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2004年01月31日(土) 編集

銀鼠ぼかし

讀書つれづれ

埴谷雄高『死霊 I*1、II*2、III*3』(講談社文芸文庫)讀了。十年位前に七章まで通讀してゐたが、挫折してほつたらかしにしてゐた。最近文庫になつたのでまた再讀し始めた。ハードカバーだとなかなか手にとれない。

十年前よりは、少し理解出來るやうになつた。それでも読み隨ら頭の中が攪拌されるやうな心持になる。こゝまで人は考へられるものなのかと大いに驚嘆してゐる。

筆者は獨房の壁の向うに無限大をみたと云ふ。私はこの本から無限大を垣間見た。

それから、たしかに形而上を扱つてゐる小説ではあるのだが、思ひのほか文章が面白い。スラップスティックであり、コミカルと言つていゝくらゐではないだらうか。熱に浮かされたやうな、一種狂躁的な語り口など、かなりそこかしこに影響を與へてゐる。

2004年01月30日(金) 編集

桜色ぼかし

相變はらずウイルスメイルが多い。

けふのリファラ

探しものは何ですか〜♪

2004年01月29日(木) 編集

藤紫ぼかし

職場にて

京都へ行つてきた方から、お土産に「西利」の漬物(大根の醤油漬)を貰ふ。とても美味しさうだ。


年に一度、こゝに立ち寄る行商のお婆さんから、海苔やら雜魚を買ふ。

2004年01月28日(水) 編集

ベージュぼかし

風邪をひくと起床にものすごく勞力を使ふ。普段よりも倍位時間が掛かつて了ふ。

ウイルス

早くも、新型のウイルスメイルが送りつけられてきた。職場だけでなく、自宅のアドレスにもきたのは少し意外だつた。

また、私のアドレスを騙つてメイルを送りつけてゐるのもある。

奇蹟

サンタクロースの實在も信じない。靴下の中にプレゼントが入つてゐても奇蹟だとは信じない。だが、そんな事より何より、今履いてゐる靴下の中に自分の足が入つてゐる事の方が奇蹟的な事ではないかと、俺が言つても説得力が無いと言ふのならばG.K.チェスタトンが言つてゐる。

「自分がこの世にゐる」と云ふ事がそもそも不思議な事でないかとチェスタトンは言つてゐる。自分をこの世に存在せしめたGodの話をチェスタトンはしてゐて、俺はクリスチャンでないからGodなるものを信じないが、自分を存在せしめた偶然なり何なりは人智の外のものであると認める。

そして、人間が言葉なり何なりで思想を互ひに傳達し、互ひに解る事が出來るのも、やはり人智の外の事であると認める(略)。

『闇黒日記』平成十六年一月二十八日

私も自分がこの世にゐることが不思議だと感じてゐます*1

*1:そして「言葉がある」と云ふことも。言葉を交し合ふことによつて「解り合ふ」と云ふことも。

2004年01月27日(火) 編集

澁紫ぼかし

夢を見てゐた。突然間近で電球が破裂したやうな衝撃を感じて目を醒した。ひんやりとした空氣が漂ひ、枕元に人の氣配を感じた。もし目を開けば、私の顏をまじまじと覗き込んでゐる見知らぬ相手の姿を認めたことだらう。

手を伸ばしてこちらをうかゞふやうな氛圍氣を見せる。しかし其の儘放つておいた。雙方共に相對した儘、しんとした空氣だけが流れてゐる。

その内相手の氣配がふつとかき消える。どこか中に這入り込んだのか、はたまたたゞ通り過ぎて行つたのか。

2004年01月26日(月) 編集

床屋へ行く。さつぱりしたけど幾分寒くなる。


近所の梅が早くも咲き出した。

人名漢字500字以上追加へ

nikkansports.coより。

岡部復活V!399日ぶり騎乗

nikkansports.com。

坊主頭になつてゐたのには吃驚した。袈裟を纏つたらさぞ似合ふことだらう。

2004年01月25日(日) 編集

日録

風邪をひく。嚔、鼻水が止まらない。

巡禮

最近オープンしたアップルの銀座店に行く。噂のボタンの無いエレベーターにも乘つてみた。たしかに大きなガラスの箱だ。各階に到着する度に、必ず開閉するのでボタンが必要ない。

さういへば、アップルは廿周年のイベントを何か行ふのだらうか。

2004年01月23日(金) 編集

角煮そば本舗英二

角煮そば(七百圓)とライス小(百圓)を食する。嚴しい寒さに打ち克つには、こてこてのラーメンが必要なのだ。全身が熱くなり、すぐさま汗ばんでくる。たしかに寒さは氣にならなくなつたが、食べ過ぎで、一晩胃弱と胸燒けに苦しむ。

