に結構異なるものだなあと思つた。
でも忙しく審美眼を働かせ隨ら畫を見て廻ることに、こゝでは違和感みたいなものを抱いた。さういへばこの間の「世界の絵本作家展」でも同じ樣なことを感じた。思へば、いつも繪本を讀む時に、さういふ目附きで繪本を眺めたりすることは無いからだ。
二階の常設展示もなかなか面白い。世田谷區に住んで居た作家の著作やら原稿用紙が置かれてゐる。本當に人夫々、色んな字を書いてゐる*1。
砧村(現成城)には東宝の撮影所があつたと云ふので、一角には撮影に使用されたカメラやら、何故かゴジラの着包み*2まで置かれて居た。
2004年09月13日(月) 編集
三連單
後樂園にて競馬觀戰。今週から三連單が全國發賣されるとあつて、心無しか何時もより込んでゐる。京成杯オータムハンデとセントウルSの單勝が適中。ありがたうマイネルモルゲン、ゴールデンキャスト。勝因はやはり三連單を購入しなかつたことに盡きるだらう。
JRA50周年記念展
日本橋三越にて、JRA50周年記念展を觀に行く。「馬」をテーマにした繪やら裝飾品が一堂に集められてゐる。マネやロートレックの繪はよかつた。坂本繁二郎の繪が多く置かれてゐた。初めて知つたけれど、目を惹くものが幾つかあつた。そして屋上でアメリカン・ミニチュア・ホースと記念撮影をする。
歸りに麥酒を買ひ込む。流石に百貨店は品揃へが豐富だ。
2004年09月12日(日) 編集

真鍋博展/世界の絵本作家展
東京ステーションギャラリーにて「真鍋博展」を觀る。そして丸の内から八重洲に廻り、大丸ミュージアムにて「世界の絵本作家展」を觀た。
幾ら近所だからつて、一日に展覽會をはしごするものではない。繪を見つめ、歩き廻り過ぎて草臥れ果てて了つた。
2004年09月11日(土) 編集
2004年09月07日(火) 編集
2004年09月06日(月) 編集

旅行記:たざわこ芸術村
たざわこ芸術村へ行き、レストランで輕食を取る。わらび座が製造してゐる田沢湖ビールを飮み比べした。
ちやんとメニューに飮み比べコースがあり、アルト(ALT)とケルシュ(KÖLSCH)とヴァイツェン(WEIZEN)の三種類を飮む。御叮嚀にもキャプションまで附いてゐた。それぞれ
- アルト
- 赤褐色。ホップの苦味とまろやかな喉越し。
- ケルシュ
- 飮みやすく、ほのかに果實の香りが感じられる。
- ヴァイツェン
- フルーティーな香り。
等と詳しく解説されてゐたから、違ひを見極めることが容易だつた。私の好みはやはりヴァイツェン。他で呑んだヴァイツェンよりも、これは香りがより強く感じられた。とても滿足する。
マスケリン・ロリポップス
表参道ギャラリーエスにてこんどうあや個展「マスケリン・ロリポップス」を觀る。屏風に目を奪はれる。これはギャラリーではなく、どんな空間に置かれるべきだらうかと、私は思ひを馳せてゐた。
作者のこんどう氏からお茶を御馳走になる。初對面だと云ふのに何故かあれこれ話し込む。
2004年09月04日(土) 編集

旅行記:田沢湖
田沢湖へ行く。廣い。そして湖面の蒼さに驚嘆する。こんな色はなかなか見られない。ボートに乘りたかつたが、風の強い日で波が高い。湖の周りを一周した。
湖のすぐ隣にある御座石神社へ參詣する。秋田でも缺かさず神社へ立ち寄る私。側の賣店できりたんぽを食べ、漬け物を買ふ。
エミール
2004/09/06 11:10
蛇足であるが、きりたんぽでもこの場合は「みそたんぽ」であろうか。そもそも「きりたんぽ」は大別して2種類ある。鍋と焼たんぽ(みそたんぽ)がそれだが、まあ観光地の売店で鍋というのはなかなかないであろうから、この場合は「みそたんぽ」であろうと推測される。本当は実際に当地に行ったときに「みそたんぽ」ののぼりがやたら翻っていたのだが。
funaki_naoto
2004/09/07 00:36
「みそたんぽ」の方です。
2004年09月03日(金) 編集

旅行記:角館町
角館へ立ち寄る。寫眞の字體は隸書なのだらうか。
武家屋敷通りへ出て角館歴史村青柳家を見學する。晝なほ薄暗い古い舊家の建物の中を興味深く見て廻る。
邸内の一角には解體新書の挿繪を描いた小田野直武の像や、彼が描いた解剖圖があつた*1。
郷土館には、骨董が賣られてゐて、無造作に古伊万里やら唐津燒の皿が置かれて居て、非常に危險だつた。兎に角、古い物は矢鱈あつた。
因みに、角館には譽れ高き秋田美人が多いと人から吹き込まれてゐたのだが、邊りで目に附くのは觀光客ばかりで、それらしき姿を見出すことは出來なかつたのが殘念だつた。
職場にて
G4のMOドライブが故障したみたいなので、隣のG3のMOドライブと交換して、動作確認をしてみたところ矢張り駄目になつてゐた。開けたり閉めたり、分解したりと忙しい。後で外附けのMOドライブを買ひ出しに行つたりした。
こころの時代
醫師の田畑正久氏のお話「生老病死」を聞く。醫療の現場と佛教に就てあれこれ話をしてゐた。しかし醫者を生業とすることと、佛法を學ぶことが果たして兩立し得るものなのだらうかと、外野の私は忖度する。醫學と佛教を一人の人間が裡に抱えると云ふ事は、實に剛毅な精神の力がゐるのではないだらうか。
患者を前にした時の、齒切れの惡い、口籠るやうな、物のはさまつたやうな氏の口振りを聞き、思はず胸中を慮る。
*1:青柳家とは姻戚關係にあると云ふ。
2004年09月02日(木) 編集
2004年09月01日(水) 編集

ジャケ買い百選
また百選ものに參加してみた。
ジャケ買ひと云ふと、私は直ぐさま植草甚一を聯想して了ふ。未知の本やレコオドの買ひ方に就て色々と教へられたが、未だ大抵の場合は、豫備知識を仕入れてあるもの、或いはお氣に入りのアーティストのものを主に手に取つて了ふと云ふ爲體だ。
しかしごくたまにだが、ジャケットに目を奪はれて、それを購入の動機にして了ふことがある。かういふ賭けに似たやうな行爲は嫌ひではないが、如何せん私の審美眼は可成りあてにならない*1。音を聽くまで、實に祈るやうな心持ちになる。
その中で會心の一枚を選ぶとしたら、ファンタスティック・プラスティック・マシーンのデビュー・アルバム『ザ・ファンタスティック・プラスティック・マシーン』を擧げてみたい。ジャケットの女性の不思議な構圖が目を引く。勿論ジャケだけでなく内容もいゝ。
*1:馬券竝だと言つてもよい。
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