2003年05月27日（火） 編集
最近讀んだ本
- 柳家小三治『ま・く・ら』（ISBN:4062637774）
- 柳家小三治『もうひとつ ま・く・ら』（ISBN:4062647915）
- 吉川潮『江戸っ子だってねえ 浪曲師廣澤虎造一代』（ISBN:4101376239）
時間を忘れる。
Akimbo
2003/05/30 23:45
「見返り猫」いいですね。どんなデジカメをお使いですか? タイトルの「はてな」の「て」、「天」の方がよいような気がします。「波天奈」ね。
funaki_naoto
2003/05/31 01:35
カメラは，CanonのIXY300を使用してゐます。いつかザウアークラウトへ投稿できるやうな寫眞を撮るべく日々精進してゐます。
funaki_naoto
2003/05/31 02:00
タイトルの畫像は，帝が萬葉假名で「波天奈」と記したことにならつて（？），今昔文字鏡の變體假名フォントを使用してはてなを記してみました。おそらくこれは天をくづした字體だと思ひますのでお目溢しを。
funaki_naoto
2003/05/31 03:48
尤も萬葉假名と變體假名の書體は別物ではあると思ひます。實際，帝はどんな書體ではてなと記したのか氣になります。
Akimbo
2003/05/31 12:53
なるほど。今昔文字鏡の字体でしたか。またご自身でお書きなのかと思いました。萬葉假名の表記は一音一種ではないのでしょうから、難しいですね。一番みやびな表記を選べばいいのでしょうか。「万葉−平仮名相互変換用辞書『ますらを』『たをやめ』( http://www.sal.tohoku.ac.jp/~kirihara/masurawo.html )」を使用すると、「はてな」は「波弖那」に、「ハテナ」は「八天奈」に変換されます。やはり「波天奈」あたりでよいようです。
2003年05月26日（月） 編集
觀戰
府中の競馬場にてオークスを觀戰する。發走直前， ゴスペラーズの面々がウイナーズサークルに突如現はれ一曲アカペラを披露する。間近で著名なミュージシャンを見られるとは*1。良いものを聞いた。それにしてもこのやうな場所でアカペラを歌ふのは，PAがしつかりしてないと，かなり難しいだらうと思ふ。
ちなみにまたしても馬券をはづす。一番人氣を蹴つたとこまではよかつたのだが…。
阿多利
東京競馬場新スタンドの二階にて，きねうちめん（五百四十圓）を食する。一年ぶりだ。もちもちとした太麺と醤油スープの組み合はせに野菜がふんだんに乘せられてゐる。具が盛り澤山だけどあつさりしてゐるので，小腹を滿たすのにはちようどいい。
*1：實際はそこそこ距離があつたが，普段のライブ會場と比べれば至近距離といつてもよいと思ふ。
2003年05月24日（土） 編集
淺草にて（7）
五重塔の側を通ると，ひつそりと石碑が竝んでゐる一角があつた。その中の一つを撮影。かういふのはうまく撮るのが難しい。きれいに撮れてゐたのはこれくらゐだ。讀むのも相當難儀したけど*1。
ひとまづこれにて，淺草文字寫眞はおしまひ。
潘街粥麺専家
神保町の潘街粥麺専家にて，今日は人氣メニューである黒胡麻坦々麺（四百圓）と玉子（百圓）を食べる。今まで坦々麺を口にすることが滅多になかつたので，改めて坦々麺とは何か，といはれると口ごもつて了ふ。取り敢へず今日食べたのは，特徴的な細麺に黒胡麻を炒めたものがのせられてゐた。かきまぜるとスープは眞つ黒になる。辛目の味附けでかなり濃く感じた。
*1：紀功碑なんて言葉は初めて知つた。
2003年05月23日（金） 編集
*1：呉服屋さん。
Petronius
「多満留」と書いて「たまる」かな。間違つてゐたら、御教示下さい。
nnh
以前に擧げたサイト(http://www.toride.com/~yuga/moji/kana.html)には、確かに「た」「ま」「る」の項に看板に書かれてゐる文字が載つてゐます。
funaki_naoto
Petroniusさん，富山（nnh）さん，ご教示ありがたうございます。疑問も解消しこれでぐつすり眠れさうです。
2003年05月22日（木） 編集
増田一郎＠千代田テクノル
オルトフォン・千代田テクノル共催のチャリティ・ コンサートへ行く。 今日のプログラムは，増田一郎率ゐるジャズビックバンドの演奏。 何せ奏者だけでも二十人はくだらない。勿論，ピアノもドラムも鎭座してゐるので， 百人も入れば一杯になる會場はかなり窮屈だつた。 立ち見もまゝならず，離れの一角にあるモニターを眺めて觀賞した。