2004年01月22日(木) 編集

今年最初のオルトフォン・千代田テクノル共催のチャリティ・ コンサートへ行く。 今日のプログラムは、スーパー・アナログ・ディスクによるクラシックの鑑賞會。前半に緩徐樂章(adagio)の特集を、後半はフランクの交響曲(ウィーンフィルフルトヴェングラーの指揮)を通しで聽いた。

流石に、緩徐樂章を立て續けに六曲も聽かされると、私のやうなクラシック門外漢にはしんどい。何度意識を持つて行かれたことか。しかしこれ程、まどろみ隨ら聽くのに心地良い音樂は他にない。

こんな調子では後半が思ひやられる。ところが演奏が始まつた途端、空氣が一變した。知らない作曲家の知らない曲。ましてや四、五分で終はるどころかたつぷり一時間はあるやうな曲だ。なのに目が離せない。スピーカーから石礫かバーナーから迸る熱風のやうな音が飛び出してきて、眠るどころではない。

何だこれは!

それは、單に音量が大きいとか、矢鱈勢ひをつけてゐるだけの演奏と云ふものではない。ピアニッシモですら、張り詰めてゐる氣を痛い程感じた。

2004年01月21日(水) 編集

防寒

まだまだ寒い日が續く。湯たんぽやあんかだけでなく、今度は敷き蒲團の下に段ボールを敷いてみる。

2004年01月20日(火) 編集

竹竹林

竹竹林

掲示板 - 曉に死すを見てゐたら、こんな寫眞があつたことを思ひ出した。

中華料理屋さんの店名。

ビルの一室。カウンセリングを受けてゐる。初老のカウンセラーを相手にあれこれ話す。何人かが入れ代はり立ち代はり、出入りしてゐる。

戦後の国語改革

2004年01月19日(月) 編集

兎折紙(正面)

けふもまた飮みに行く。

歸つたらNHKアーカイブスを見逃してゐた事に氣附く。

そして案の定翌朝は起きられない。

札幌味噌や

神保町の「札幌味噌や」にて味噌ラーメン(七百圓)、トッピングにコーン(百圓)とライス(百圓)を食する。

豚骨と味噌がベースのスープに、炒めた野菜がてんこ盛り。かなりのボリュームだ。スープもくどくないのでもたれない。とても食出があつたので滿足する。

2004年01月18日(日) 編集

兎の折り紙

写真日記(写真日記兎)

圖書館に立ち寄つたら、兎の折り紙が配られてゐた。小さな籠の中に幾つも置かれてゐる。見ると瞬く間になくなつてゐたが、次々と今作られたばかりの折り紙が補充されてゆく。

黒猫が目の前を横切る。けふだけで三度も見掛けて了つた。

某會合に出席する。

小雪の舞ふやうな寒い日だつた。流石にビールを飮む氣にもなれないので、珍しく芋燒酎のお湯割りを註文する。安い燒酎しか知らなかつたから今まで少し敬遠してゐたのだが、これは思ひのほか飮みやすい。癖もなく仄かな芋の甘さが喉に染み渡る。今まで燒酎に抱いてゐた偏見が覆されたやうな、蒙が啓かれたような良い心地だ。

2004年01月17日(土) 編集

けふの音樂

世界宗教音楽ライブラリーの『中国儒教寺院の儀礼』と云ふのを聽いてゐた。このCDは台南で行われた孔子の霊を迎える儀式が収録されてゐるのだが、門外漢の私には矢張りちんぷんかんぷんであつた。かういふ音樂はその場に居て聽かなければ意味を成さない。

歸りの電車の中で、突然女性が倒れた。見事なまでに仰向けにひつくり返る。貧血かアルコールが囘つたのか、虚ろに目を開き、血の氣のない青い顏をしてゐた。周りの乘客に助け起こされてよろよろとドアから出てゆくが、またそこで倒れた。驛員は救急車の手配をしてゐる。

2004年01月16日(金) 編集

グラフィティ

寒い。風の強い日は特に堪へるので、ダッフルコオトを引張り出してきて寒を凌ぐ。

所用で、あちこちに電話をかける。

2004年01月15日(木) 編集

グラフティ

グラフィティ(2)

この間通りかゝつたら、もう消されてゐた。

もつと見る

仕事をしてゐた。あちこち電話をかけたり、打ち合はせをしたりする。なかなか嚴しい進行になりさうだ。


目が覺めたら何だかものすごく疲れて了つた。ちつとも眠つたと云ふ氣がしない。

2004年01月14日(水) 編集

DWES

寒い。暖房のある部屋に居たが、足許はなかなか暖まらない。

でもこれ位寒くなければ、冬らしく思へないやうな氣がしてゐる。

2004年01月13日(火) 編集

楽局

楽局

艸が缺けてゐる。

表に出たら、着物を着た女性達の姿を多く目にした。しかし、太い首卷き(ショールとも云ふ)をし、派手な柄の晴着を纏つてゐるのを見ると、何かけばけばしく感じた。

さらに電車の中で、袴姿の若人を見掛けて吃驚した。これはなかなか似合つてゐるけど書生さんみたいだ。

2004年01月12日(月) 編集

ラジオ深夜便

ラジオ深夜便のアンコール放送「新撰組の美学2004」を聞いてゐた。立川談志が新撰組から落語のことまで、あれこれ熱く語つてゐる。

さういへば新撰組には新選組と云ふ表記もある。これは當用漢字に關聯があるのかと思つたら、はてなのキーワード内(表記について)で説明されてゐた。成程。

2004年01月11日(日) 編集

中山大障害

中山競馬場へ行き中山大障害を觀戰する。年初めなのか、隨分と人で賑はつてゐた。

馬が障碍を飛越した時はやはり見應へがある。自然と歡聲が沸き起こる。この氛圍氣は他のレースではなかなか味へない。たゞ、今囘は二頭落馬し、また一頭は競走中止になつた。かういふ辛い事も目の當たりにしなくてはいけない。

打ち始め

取り敢へず大障碍は外した。メインのアレキサンドライト・ステークスでは、バクシンヒーローの複勝(單勝だと百五十倍くらゐか)を買つてみた。直線あはやと思はせる走りに、聲をあげたが、ゴール前で差されて四着。

今年も前途多難だ。當たり馬券への道は險しい。

☆50

JRAが今年創立五十周年だといふ。そこでマスコットキャラクターがターフィーから新たにTURFY☆50と云ふキャラクターとなつてお目見えしてゐた。

サンリオですか!?

スリーエイト

中山競馬場の中華レストラン「スリーエイト」にて、塩ラーメン(六百五十圓)を食する。お勸めメニューと記されてゐたので從つてみた。たしかに美味しい。塩辛くないあつさりしたラーメンだつた。かういふのは毎日でも食べられさうだ。

讀了

澤木興道『禪談』(ISBN:4804610308)讀了。

2004年01月10日(土) 編集

無題

職場の新年會にて、中華料理を食する。鍋が出てきた。これは美味しい。コンソメに漢方藥をまぜたやうな、なんとも形容し難い味のスープだつたが體には良ささうだ。

しかし食べ過ぎ飮み過ぎになつて了ひ苦しい。

家で映畫を見てゐた。筋がないやうであるやうな不思議な話だつた。

外は雨。表に出ると溢れた雨水が川になつてすぐ側を流れてゐた。向かうには海が見える。

2004年01月09日(金) 編集

相變らず、あんかに入れてゐる豆炭の火が、すぐに消えて了ふ。

2004年01月08日(木) 編集

仕事始めからタクシー歸り。眞夜中に、見知らぬ運轉手と四方山話をするのもまた樂し。

2004年01月04日(日) 編集

ff

ff

フォルティシモ。喫茶店の看板から。

肥後のれん

肥後のれん(新宿本店)へ行く。ひごらーめん(六百五十圓)と高菜ごはん(二百圓)と味玉(百圓)を食する。

とても美味しい。好みの豚骨ラーメンだ。博多ラーメンとよく似てゐるが、違ふといへば微妙に違ふやうな。麺が極細麺ではなく普通の細麺だつたことと、のつてゐる具が異なるくらゐしか判らなかつた。

最近夢見が惡い。

2004年01月03日(土) 編集

昨夜から、Macの調子がをかしくなつた*1。サーバには接續出來るのだが、ブラウザからの閲覽が出來無くなつて了ひ、あれこれ試行錯誤する。どうやらプロトコルやプロキシの設定が何故だか變はつてゐた所爲だつた。わけがわからない。

讀了

さいとう・たかを、戸川猪左武(原作)『歴史劇画 大宰相』(講談社+α文庫)*2全十卷讀了。流石に讀み應へがあつた。政局の面白さもさることながら、人物の魅力がうまく描かれてゐる。

2004年01月02日(金) 編集

處理

初詣

スキャナ(CanoScan LiDE 20)を購入する。

歸りしな近所の清水稻荷神社へ初詣に出掛ける。焚き上げのがまだ燻つてゐた。

處理

神社の注意書きにて。處を略したものか。因に看板のかなづかひは正假名で綴られてゐた。

2004年01月01日(木) 和尚が二人 編集

されかうべ

明けましておめでたうございます。今年も御愛顧の程を。

一休宗純禪師の逸話。

ある年の元旦である。一休さんは墓場から髑髏を拾ってきて、それを竹竿の先に結びつけ、京の街をてくてく歩く。

「皆の衆、ご覧じろ。この髑髏の、ここんところに二つの穴がある。昔はここに目玉があった。したが、目玉は飛び出てしもうた。目が出た、目が出た、目出たいのう……」

埃を吸込んだのか喉の具合が惡い。晝過ぎに起き出して、また片附け。粗大ゴミがけふ處分出來たので、隨分助かつた。買ひ出しに行き、書店で『考える人』(新潮社)を購入。年賀を書いたりして過ごす。

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