レパートリーはスタンダードやミュージカルナンバーが多い。 ボーカルが時折入ることによつて，曲のメロディーを存分に味はふ。 良い具合に演奏時間が短かくなるので，めりはりがついて厭きることがない。
間近で聽くブラスセクションのハーモニーは本當に魅力的だ。
2003年05月20日（火） 編集
■
「寄せ集め（暫定）」のカススタon はてなに捕捉されてゐる。 尤も殆どデザインには手を入れず，素のまゝのスタイルだから，あまり威張れない。 しかも anchor は指定してゐないのでデフォルトの儘といふ體たらく。
それにしても，いつも閲覽してゐるサイトが隨分見受けられる。 お馴染みの面々を見つけて何やら嬉しいやうな心持ち。
Petronius
「せんべい」ですか「遍゛」ですね。御叮嚀にも変体仮名に濁点が附いてゐる部分が面白いと思ひます。
Akimbo
「赤の広場に何万人集まってもレーニン主義というがごとし」ってのは、どうでしょう。
funaki_naoto
フォローありがたうございます。さうきましたか。それから變體假名ですが，この間のきそばの看板にもそれらしいのがありましたね。
2003年05月19日（月） 編集
讀了
『桂米朝 私の履歴書』（ISBN:4532164176）讀了。上方落語の勉強をかねて，
- 『落語と私』（ISBN:4167413019）
- 『米朝ばなし 上方落語地図』（ISBN:4061833650）
も購入する。
2003年05月18日（日） 編集
Akimbo
朔日会って、「ついたちかい」なのでしょうか、それとも、「さくじつかい」なのでしょうか。「十八日に朔日会」というのも謎ですが…。
funaki_naoto
「さくじつかい」と讀むやうです。いはれてみれば，無理問答みたいですね。をととひ行つても「さくじつかい」。
2003年05月17日（土） 編集
Petronius
「顕はれてゐる」は、「顯」でもいいですよね。浅草の面白い看板の画像が見てみたいな。
funaki_naoto
あれ，これは見落としてゐました。さて淺草では，例によつて色々な字體の看板などをまとめて撮影しました。
2003年05月16日（金） 編集
能
十四日の夕方，神田明神奉納薪能を觀に行く。 能樂を觀るのは生まれて初めてだ。屋外といふのも氣分が盛り上がる。
笙や篳篥， 龍笛のえもいはれぬ響きが廣がる。 神樂殿では打樂器（釣太鼓，鼓，羯鼓）が打鳴らされるなか， 火入れ式が行はれる。
仕舞「嵐山」，能「羽衣」を觀る。鳴り物や地謠を從へ，裃を着た， または面をかぶつた出立ちのおぢいさんが舞ふ。 何せかういふのを見るのも聞くのも初めてなので， 正直，直ぐさま樂しめるといふものではなかつた。 尤もこれはあくまでも明神樣に奉納するものなのだから， 勝手にこちらが樂しまうとするのは料簡が違ふのかもしれない。
日も暮れてあたりが暗くなる。屋外ならではの雰圍氣が良い。 それにしても地謠にしろ能の臺詞といふのは聽いてゐて新鮮だ。 これも日本語なのだなあと。
2003年05月15日（木） 編集
香味屋
環七通り沿いの「香味屋」にて中華そば（七百圓）ライス（百五十圓）味玉（百圓）を食する。チャーシューが賣り物だといふだけあり，成程一味も二味も工夫をこらしてゐるやうに思へた。中太の縮れ麺に，醤油の組み合はせ。スープも出汁がよくきいてゐて美味しい。
Petronius
『駿河屋』だけど、「河」に点が一つ足りないやうです。
funaki_naoto
草書つて難しいですね。
2003年05月12日（月） 編集
2003年05月11日（日） 讀書つれづれ 編集
最近購入した本
岩波の『日本思想大系 荻生徂徠』を購入する。西神田の西秋書店で見つける。 こゝは國文學・國語の專門店だけあつて，棚ごとといはず壁ごと買ひ取りたくなるやうな， すごく充實した品揃へであつた。大野晋先生の岩波書店のものが幾つもあつた。
江守賢治『解説字体辞典』（ISBN:4385150346）を購入する。 最近，巷にある樣々な文字を採集してゐるので， 字體といふものに興味を抱くやうになつた。
最近讀んだ本
- 吉川潮『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』（ISBN:4101376212）
- 柳家花緑，小林照幸『僕が、落語を変える。』（ISBN:4104137030）
- 立川志らく『全身落語家読本』（ISBN:410600593x）
2003年05月10日（土） 編集
「先生！」「おうっ そば屋か〜」
おそば屋さんにて，かういふ看板をよく見掛ける。これが當たり前のやうにあるから，たいして氣に掛けることも少ないが，改めてこの文字のみを目の當たりにしたら，果たして讀解することが出來るのだらうか。私には出來なかつた。調べなければ讀めなかつた。
Petronius
「き楚者」、所謂変体仮名と云ふ奴ですね。
funaki_naoto
最近，變體假名の看板を探して歩き廻つたりしてゐます。
2003年05月07日（水） 編集
Akimbo
ご訪問、どうもありがとうございます。「ずくめ」ですが、「お言葉ですが」の一巻には「つくす」からきている等あったと思いますが、とりかこんで動けなくする、「すくめる」からきているという説が有力であるということで、「あとからひとこと」で訂正されていました。「よいことずくめ」でよいようです。
funaki_naoto
Akimboさんご教示ありがたうございます。 ところで，「お言葉ですが」一卷を讀んで該當のところを探してみましたが，何故か見つかりません（ちなみに私は文庫の第一刷を所有）。すみませんが，出典の箇所を詳しく教へて頂けませんか。
Akimbo
すみません、わたしもうろおぼえで…。おまけに本は全てまだ引越荷物(段ボール)の中で…。たしかタイトルは「『づ』を守る会」でした。で、解説をお書きになっている方(名前失念)が、解説で、「意見を送ったら、紹介していただいた」と書いてあるのが「ずくめ」の件です。その訂正は、実は、高島さんのうっかりにより、五巻か六巻に載っているはずです。…今日会社に行く途中で、八重洲ブックセンターあたりで見てみますね。
Akimbo
そういえば、わたしの新住居は船橋市のマンションです。夕刻、ベランダから遠くに広がって見える煌々とした明かりに驚き、よく見ると中山競馬場でした。あとで舩木さんの日記を拝見すると、その日中山大障碍にいらしていたとのこと。あのライトの下にいらっしゃったのかと、おかしくなりました。
funaki_naoto
いやはや。ちなみに早速「お言葉ですが…」の五卷と六卷を探してみました。さうしたら第四卷が文庫で發賣されてゐたのでそちらを購入して了ひました。
funaki_naoto
該當の箇所は，『お言葉ですが…』五卷「結構ずくめ金ずくめ」に記されてゐました。本屋に置かれてゐた數多の辭書のずくめの項を思はず調べて了ひました。
Akimbo
あ、先に見つけられてしまいましたね。ついでに、「解説」とは、「本が好き、悪口いうのはもっと好き。」の解説のことでした。すみません。
2003年05月05日（月） 編集
府中遠征
新裝したばかりの東京競馬場へ行く。陽氣も良いので， 久し振りに府中までサイクリングする。昔，金のなかつた時分， よく自轉車で通つたので案外道は覚えてゐるものだ。陽射しは強く新緑がまぶしい。
尤もまだ改裝は終了してゐない。取り敢へず，スタンドの一畫は新しくなつてゐるが， その隣はまだ工事中で何もまだ建てられてゐない。 そのためパドックからターフヴィジョンが一望出來るのはなかなか見物であつた。
ターフに出て大欅と長い直線を見ると，こゝは府中なのだと實感する。 それにしても本當に長い。四コーナーからゴールまで，馬が左から右へ駈け拔けて行く。 追い掛けてゐる間が實にながあああい。
天皇賞を觀戰。私の本命ツルマルボーイは四着まで。
歸りにあちこち寄り道しながら歸る。知らない街の， 一度も通つたことのない道をあてもなく走るのは樂しい。 でも流石に草臥れた。
miyavie
尋 深耶美です。緑の季節、競馬場もきっと素晴らしい景色でしょうね。
funaki_naoto
深耶美さんもはてなダイアリーを始められたのですね。競馬を觀戰するのには今の季節が一番うつてつけです。
2003年05月04日（日） 編集
讀書つれづれ
高瀬広居『仏音』（ISBN:402257769x）讀了。有り難や。思はず念佛が口からこぼれる。
私自身の感じ方といふのか，ものの考へ方といふのは， しらずに佛教の影響を隨分受けてゐるやうに思へた*1。 お釋迦樣の掌上で戲れて居たのか。
*1：養老孟司先生の説によると，日本語の抽象思考は，必然的に佛教へと導く性質を帶びてゐるらしい。
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